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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?

作者:虚空
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『孤独な少女との出逢い』

 
前書き
お待たせしました。

遅筆ですいません。 

 
一夜明け、

俺が目を覚ますと身体に柔らかいベッドとはまた違った柔らかな何かに包まれる感触を感じ……。

俺が目をあけるとそこには……。

「…………」

(けが)れのない白い肌に輝くような黄金の髪を携えた一糸纏わぬ……、

スッパテンコー様がいらっしゃりました。

「なッ!?」

生前にこんな美女の裸体を拝んだことの無い俺は慌ててベッドから離れてしまう。

「う……ん……零様? おはようございます」

目を覚ました千歳は起き上がり背伸びをする。

その際に見事な双子山がプルンと震える。

「………」

その光景に俺は思考が追い付かずフリーズしてしまう。

「どうかしました?」

「イエ ナンデモアリマセンヨ チトセサン」

なんとかフリーズが解けたもののつい片言で喋ってしまう俺。

「?」

千歳は不思議そうに首を傾げる。

もうやめて!

私の精神力はもうゼロよ!!

てか 藍様を基にしたからスッパテンコーまで引き継いだのか!?

ゼウスGJ!!

「とりあえず 千歳 服を着てくれ」

俺の精神力 ていうか理性がもたないから。

「はい」

俺は千歳が服を着るまで後ろを向き天井を仰ぎながら首もとを軽く叩き興奮を抑える。

「………」

「終わりました」

着替え終わった事を告げる千歳。

「そうか」

「今日はどうなされますか?」

千歳は身嗜みを整え今日の予定を聞く。

「早いところ拠点を見つけて準備を始めたいところだな」

それに対し俺は予定と希望を言う。

「そうですね」

「とりあえず腹ごしらえをしてその後考えるか」

腹が減っては戦は出来ないって言うしね。

「はい」

「その前にちょっと顔洗って来るよ……」

俺は洗面所に向かい顔を洗い鏡で自分の顔を見たその時、

「なっ! なんじゃこりゃ~!!」(松田○作風)

俺は自分自身の顔を見て叫んでしまう、

だって……、

「これが……俺の顔なのか?」

まんま fateのイリヤなんだもん……。

今流行りの男の娘ってやつですか!?

不覚にも一瞬自分の顔に見惚れてしまう俺。

「鬱だ死のう」

本気で死にたくなった……。

ちくそう…… Orz

俺の身体から力が抜け膝から倒れ地に伏してしまう。

「なんでイリヤなんだよ……そりゃ好きなキャラだけどさ……他にカッコイイキャラいるだろ……」

某死神の二つ名を持つ賞金首とか某最終幻想7の元最強のソルジャーとか……。

ちくそう……あんにゃろ覚えてろよ。

心の中で俺はゼウスを何度も罵倒した後、

「さっさとメシ食って拠点捜そ……」

なんとか立ち直った俺はその後、

下の階のレストランに下りなかなか豪華な朝食を食べ終わり。

優雅に食後のコーヒーを楽しみながら新聞の宝くじの発表を見ると、

見事に当たっていましたよ 一等 しかもキャリーオーバーで6億がね。

「黄金律A 恐るべし……」

そして再び変身魔法を使ってから金を受け取り王の財宝にしまったあとに拠点となるマンションを探しに出るが、

結論からいうと割と簡単に見つかった。

「近くかよ」

何故なら泊まったホテルの近くにあったからでした。

「なんかとんとん拍子に決まっていくな」

「そうですね」

とりあえず細かい契約とかは千歳に任せ、

俺は町を散策する事にして外に出る。

「さ~て どういう風に原作介入しようかな?」

個人的にはあの組織は信用も信頼もしてないから極力席は置きたくはないんだよね……。

あの厄介な砂糖の化身と真っ黒クロスケはなんらかの対処をするとして、

まぁ、悪い人間ではないんだろうけどねぇ……。

とりあえずはなのはに接近だな。

「おっ! 公園発見!」

俺が公園に入るとそこには、

「あら?」

いましたよ 未来の魔王様がね。

「ここまでくると運命すら感じるよ」

俺はうずくまる少女もとい幼女に近づき、

「どうしたの?」

出来る限り優しく声をかける。

「ふぇ?」

突然見知らぬ人間に声を掛けられたせいなのか驚き困惑の声をあげる幼女。

あかんてマジでかわええわ!

などと俺は心の中で悶えながらも、

「どうしたの?」

再び優しく声を掛ける。

「えと お姉ちゃん誰?」

へ? お姉ちゃん?

誰が……って俺!?

そういや今の俺って見た目まんまイリヤだったの忘れてた……。

俺……泣いてもいいよね?

「俺は男だよ」

いくら顔がロリ顔でも男だからね!

「ふぇ!? そうなの!?」

驚愕の事実に驚きの声をあげるなのは。

「君の名前は? 俺は 黒帝 零っていうんだ」

泣きたくなる心を胸の奥に仕舞い込みなのはに俺は自身の名を明かす。

「えっと……高町 なのは なの」

それに応え少女自身の名前を名乗る。

「なら なのはちゃんだね」

「えと 零お兄ちゃん?」

グハッ!!

