| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

東方虚空伝

作者:TAKAYA
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第三章   [ 花 鳥 風 月 ]
  三十五話 狂花は散りて……

 七枷の郷の上空で二人の人物がぶつかり合う。
 幽香が放つ日傘の一撃を紫は鉄扇で打ち払うと拳大程の水色の光弾を五つ造り出し撃ち放つ。光弾は不規則で鋭角的な軌道を取りながら幽香へと迫るが幽香は五つの光弾全てを日傘で打ち落としてしまった。
 そして一気に距離を詰めた幽香の日傘の切っ先が紫の喉元を貫こうと高速で突きこまれるがその一撃は小さく展開されたスキマに滑り込み、その切っ先は攻撃を放った幽香の左即頭部の近くに開いたスキマから現れ幽香自身の頭を強打した。
 頭に受けた衝撃と不可解な現象に思考が混乱した幽香の動きが鈍り、その隙を紫は見逃さず一瞬で八つの水色に輝く光弾を造り出し一斉に放った。八つの光弾は一直線に幽香目掛け光の軌跡を残しながら殺到し爆光を発しながら地上へと吹飛ばし、幽香は苦悶の声を上げながら墜落していく。

「がっ!こ、この!」

 紫が手に持つ鉄扇を開き一凪すると紫の周囲に数十にも及ぶ紫銀のクナイ型の光弾が生まれ地上に向け墜落する幽香目掛けて高速で撃ち出され、まだ空中に居た幽香を叩き落しながら爆散していく。更に幽香が落ちた場所の上空にスキマが開かれ中から十メートルを超える巨岩が出現し重力に引かれ大地へと鉄槌の如く落下、激しい振動と轟音を起こした。
 紫の経験上今ので並みの妖怪なら死んでいるがあの女は間違いなく生きている、直感的にそう感じた紫が更に追撃に移ろうとした瞬間、極彩色の輝きが巨岩を砕き更にその光は鋭い刃の様なり空中に居た紫へと迫ってくる。

「っ!?」

 その一撃を身を捻る事で躱した紫の目の前に何時の間にか接近していた幽香が現れ紫の頭を左手で鷲掴みにした。幽香の服の所々は破れ肌からは血が流れているが深刻な傷は負っていない。

「…痛かったわよ…だからお礼をしてあげる!」
 
 幽香はそう叫ぶと掴んだ紫を力任せに地上に向け投げ飛ばし紫は激しく地面へと叩きつけられその衝撃で巨大な窪地が出来上がった。更に空中から追撃してきた幽香が紫の腹部目掛けて蹴りを放つとその威力で窪地が更に広がる。

「がぁッふぁっ!!」

「痛いかしら?私はもっと痛かったわ!そらッ!そらッ!そらッ!そらッ!」

 地面に叩き付けられた痛みと腹部への一撃で苦悶の声を上げる紫の腹部に幽香は何度も足を振り下ろす。腹部に幽香の攻撃が加えられる度に紫の口からは苦悶の声と血が吐き出され、幽香は止めのつもりか蹴りを止め右手に持っていた日傘を振り上げ紫の眉間目掛けてその切っ先を突き下ろした。が日傘の切っ先が紫の眉間を貫こうとした瞬間、紫の身体が地面に開いたスキマに一瞬で沈み日傘の切っ先は何も無い地面に突き刺ささり、幽香の背後に現れた紫が鉄扇で容赦無く幽香の首筋を薙ぎ払った。
 幽香は短い悲鳴を上げて近くにあった民家の壁へと叩きつけられ、攻撃を行った紫は執拗に攻撃を受けた腹部を押さえその場で膝を突き声を漏らす。

