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八神 颯介

作者:金林檎
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なくしたイルカ

神社の裏庭にある花畑に颯介と汐は来ていた、颯介は木の下で遊んでいる汐を眺めている

颯介「…ん、どうした…汐…」

汐が眠っていた颯介を起こし颯介の服の裾を掴んでいる

汐「…なくやっちゃった…」

颯介「…何が?…」

汐「…イルカ…」

それを聞いて颯介は汐と一緒に一時間位探し続けたが見付からない

颯介「…見付からないなぁ…お前が遊んでたのってこの辺迄だろ…」

汐「…うん…」

汐は探しながらも颯介に返事をする颯介は頭を抱える

颯介「…そんなに走り回った訳でもないのに変だなぁ、汐…諦めよう。帰りに新しいのまた作ってやるから…」

颯介は立ち上がり汐にそう言うが汐はあれがいいと言い張る

颯介「…無いんだから仕方ないだろ…ちっ、頑固だなぁ…」

颯介は探すのを中断し木の下で一眠りする、夢ではレミリアと一緒に笑いあっている光景が見える

颯介「…汐!!見つかったか?…」

汐は首を横に振る、颯介は汐の近くによりしゃがむ

颯介「…ずっと探してたのか?…」

汐「…うん…」

颯介は汐の目の前で屈み汐を見つめる

颯介「…汐…あのイルカ、見付からないかも知れない。しょうがないんだ…だからまあ新しいのを作ろう、なっ…」

颯介がそう言い終わると汐は自分の裾を掴みながら

汐「…あれ、一つだけらから…」

颯介「…俺が一杯作れるだろう…」

汐「初めてくれたものらから…」

颯介「…えっ…」

汐「…初めて…パパが…」

颯介は脳裏に汐を咲夜に渡す時の光景が浮かぶ

颯介「…汐…」

汐「…んっ…」

颯介「…寂しかったか?…」

汐「…うんっ…」

颯介「…俺なんかと旅行出来て楽しかったか?…」

颯介は一言一言言う度にずっと汐を咲夜に預けた事を後悔する

汐「…うんっ…」

颯介「…そうか…」

汐はそんな父親が誘った旅行でも楽しいと言ってくれた

颯介「…汐…俺、側に居ても言いかな…ずっと長い間駄目なパパだったけど、此れからは汐の為に頑張るから…」

颯介「…だから!側に居ても言いかな…」

颯介は汐に自分の思いを全て伝えるそれを汐はこう答える

汐「…居て欲しい…」

颯介「…本当か?…」

汐「…うんっ…」

颯介はその返答に安堵の息を漏らす…汐がこう告げる

汐「…でも…今日は大切な物を無くしたから悲しい…」

颯介「…うん…」

颯介は自分が作った物を汐は大切な物と言ってくれたのだ心の中では物凄く嬉しいと言う気持ちが渦巻いている

汐「…パパ、あのね…もう、我慢しなくて…いい…」

汐「…咲夜さんが言ってた…泣いていいのはおトイレか…パパの胸のなかだって…」

颯介「…うんっ!!」

颯介は泣いている汐を抱き締める、自分は愛する愛娘にこんなになる迄我慢させていたとは知らなかったのだ

颯介「(此れからはこの子が…泣かなくても言いように振る舞いながら生きていく)」

颯介はそう心に誓った

颯介「…なぁ、汐…ママの話、聞きたいか?…」

汐「…うん…」

颯介は帰り道で汐にそう聞くと汐と手を繋ぎながら話を続ける

颯介「…そうだなぁ…ママはな何時だって強がりな奴だった…」

颯介「…体が小さいのにずっとパパの事ばっか気にしている様な奴だった…


颯介「…最初会った時も小さいのにプライドだけは一人前でパパを引っ張ってくれて、それで…ママは…」

颯介はこれ迄のレミリアとの日々を思い浮かぶ、レミリアが自分に笑いかけてくれた時や元気付けてくれた時やそれを思い出すと涙が出でくる

颯介「…レミリア…レミリア…レミリア…」

言う度に涙が溢れてくる…颯介は愛する物を失った事を改めてじっかんしたのだ、すると汐が泣いていることに気付く

颯介「…何だよ…お前まで…ごめんな、ちょっとママの事を思い出してたんだ…」

颯介「…よし、じゃあ話の続きだ…」

レミリア、やっと見つけたよ…見つけたんだ。俺にしか護れないもの俺にしか護れない欠けがえのないもの、それは――此処にあった



汐と仲を取り戻した颯介、創太はある人物と出会う

次回 普通の魔法使い対全神 
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