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とある3人のデート・ア・ライブ

作者:火雪
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第三章 悪夢
  第5話 Triple Date

そして、トリプルデートが始まった。



最初に来たのは……



上条「オシャレしてきてるなぁ」

佐天「おぉー!十香ちゃん可愛い!」

十香だった。

十香は今日はかなりオシャレをしてきている。

そして笑顔で士道の方に手を振ってるのがモニター越しでも嫌と言うほどに分かる。

どうやら2人は水族館に向かったようだ。

一方「……眠ィ」

琴里「何眠なそうな顔してんのよ」

村雨「まだ始まったばかりだ。気を抜いては困る」

一方「ってもよォ…まだあの精霊しか来てねェじゃねェか」

と言って一方通行はまたアクビをする。するとモニターに2人目の刺客が現れた。

佐天「あ、鳶一さんが来ましたよ」

鳶一折紙だ。

よしのん『待ち合わせ時間まで1時間もあるのに早いねぇ』

上条「いや、早すぎだろ」

四糸乃「十香さん……楽しそう、です」

琴里「今はいいカンジに遊んでるわね」

村雨「ん?3人目のデート相手がきたみたいだな」

佐天「待ち合わせ10分前、妥当ですね」

一方「始めて見る顔だなァ…」

佐天「上条さん、まさかあの人が……」

上条「あぁ。時崎狂三……ナイトメアだ」

佐天「……!」

一方「……」

佐天と一方通行は彼女を警戒しながら他のモニターに目を通していた。

ーーー
ーー


村雨「シン、もうすぐ彼女との待ち合わせ時間だ」

しばらくして、時崎狂三との待ち合わせ時間1分前となった。

琴里「次は彼女ね……」

佐天「時崎狂三さんってよくよく見ると可愛いですね」

上条「あぁ。確かにそうだな」

村雨「盛り上がってるところ悪いが、シンと時崎狂三が合流した」

みんながモニターに注目する中、佐天はこんなことを思っていた。

佐天「(本当にこの人って木山先生と雰囲気が似てるよなぁ)」

すると、ここでモニターに選択肢が表示される。

士道と狂三がどこへ行くかという選択肢らしい。

琴里「ここからが本番よね……各自選択!」

佐天「買い物か、映画か、ランジェリーショップ……下着コーナーだったかな……」

上条「俺だったら映画を選ぶな。なんとなくだけど」

一方「……適当で良いだろォが」

琴里「それじゃダメなのよ」

神無月「映画や買い物は鉢合わせする危険は低いですが、身の危険を犯してまで行くものではないかと…」

琴里「でもランジェリーショップってねぇ……」

村雨「先日はパンツを見せろという要求を受け入れていた」

その言葉を聞いた琴里が……不敵な笑みを浮かべた。

上条「おいおいマジかよ…」

佐天「流石にランジェリーショップは無理でしょ」

しかし、佐天の予想とは裏腹にモニターからこんな言葉が聞こえた。

狂三『士道さんが選んでくれれば……』

佐天「えぇ〜!?」

よしのん『本当にのってきたよ!』

四糸乃「大胆です……」

と士道と狂三はランジェリーショップに向かった。

一方「ンで?あのASTは何してンだ?」

上条「ずっとあの体勢だよな」

折紙はずっと前を向いて椅子に座っている。

一方「あれ、まさか人形じゃねェだろォな……」

と一方通行はあくびをしながらどうでもいいように言った。

上条「ま、まさか……」

しかし、上条はその時、全身に鳥肌が立つのが分かった。本当に人形だとしたらよくできているものだ。

佐天「にしても士道さん、可哀想だなぁ」

上条「何でだ?」

佐天「あそこのモニター、見てくださいよ」

と言われて佐天が指しているモニターを見た。

そこには、下着を持った狂三が試着室に入っていくのが見えた。

士道が他の女性に変な目で見られながら……

上条「……ここまでくると士道に同情するわ」

少しして、狂三が試着室から出てきた。

そこには、露出度が高い下着を着た狂三が出てきた。

上条「な……」

佐天「か、可愛い…」

 
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