「っ痛…この…よくもやってくれたわね…!」

 紫の目の前で崩れた壁の瓦礫を振り払いながら幽香が立ち上がる、打たれた首を押さえ口の端からは血の雫をたらしながら。

「…それはこっちの台詞ね。どうやって殺してやろうかしら?」

 互いに凄まじい殺気をぶつけ合いながら次の一手を模索する。今のやり取りで互いに力量は把握した、あとはどうやって相手に決定打を与えるか。ほんの少しの時間膠着状態に陥っていた。
 しかし幽香が突然何かを思い付いたのか口角を吊り上げ嗤い声を上げながら左手を振り上げると開いた掌から極彩色の輝きが溢れ出す。

「あはははははッ!少し強めにいくわよ?避けられるものなら避けてみなさい!」

 そう言葉を吐くと同時に左から右へと掌を振りぬくと極彩色の光は指の軌道をなぞるように伸び巨大な五本の刃となって放たれ紫目掛けて空と地面を切り裂きながら疾走する。
 紫は咄嗟に回避行動を取ろうとしてその行動を中断した。今此処でアレを躱せばあの攻撃は間違いなくまだ避難が終わっていない郷の区画まで到達するだろう、と直感的に気付いたからだった。スキマに入れるには規模が大きすぎて展開する時間が無い、自分が取れる選択肢は防ぐ事のみ、そう思考すると同時に能力を使った。




□   ■   □   ■   □   ■   □   ■   □   ■




 あの女は躱さない、いや躱せないと踏んで放った防ぎ様のない一撃、躱せば後ろにある七枷の郷に更に被害が出る、私にとってどうでもいい人間達でも目の前のこの女には守る者達の筈だ、と思い攻撃を放ったが予想通り女は躱さなかった。愚かね人間なんて守るなんて。
 そんな事を考えた時、私は何か大事な事を忘れている様な見落としている様なそんな奇妙な感覚に襲われる。

(?何、何なの?何を忘れてるの?…守る?私が?誰を?私は此処に七枷虚空を殺しに来ただけだ…あれ?どうして殺しに来たのかしら?…守る者…?)

 私が思考の渦に呆けていると目の前でおかしな現象が起こっていた。それは、
 ()()()()()で私が放った攻撃が()()()()いるのだ。

「……は?」

 あまりにもおかしな珍現象に私は間抜けな声を出してしまう。何なのだろうアレは?私の放った刃は前に進む気配すら見せずに、まるで見えない壁に阻まれるかのようにその場に留まり輝きを失っていった。刃が消えた先にはあの女が変わらずに立っている。何だ?あの女の能力は何だ?そんな疑問にかられた私を更におかしな現象が襲う。
 いきなり私は空中に居たのだ、さっきまで確かに地上に居たはず!一体何時空中に上がったというのか!何の違和感も感じなかったのに!何をされたのか全く分からない。そんな風に混乱する私の腹部に突如現れた女の鉄扇が突きこまれ、突然の衝撃に私は血と空気を吐き出しながら身体をくの字に折った。

