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ハイスクールD×D~進化する勇気~

作者:レゾナ
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第二十八話

「一緒にやるぞ、ゼノヴィア」

「ああ」

「「せーのっ」」

「「京都……来たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」」

俺とゼノヴィアは手を振り上げてそう叫ぶ。

「うるさいよ、二人共っ」

「「あべしっ!?」」

そこに桐生のチョップによるツッコミが入る。

「桐生よ……もうちょっと加減してくれないか?ただでさえ、バカなのにさらにバカになってしまう……」

「そうだぞ、ゼノヴィアは別に構わんが俺の頭脳が廃れたらお前のせいだからな!」

「イッセー!?私は別に構わんってどういう事だ!?」

「イッセーさん、早く行きましょうっ」

ゼノヴィアと言い争いのようなおちゃらけた事をしているとアーシアに右腕を引っ張られた。

「お、おいアーシア!そんなに急がなくても修学旅行の期間はまだあるって!」

「そんな事言ってたらすぐになくなっちゃいます!さあ、行きましょう!」

そう、俺たちがいるのは()()……つまりは修学旅行真っ最中である。

そして最終的にあの時決まった班で俺たちは京都巡りをしている。

しかし、俺にとっての戦いは夜中に始まる……先生たちの言う事が本当なら……俺は今日、孤軍奮闘しなければいけないのだ……!

そう!班で一つの部屋を使う!つまりは……女子しかいない部屋に男は俺一人なのである!

これは正直言って拷問だ。別にヴァーリは問題はない。ほとんど毎日一緒に寝ている。

アーシアも別に問題はない。

問題があるのは……桐生だ。なぜだか知らんが俺は中学生の修学旅行の際に桐生に夜這いを受けたのである。

比喩じゃない、本当に襲われかけた。

あの時は先生が来てくれなかったら本当に貞操を奪われていたかもしれんからな……!

桐生は本当に要注意だ……!

「さぁて……今日は一日目だが……?俺たちの予定としては一日目はほとんどお土産漁りに全力を注ぎたいと思う。そしてお土産屋に入った際に中にいる店員などにこの京都でここにはいっておきたい所を聞いておくんだ。夜中にそれぞれの情報を集約して2日目を迎える事にする」

「了解ですっ」

「なるほどな、確かにそれなら地元の人間のどこに行ってほしいなどもわかるからな」

「そういう事なら私は賛成~」

「私も賛成~」

どうやら俺の意見は満場一致で受理されたようだ。

「さて!という訳で……散らばれ~っ!」

「「「「わ~~~~っ!!」」」」

俺がそう言うと四人は一斉にバラけていく。

そしてその場に残された俺。

「さて……俺はどうするかねぇ……どうせ、夜遅くに叩き起こされてあそこに連れていかされるのは目に見えてるしなぁ……」

俺はそう呟きながら近くにある土産屋へと入っていった……。



そして夜となり、情報を交換し合った結果、清水寺→銀閣寺→金閣寺→平等院→二条城に行くという形に落ち着き、それぞれ就寝した。

ちなみに俺は寝れない。

なぜか教えてやろう、いつ桐生が夜這いに来るかが怖いのである。

今回寝てしまったら俺は本当に貞操が……と思っていたら何かが入り込んでくる感覚があった。

「?」

俺は怪訝に思い、布団から抜ける。

そして出口を見てみると……そこには変な光が漏れていた。

「?何だ……?」

俺は不思議に思い、部屋を出て光の出ている場所を見つける。

そこには……女性を連れ去ろうとしている男の姿があった。

先ほどから不思議に思っていた光はどうやら女性の体から出ていたようだ。

「おい、そこで何をしているっ」

「っ!?ち、見つかったか!」

男はそう言うと少女を無理やり担いでどこかに走り去ろうとしている。

「させない!」

俺はハンマーを具現化して、自分の重力を少なくして高速で男の元に向かい、男の前に立ちふさがる。

「何で逃げるんだ?それとその女性は何だ?」

「ちいっ!三英雄の兵藤一誠か!こんな所で計画を潰す訳にはいかないんだ!」

男はそう言うと魔力弾を俺に放ってくる。

「遅いぜ!」

俺はハンマーを思いっきり振りかぶり

「どっせい!」

魔力弾にぶち当て、魔力弾を逆に男にぶち当ててやった。

「ぐはぁっ!?」

そしてその爆発によって飛ばされた女性をキャッチする。

「ふぅ……大丈夫か?」

「あ、は、はい……あ、貴方は!?」

「ん?あんた、俺を知ってるのか?」

どうやら女性は俺の事を知っているようだ。

「くそがっ!そいつを返せ!」

「人を物扱いしてんじゃねぇぞ!」

俺は女性をゆっくりと降ろすとハンマーを振りかぶり

「どっせい!」

「ぎゃああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………………」

思いっきりぶっ飛ばしてやった。どこまで飛んだかな……。

「あ、あの……イッセーですよね?」

「ん?確かに俺は兵藤一誠だけど……あんたは?」

「ああ、忘れているのですね……私は()()。かつて世界終末の日(ハルマゲドン)の際に参加した妖怪の代表です。覚えていませんか?」

「あ……」

思い出した、確かに世界終末の日(ハルマゲドン)の際にそんな人いた気がする。

「思い出しました……でも、何で連れ去られようとしていたんですか?」

「あいつらは私を使ってある()()を蘇らせようとしているのです」

「災厄?」

俺は恐る恐るその災厄とやらの事を聞いてみる。

「その災厄って何だ?」

「…………これを聞けばイッセーも巻き込んでしまいます」

「いいよ、どうせ巻き込まれ体質だ」

そう言った俺を見て八坂はふふ……と微笑んだ。

そして八坂は覚悟を決めたように顔を上げた。

そしてその後聞いた名前に俺は思わず体を震え上がらせてしまった。

「ホント、イッセーは変わりませんね……わかりました、お話しましょう。災厄の名前は……八岐大蛇(ヤマタノオロチ)。あいつらはそれを復活させようとしているのです」

おいおい……何でそこでそんなビッグネームの名前が出てくんだよ……。 
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