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SAO ~青の剣士達~

作者:ルチル
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第1部 SAO
  19話 ユイ

 
前書き
キリト達がユイを拾ってから1ヶ月後のお話です
短いです 

 
僕は兄さん達の家がある22層にいた
今日、ここにいるのは兄さんから話があると呼び出されたためである

家の前に着くとチャイムを押す
しばらくするとアスナさんが出てきた

「いらっしゃい、入って」

「お邪魔します」

どうやら料理の途中だったみたいだ
中に入ると少女がいた

「この子は?てか兄さんは?」

兄さんがいなかった.....今は朝7時だった事を思い出し.....

「寝てるんだ....」

「そうなの、ごめんね.....キリト君が呼び出したのに」

「いえ....こういうのはよくありますから」

「そうなんだ.....ユイちゃん、起こしてきて」

「は~い」

ユイちゃんと呼ばれた少女は兄さんを起こしに行く
しばらくして兄さんと連れ立ってユイちゃんがやってくる

「いらっしゃい.....タクヤ」

「それで、話って?」

「ユイについて教えておきたいと思ってな」

「そうなの.....ユイちゃん、自己紹介」

「分かりました、ママ....はじめましてタクヤさん....
私は<<メンタルヘルス・カウンセリング・プログラム>>、コードネーム<<Yui>>です」

「<<メンタルヘルス・カウンセリング・プログラム>>?」

「はい....心に何かしら問題を持っているプレイヤーのところに赴き、
話を聞いて解決をするいわばAIです」

「そんな子がどうして.....」

「私は1ヶ月前、パパとママに拾われました....私はその時、予定には無い命令を受け、
自分が何者なのか分かりませんでした.....しかしパパとママのおかげで記憶を取り戻しました
ですが私は命令に背きバグとみなされました.....そんな私をパパが助けてくれました」

「まあ、プログラムを教えてくれたのはユイだけどな」

「そうなんだ......てか、何で兄さんがパパでアスナさんがママなの?」

「私が起きたときパパが「ユイの呼びやすい呼び方でいい」と言ってくれたので.....
それに私の姿はパパとママの姿を足して割る2した姿なんです」

「だから、パパとママなんだ」

「はい」

「この世界で子供を持ったのは兄さん達だけじゃない?」

「だろうな」

兄さんは苦笑していたがアスナさんは微笑んでいた

「いいのよ....こんなかわいい娘ができたんだから」

「だな」

「タクヤさんのことはどう呼んだらいいですか?」

ユイちゃんに突然問われ、驚きつつ、少し考えてから

「好きな呼び方でいいよ」

そういうとユイちゃんは考えるそぶりを見せそして

「じゃあ、タク兄でいいですか?」

「いいよ.....なんか妹が増えたな」

「ありがとうございます!妹ですか....」

「敬語は使わなくていいよ」

「う~ん....それは難しいです」

「ならいいよ」

「タクヤ君には妹がいるんだっけ」

「そうです....てなんでアスナさんが知ってるんですか?」

「キリト君が教えてくれた」

「兄さん.....」

「だって話しておいたほうがいいだろ?向こうで会うために」

「そりゃそうだけど.....いや、兄さんに言っても意味ないか....」

「どういう意味だ?」

「なんでもないです」

スグ、アイリ.....家族が増えたよ.....



 
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