「!ゴハッ!」

「郷を狙うなんて中々に酷い事考えるわね。でもこれで終わりよ、おやすみなさい」

 腹部への一撃で動けなくなっている私に女がそう囁くと同時に急激な寒気を感じた、その瞬間私の意識は白く染まった。




□   ■   □   ■   □   ■   □   ■   □   ■




「はぁはぁはぁ…これで終わりね…はぁはぁッ」

 地面に降り立った私の目の前には高さが四十メートル越、幅十メートル近い巨大な氷柱が出来上がり、その中には郷を襲撃した女妖怪が閉じ込めてある。女に動く気配が無い事を確認した私は女から受けた傷の痛みと疲労でその場に膝をついた。
 あの女にとっては何が起こったのか理解出来なかった筈、私の『境界を操る程度の能力』は。
 永く世界を渡り歩いてきたお父様曰く恐らく世界規模で最高級の能力らしい、世界そのものに干渉できる絶大な効果。物事の存在には境界が存在し、全てのものに境界が存在しなければ、それは一つの大きなものであることになる。即ち論理的創造と破壊の能力であり論理的に新しい存在を創造し論理的に存在を否定するものである。とは神奈子の弁。
 つまりはやろうと思えば世界の在り方すら変える事が出来るという事、だが能力である以上発動するには使用者、つまり私の妖力が代償になる。操る現象が複雑になればなるほど、起こす事象の規模が大きければ大きいほど消耗は比例して大きくなる。
 仮に世界を丸々一つ変えよう等と思ったら今の私が万単位で必要になるだろう。世界というものはそう易々と扱えるモノではないという事だ。
 今回(おこな)ったのはあの女の攻撃を防ぐ時に空間の境界を操り一定の空間を位相し薄い異次元の壁を発生させた、壁の“そっち側”と“こっち側”では次元が違う為女の攻撃は前に進まなかったのだ。
 次にやった事は地上と空中の境界を操り位置の概念を逆転させ、最後に大気の温度、湿度等の境界を操り一定範囲だけ急激に低温にし氷柱を創り出し閉じ込めた。今現在一定の空間を凍らせ続けているからあそこから脱出するのは不可能だろう。
 後は神奈子達が来るのを待てばいい、そうすればあの二人の力で氷柱の外側からあの女を倒滅できる筈だ。そんな事を考え気を抜いた私の耳に何かが砕ける甲高い音が響き、その音がした方に視線を向けた瞬間極彩色の光に飲み込まれた。




□   ■   □   ■   □   ■   □   ■   □   ■




 紫を飲み込んだ極彩色の閃光はその先にある町並みをも飲み込み、七枷の郷に更に破壊の爪痕を刻んだ。閃光によって地上に穿たれた破壊の跡に紫がうつ伏せで倒れていた。被っていたナイトキャップは攻撃で飛ばされたのか失くなっており綺麗だった金色の髪は埃にまみれ身に着けていたドレスはボロボロになっている。
 そんな紫にこの破壊を行った張本人である幽香が歩み寄り、無造作に倒れている紫の頭を踏みつけた。

「……邪魔を…邪魔をするんじゃないわよ……私の邪魔をするんじゃないわよ!!!!」

 幽香は怒りの形相でそんな風に叫び声を上げ紫の頭を足で地面に力任せに押し付けると、紫の口からは小さく苦悶の声が出る。幽香はその声を聞くと踏み付けるのを止め、右手で紫の髪を掴み上げ無理矢理自分の目線に合わせた。そして左手に極彩色の輝きを纏わせると紫の首筋目掛け振り抜こうとした時、幽香の頭に何かが直撃する。
 幽香が視線を動かすと足元に恐らく今自分の頭に当たったであろう物が転がっていた。それは拳大程の石、そして更に飛んで来たであろう方向に視線を動かせば、少し離れた場所に一人の人間が石を投擲した格好のまま固まっていた。その表情は恐怖を中心に複雑になっているがその人間、秀介は震えながらも言い放った。

「こ…こ、この!…ゆ、ゆかか、紫様を、を、放せ!!」

 声は振るえ膝は笑い目には恐怖で涙さえ見える、見ていて無様だと言われても仕方がない。それでも無様でも愚かでも非力でも阿呆と罵られようと人間らしい行動を彼は取っていた。
 物心付く前から面倒を見てもらっている紫は彼にとっては家族と遜色無い相手だ。そんな人が傷を負い殺されかけている時に怯えていられる訳が無かったのだ。心の何処かに殺されるぞ、と叫ぶ自分の声が聞こえたがそんな事は気にしていられなかった。ただ身体が動いたのだ、理屈じゃなく。
 幽香は震えながらも自分を強く睨み付けてくる秀介の姿に苛立ちを覚え、掴んでいた紫を無造作に投げ捨てると、

