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ロザリオとバンパイア 時空の狭間で

作者:圭人
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第28話 体術訓練

今年から俺は、体育の授業を受け持つことになった
体術訓練のみの指導だ
2年時からは通常の体育の授業と体術訓練とわけて行うようになった

なぜ体術が実施されるか…

妖しと人間を滅ぼす組織が秘密裏に結成され、時期に動き出すと
理事長が情報をつかんだのだ

そのため、学園は軍ではないが己の命を守るため、総合戦術訓練を行うのだ。

「全員集合 女子も集まれ」

「体育の先生今年からミナト先生か」
「楽しそうだな」

「今年から体育に戦術訓練を行う 何しろ、男女構わず狙う輩が最近多いからな」

「なにをするの?ミナト」

「これから説明する 、青野!前へ」

つくねはすぐに前へでた

「いいか?妖の中でも接近戦に特化した妖や妖術を使う妖がいる

そこで、接近戦だけでなく、オールマイティな戦術を学んでもらう
いまから、俺と青野が模擬戦をやる みていろ 青野、準備はいいか?」

「あの、つくねが?」
「大丈夫かよ…」

「いつでもいけます 」

「では、いくぞ!」


ミナトとつくねの模擬戦がはじまった
みな、つくねが一撃で終わるとおもっていた
なんせ、人間みたいにもろいやつで、人間でも
強いミナトに敵う筈がないとみなおもっていた


だが、それは覆された
一撃でしずまるところか…ミナトとほぼ互角だ

「つくねの奴、また腕を…」
「すごいね…」

組手のさ中、ミナトは強く地面蹴り、高くとびあがり、

(火遁の印! なら…)
「火遁 龍炎鳳華!!」


「水遁 大龍弾!!」


ミナトの龍火をつくねの水龍がかき消す


「うそだろ…」
「あのつくねが…」

(あの青野 つくねって子、なんなの?ミナトの術に対応する速さ、
体術も、ミナトとほぼ互角…普通の人間の子どもにしか見えない
けど、あれは上忍クラスの戦闘スキルだわ…)



ミナトは地上に降り立ち、
「それまでにしよう、 ありがとうつくね、おつかれさん」
「いえ、こちらこそ、久々に先生と組手が、できてよかったです」

(久々に?じゃあミナトに修行を?)

「じゃあ女子と男子わかれてペアになれ なんでもありだが、武器はなしだ
はじめろ!」


そして生徒らは各々、訓練にはいった

「ミナト….ちょっと」
「どした?」

私は確かめたかった 彼が何者か、私たちと同じ時間行方不明者なのか

「彼は、青野つくねは何者?もしかして私たちと同じ世界から?」

「いいや、彼はこの世界の人間だ だがこの世界の人間にも潜在パワーの中にチャクラは
ある 彼は自ら仲間が守れる力が欲しいと俺に志願し、俺が稽古した
いまや里で言えば、火影直轄の暗部と上忍クラスだ」

「やっぱりね…」


その光景を美優たちが組手をしながらみていた


「ちょっとあの汐見って先生、ミナトと馴れ馴れしくない?」


「昔の恋人みたいだな」

ボソッとみぞれが呟いた


「そんなこと絶対ない もしそうだとしたら…」

「ああ、姉さん…」

「「問い詰めるのみ!!」」

2人からはメラメラと嫉妬の炎が


それを感じとったのかリサがビクッと震える


(なんなの?さっ殺気?)


このあとどうなることやら
リサはまだわからない 
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