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SAO ~青の剣士達~

作者:ルチル
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第1部 SAO
  9話 心の温度 タクヤサイド

 
前書き
アスナさんの恋愛相談再びです
久しぶりにアイリ出ます 

 
僕は今日、リズさんに愛剣のメンテをしてもらおうと47層にいた
だが、お店に着くなり話しかけてきた人が......

「タクヤ君!」

「アスナさん?」

「どうしよう......リズがいないの!」

「え!?」

「連絡不可になってるし......」

「一応、確認しに行きましょう!」

僕達は始まりの町の生存碑を見に行った

数分後

「あった!よかった......」

「その様子だと、無事みたいですね」

「そういえば.....キリト君は?」

「兄弟とはいえ、いつも一緒ではないですよ」

「そうなの......」

「もしかして、心配なんですか?」

「違うわよ!」

「そのワリには顔が真っ赤ですよ?」

「う~......」

「兄さんは鈍感ですね......」

「どうやったら、気づいてくれる?」

「いきなりですね......兄さんなら、迷宮潜りなら付き合ってくれると思います」

「何時間ぐらい?」

「そうですね......50時間程度」

「それ......異常じゃない?」

「それが、あいつだ」

「ソウさん!」

「ホントにあなた達って神出鬼没よね......」

「そりゃ、ひどいな」

「ココじゃなんだし、移動しない?」

「それもそうですね.....」

僕達は50層のエギルさんのところに行く

「で、どうして俺のところなんだ?」

「だって、暇だろ?」

「暇じゃねえ!」

「エギルさん、お久しぶりです」

「アスナ!?そりゃまた、こんなところに?」

「ソウ君が」

「お前かい!」

「だって、ソウさんだもん」

「2階借りるぜ!」

「しかたない.....」

僕達は2階へ上がる

「で、まだあいつは気づかないと......それに、リズがいないと....」

「リズの事はともかく、どうしてキリト君の事がでてくるの!?」

「ん?違った?」

「違わないけど.......」

「まあ、あいつが気づかないのも無理ないか」

「ですね」

「なぜ?」

「いづれ、あいつが話してくれるよ」

「問題はリズさんですね」

「どうせ、インゴッド取りだろ?」

「でも、リズが一人で行くはずがない!」

「そんなの、分からないだろ?それに、一人って決め付けてないか?」

「う......」

アスナさんは返す言葉も無いようだ

「タクヤ~!」

「アイリ!」

「最近、デートしてくれないよね?」

「ごめん!最近忙しくて.....」

「いいよ♪でも、今度してね」

「うん」

「副団長!」

「アイリ!」

現在アイリは血盟騎士団のメンバーになっている

「どうしたんですか?こんな所で.....」

「アイリ!お願いがあるの!」

「はい?」

「どうやったら、好きな人を振り向かせられる?」

「副団長......好きな人いたんですか!?」

「う、うん」

「最近できたらしい......誰にも言うなよ?アスナファンが恐ろしいからな」

「はい!ちなみに誰なんですか?」

「難攻不落の鈍感男だ」

「え~!?大変ですね.......副団長に見向きもしない人がいるなんて......
ん?どうしたの?タクヤ?」

どうやら、僕は引きつった笑いをしてたらしい........

「みんな.....本人が聞いたら泣くよ......」

「泣いたあいつ......見てみたいな.....」

「確かに.......泣いたとこ見た事無いもん」

「そもそも、泣いた事あまりないですからね......」

「タクヤもソウさんも知ってるの?」

「ああ.....」

「それ以外にはどんな人ですか?」

「私より強いよ......1分も持たないし......」

「ポーカーフェイスだよな」

「勘は鋭いよね」

「タクヤ......さっきといってる事違う!」

「う~ん.....なんていったらいいかな.....」

「他人のことは鋭いのに自分のことは鈍い奴だな」

「そんな人いるんだ......副団長より強い人なんているんですか!?」

「<<閃光>>様だもんな......」

「とにかく、名前出してください!」

「二つ名で分かる?」

「というより、名前言いたくないじゃないか?」

「そうよ」

「はっきり言った.....」

「はい!二つ名で分かると思います」

「じゃあ、言うわ。タクヤ君!」

「僕が言うんですか?」

「ええ」

「分かりましたよ......だからそれ、戻してください!」

アスナさんはレイピアを僕の喉に突きつけていた
アスナさんがレイピアを戻すと、僕は話し始める

「かの、<<黒の剣士>>ですよ」

「......え~!?あんな不良ですか!?」

「不良扱いしないであげてください......兄さんがかわいそうです」

「兄さん?え!?タクヤのお兄さんなの!?」

「うん.....兄さんはのんきな人なだけです」

「だが、キリトはスイッチが入ると人が変わるからな.....」

「う~ん......タクヤのお兄さんなら、タクヤに聞いたほうがいい気が....」

「僕でも、ときどき兄さんの事が分からなくなります」

「そうなの......じゃあ......」

それから、3時間程度たった
ひとつ分かった事だが、女子は恋愛話ではこんなにも盛り上がれるという事だった

リズさんは明日になれば戻ってきてるかもという結論に達し今日のところは帰る事になったそうだ
後から聞いた話だが、兄さんとインゴッド取りに行っていたそうだ
兄さんが予備の剣を作りたいからと、55層に取りに行ったらしい
できた剣の名は<<ダークリパルサー>>......<<暗闇を払うもの>>
兄さんにはピッタリだと思った
この剣が兄さんの暗闇を払ってくれるように......
僕はそう祈った 
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