「……どいつもこいつも!私の邪魔をするんじゃないわよ!!!」

 幽香がそんな雄叫びを上げるとそれに呼応する様に妖気があふれ出し、そして幽香の右手首にはめられている金色の輪が怪しい光を放つ。放出された妖気に当てられたのか秀介がその場にへたり込むと幽香が秀介目掛けて疾駆する。
 そして幽香の爪が秀介の頭を貫こうとした瞬間、突如地面から突き出た石の槍が幽香の腹部を貫いた。

「…は?あ!がはっ!!な、何が!!」

 自分を貫いた石の槍を掴みながら幽香は苦悶の表情で吐血する。

(うち)の子達と郷に何してくれてるのかな?」

 そんな事を言いながら諏訪子が現れ、秀介を庇うように幽香の前に立つ。幽香の背後では神奈子が空から降り立ち紫を抱き起こしている。

「……遅い…わよ……」

「すまないね、避難と結界を張るのに手間取っちゃってね。後は任せな」

 弱弱しく嫌味を言う紫に神奈子がそう返すと紫は安心したかのように意識を手放した。それを確認した神奈子が幽香に視線を向けると、腹に刺さった槍を砕くつもりか妖気を荒れ狂わせる幽香の姿があった。それを見た神奈子は即座に幽香を取り囲む様に九本の御柱を円状に展開する。すると風が幽香を縛り上げるかの様に吹き荒れその動きを封じた。諏訪大戦の時に虚空にも使った神奈子の捕縛陣。
 目を血走らせ雄たけびの様な声を上げる幽香を見ながら諏訪子が口を開いた。

「ねぇ神奈子、こいつってさあの話の妖怪に特徴が似てない?」

「…言われてみれば確かに一致する所があるね、でも何でこの郷を襲ってきたんだ?」

 当然といえば当然な疑問を口にする神奈子に対して諏訪子はどうでもいい、と言う風に答える。

「襲ってきた理由なんてどうでもいいじゃん…どっちみちぶっ殺すんだから理由なんて関係ないし!」

 そう言った諏訪子の瞳は怒りで黒く染まっており、その身からは神気が立ち昇り諏訪子の頭上に五メートルは軽く越す程の巨大な(やじり)が造り出されその切っ先を幽香へと向ける。そして諏訪子が手を振る動作に連動するかのように高速で撃ち出され、幽香目掛けて空を切って行く。
 腹を貫かれ風の捕縛陣で動きを封じられている幽香にその一撃を防ぐ事は不可能であり血走った目で迫る脅威をただ睨む事しか出来なかった。しかしその巨大な(やじり)は天空から飛来した影が放った一撃で消滅してしまう。その光景を目にした諏訪子は戸惑い、逆に神奈子はその影に向け声を荒げる。

「何の真似だい!虚空!」




□   ■   □   ■   □   ■   □   ■   □   ■




 大ちゃんの何回目かの転移で漸く七枷の郷に辿り着いた僕達の目に飛び込んできたのは白煙を上げる町並みだった。予想通り間に合わなかった様だ。さとりとこいしは郷の惨状に言葉を失い、恐らく最悪の事態を考えているのだろう。
 そんな風に郷を見下ろしていた僕は白煙が上がっている辺りに諏訪子達の神気を感じそちらに向かおうとした時、諏訪子の神気が高まるのに気付いた。まだ戦闘中?と言う事は。

「ごめんね三人とも!ちょっと先に行くよ!」

 さとり達にそう言い残し返答も聞かずに全速力で諏訪子達が居る場所を目指す。そして状況を視界で捉えた時には諏訪子の頭上に巨大な(やじり)が造り出され、神奈子の捕縛陣に捕らえられている緑髪の女性に向け今にも撃ち出されそうな感じだったので咄嗟に色欲(アスモデウス)を抜き放ち、勢いを保ったまま放たれた(やじり)に向け突っ込み、その先端に剣を叩きつけると(やじり)色欲(アスモデウス)が触れた箇所から形を狂わされ霧散した。
 
