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貯蔵能力を持つ赤龍帝

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結界と分断

攻撃班の全員が集まった。

「とにかく、妖怪の大将を救出すれば俺たちの勝ちだ。移動手段、ルートは問わない」 

そう、どんな手を使っても救出すれば勝ちなのだ。

「よし、行くぞ!」

そう言った瞬間、結界が張られていた。

「いきなりか」

目の前にはラッキークローバーにライオンオルフェノクがいる。

「そこを退け!!」

取り合えず轢いておく。どうやら本物よりかなり弱く、一撃で灰になった。
あれ?ラッキークローバーの中に何回か復活するやついたよな?

「やっぱりか」

灰からクロコダイルオルフェノクが復活した。

「あと二回か」

面倒だ。

「足止めが狙いか」

二回とも、轢き殺しておいた。

「さて、急ぐか」

ティラノスライガーをフルスロットで走らせる。

「俺が一番か」
「やはり君が最初に来たか」

曹操の後ろに狐がいた。

「曹操、予定より到着が早い」
「大丈夫だ。ゲオルグ」

曹操はコンと槍の石突きで地面を叩く。

「う・・・・・うぅぅ、うああああああああっ!」

狐女が急に悲鳴を上げ、変身した。

「それがお前らの目的か?」

一誠は呆れつつティラノスライガーの変形ボタンを押す。

『バトルモード』

機械音声が響き、ティラノスライガーはティラノザウルスの形に変形した。

「グルアアアア!!」

ティラノザウルスと巨体な狐妖怪の決戦が始まった。

「っち、気脈が乱れてる!?」

ゲオルグは必死で制御しようとしている。

「いいか、ティラノ、あまり傷はつけるなよ」
「ガルル」
「よし、なら行け」
「グオォオオ!!」

ティラノはタックルで相手の足を止める。

「さて、俺はこっちだな」
「っぐ!レオナルド!!アンチモンスターだ」

レオナルドと呼ばれた少年の影からオルフェノクが大量に沸いてくる。

「オッラァ!!」

攻撃するついでに龍の力を放出して気脈とかを乱す。
オルフェノクモドキの大半は減った。


木場side

「どうやら戦力を分散させるのが狙いらしいね」
「ユウト」
「わかっている」

目の前にジークフリードと知らない女が現れた。

「気配に気づくとは、なかなかね」

あれだ、/Apocryphaのジャンヌがいた。

「キターーー!!」

木場が叫んでいる。

「ユウト?」
「セイバーはジャンヌを相手にしておいて。ジークフリードは僕が倒す!」
「ほう、この俺を倒すだと?これを見てもそんなことが言えるか!禁手化ッ!」

ジークフリードの背中から四本の腕が生えそして顔が三つになった。

「これが俺の禁手『鬼気九刀流』。亜種の禁手だ」

ゾロですか。

「僕も本気で行こう!」

「I am the bone of my sword」
『体は剣で出来ている』

「Steel is my body, and fire is my blood」
『血潮は鉄で 心は硝子』

「I have created over a thousand blades」
『幾たびの戦場を越えて不敗』

「Unknown to Death」
『ただの一度も敗走はなく』

「Nor known to Life」
『ただの一度も理解されない』

「Have withstood pain to create many weapons」
『彼の者は常に独り 剣の丘で勝利に酔う』

「Yet, those hands will never hold anything」
『故に、生涯に意味はなく』

「So as I pray, unlimited blade works」
『その体は、きっと剣で出来ていた』

固有結界が発動し木場を中心に剣の世界が広がる。

「ここにあるのは、いや、よしておこう。剣士なら剣で語ろう!」

木場が地面に刺さっている剣を引き抜く。

「髭切、鬼切。両方とも鬼殺しの刀だ」

阿修羅も鬼の一種と言われるからそれをえらんだのだろうな。

「魔帝剣グラム、バルムンク、ノートゥング、ディルヴィング、ダインスレイブに四本の光の剣」

木場とジークフリードは高速の世界で戦っていた。
木場の攻撃をジークフリードが防ぎその隙をつくが、それはわざと木場が作った隙でまんまと嵌まったジークフリードの攻撃を弾きもう一方の刀で攻撃するがそれも防がれる。

「壊れた幻想!!」

木場が鬼切を爆発させるとそれに連動するかのようにジークフリードの近くにあった剣も爆発する。

髭切を弓に変え、地面に刺さっていた偽・螺旋剣を引っこ抜く。

「これは最近になって気づいたことなんだけど、何かを改造して弓に変えるとその属性も付属されるんだ」

つまり鬼殺しの属性が矢に付属された。

「髭切!偽・螺旋剣!!」

同時に真名を解放する。当たる直前、転移して逃げられた。

「逃げられたか」

木場は固有結界を解く。 
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