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リュリュちゃん日記

作者:あちゃ
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ソルムンド暦177年9月2日

今日、お母さんとケンカしました。
私も悪いのは分かってます。
でもお母さんも悪いです。

ケンカの原因は私がコッソリ洞窟に入っている事がバレたからです。
この点に関してはお母さんの意見は尤もで私は反発するつもりはありません。
私の事を心配して怒ってくれているのだから、むしろ感謝です。

でもバレた理由に私は怒ってます。
お母さん、私の日記を読んでいたんです!
許せません!
人の日記は読んではいけないのです!
例え娘の日記でもダメです。

お母さんは私の心の中を覗く為に日記帳をくれたのでしょうか?
だとしたら最低な人です。
自分の娘でも、安易に心を覗いてはいけません。

もし心の中を知りたいのなら、日記を盗み読むなどというズルをしないで、行動を監視し頻繁に会話をし私の心理を理解しようと、努力するべきです!
手を抜いて娘の心を知ろうなんてダメです!

最後に……
お母さん、もしこの日記を読んでいるのなら言っておきます。
私はお母さんの娘であって、奴隷ではありません。

例え親にでも見られたくない心の中があります。
この日記帳をプレゼントしてくれた時は凄く嬉しかったです。
でももういりません。
この日記帳を使うのはこれで最後です。

貴女を敬愛する娘、リュリュより



 
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