「何の真似だい!虚空!」

 そんな事をした僕に対して神奈子から怒声をぶつけられる。当然といえば当然であろう、郷を破壊した妖怪を郷を守護すべき祭神である僕が助けたのだから。

「ごめんね、ちょっと事情があるんだよ」

 神奈子達にそう返答しながら僕は神奈子に抱きかかえられている傷だらけの紫に気付き、心中は複雑だった。さとり達と約束したとはいえ自分の愛娘を此処まで痛めつけた相手を助けないといけないのだから。

「事情あるだか何だか知らないけど、ここまでされて助ける義理なんかないね!」

 怒り心頭といった感じで諏訪子が僕に詰め寄りそんな言葉をぶつけてくる。その瞬間僕の背後で爆発的な妖気の高まりが起こり、振り向くと幽香が神奈子の捕縛陣を無理矢理破ろうとしている所だった。

「こいつまだこんな力が残ってるの!」

 その光景に驚きの声を上げる諏訪子。

「があああァァァァァァ!!!!!!」

 力任せに風の拘束を引き千切ろうとするその身体には無数の裂傷が奔り自身の血で赤い服を更に朱色に染め上げていた。その表情は狂気に染まりどう見ても正気じゃない、そう思った僕の目に幽香の右手首で怪しい光を放つ金色の輪が写り、それが自分の知っているある呪具である事に気付き幽香の現状をはっきり理解できた。

「…なるほどね、郷を襲ったのはそういう事だったのか。全くあいつが関わると碌な事が無い…」

 僕の脳裏にあまり思い出したくない相手が蘇り速攻で記憶から消去した。そして僕は幽香へ一気に接近すると色欲(アスモデウス)で金色の輪ごと幽香の右手首を貫いた。金色の輪は二つに割れて地面に落ち、それと同時に幽香の妖気は四散し意識を失ったのかまるで糸の切れた人形の様にその場に倒れ、そこに空からさとり達の声が聞こえた。
 
「幽香姉さん!」
「幽香お姉ちゃん!」

 上空から降りてきたさとりとこいしが倒れた幽香を抱き上げ声をかけるが意識を取り戻す気配は無い、まぁあの傷と消耗具合からして早く治療しないといくら妖怪とは言え命に関わるだろう。さとり達もそれに気付いたのか幽香を横にすると様子を見ていた諏訪子と神奈子に向き直り突然土下座を始める。

「七枷の神とお見受けします!どうか!どうか姉をお助けください!姉のした事を考えれば虫がいいとは思いますが私達に取っては掛け替えの無い大切な家族なんです!どうか!どうか!この通りです!」

「お願いします!私達も一杯謝りますから!何でもしますから!お姉ちゃんを助けてください!お願いします!お願いします!」

 頭を涙で濡らした地面に擦りつけながら懇願する二人の姿に流石に毒気を抜かれたのか諏訪子達は困惑した様な顔で僕に視線を送ってくる。どうするのかと、そう無言で問いかけているのだろう。

「二人共顔を上げなよ、とりあえず紫と幽香の治療をしないとね。神奈子はそのまま紫を神社に運んで、幽香は僕が運ぶから。諏訪子は悪いんだけど少しの間郷の方をお願い、秀介も手伝う事。詳しい事情は後で説明するから今は僕の指示に従ってもらうよ、いいね?」

 諏訪子達は仕方が無い、みたいな表情で頷き、さとりとこいしは涙でぐしゃぐしゃになった顔で僕達に何度も「ありがとうございます!」頭を下げた。秀介は何とか立ち上がると何度も頷き諏訪子の後に付いて街中の方に向かっていく。そういえばなんで秀介がこんな戦闘のど真ん中にいたんだろう?まぁ後で聞けばいいか。
 僕は地面に落ちていた金色の輪を回収すると、横になっている幽香を抱き上げ神社へと向かった。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