幼女の上目使い+首かしげ

なんて破壊力だ!!

「どうしたの?」

「なんでもないよ それよりなのはちゃんはなんで一人でいるの?」

俺がそう聞くと泣きそうなくらい悲しい顔をし、

「なのはのお父さん 病院に入院してるの お母さんとお姉ちゃんはお仕事で忙しいの お兄ちゃんはお父さんが入院してからずっと恐いの だからなのははいい子でいないとダメなの」

子供故の詳しい説明などが足りない拙い説明をする。

ちぐはぐで解りづらいものの大体の事は理解した。

しかし恭也よいくらなんでもダメだろこんな小さな子を恐がらすとか。

一度 O HA NA SHIをする必要があるな……(主に肉体言語で……)

士郎さんの方は解析魔法でケガの具合を解析して回復魔法をかけておくか。

というかこれってさネグレストだよね?

いくら仕事で忙しいとはいえこんな小さな子供を放り離しってどうなの?

「そうか なのはちゃんは偉いね」

俺はそういってなのはの頭を撫でる。

そこには邪な思いなどなく純粋にこの子の事を褒めたいという思いがあった。

「ふぇ?」

突然の事に驚くなのはだが、

「ふにゅ~」

まるで猫のように気持ち良さそうに頭を撫でられていた。

「でもね 今は我慢しなくていいよ」

俺の言葉を皮切りに、

「ふぇぇぇ……」

なのはの瞳から涙が止めどなく流れ出し、

「うわあぁぁん!」

遂に涙腺が決壊をむかえたなのはが泣き出し俺の胸のあたりに顔を押し付ける。

「なのは…は…なのは…は……いい子で……いな……きゃ……ダメ……なの……でも……淋しいのはもう嫌なの!」

なのははその愛らしい顔を今は涙で濡らしながら溜まった感情を吐き出すかのように悲しみの言葉を紡ぐ。

そして……そんな彼女を……、

「そうか 頑張ったな」

俺は……あやすようになのはの頭を優しく撫でる。

そしてこの時……俺は心からこう思った。

「でもな もう一人で溜め込まなくていいぞ」

「え?」

「今日から俺が友達になるよ それならもう一人じゃないだろ?」

俺がこの子の支えになろうと、

俺は転生してこの世界にいるが……俺自身はまだこの世界の事を物語として見ていたんだろう。

現に彼女も最初は好きなキャラクターとしてしか認識していなかった……。

だが……

「いいの?」

涙を流し俺の胸に顔を埋めてすがるこの子を見て気がついた。

これは現実だ……俺がこの世界(ばしょ)に居てこの子も現実に存在する。

切っ掛けはどうあれ(えにし)が出来た……

俺はこの子……なのはとの出逢いに感謝をしよう……。

そしてたとえ自分のエゴを押し付けるだけの行為であっても俺はこの子を護りたい……。

今のこの思いに嘘偽りは無い。

「なのは…は……独り……じゃないの?」

小さな幼女が涙目で俺を見る、

すみません……とてもシリアスな場面なのですが……。

あかんてもう!

お持ち帰りしたくてしょうがないです!!

某鉈女の気持ちがよくわかるZE!!

「かわいいなぁ……」

俺はつい言葉を漏らす。

「ふぇ? ////」

俺の呟いた一言に反応し顔を赤らめるなのは。

「そうだ 今からなのはちゃんのお父さんのお見舞いに行こうか」

今の士郎さんの状態も見たいしね……。

「え? 今から?」

「うん なのはちゃんが行くことでよくなるかもしれないよ」

病は気からとはよく言うしね。

まぁ……この場合は怪我なんだけど……。

「本当!?」

「うん」

「だったら行くの!」

俺はなのはに案内され病院へと向かう。

「この病院なの!」

「そうか」

病院に着いた俺達。

「お父さんの病室はこっちなの!」

なのはが先頭に立ち俺を案内する。

「今行くよ」

なのはの案内で病室に入るとそこには全身に包帯が巻かれ点滴や色んな機械を付けた男性がいた。

「お父さん……」

父親の状態に悲しみの声をだすなのは。

「少し解析してみるか……」

俺は解析魔法を使い士郎さんの身体を調べる。

「うわ~ よくこれで生きてるな流石は御神の剣士ってところだな」

なんというか生きてるのが不思議なくらいの怪我だった。

この辺りの士郎さんの仕事事情や過去の話は残念ながら俺は詳しく知らないのでどうこうは言えないが、

確かSPかなんかの仕事で大怪我をしたというのは聞いた事があるんだけどなぁ~。

「とりあえヒールとリジェネをかけておくか」

一気に治ったら疑われそうだしな。

俺は士郎さんに回復魔法と回復促進ように持続回復魔法を使う。

その際に零の両手から淡い光が漏れだしその光景をなのはが見ていた。

「う……ん」

先程まで辛そうな呼吸だったのが安定しゆっくりとだが規則正しいリズムを刻む。

「とりあえずはこれで一安心ってとこかな?」

「零お兄ちゃん今なにをしたの!?」

零の行動を見ていたなのはが驚き何をしたのかを尋ねる。

「早く良くなるおまじないさ」

「お父さんよくなるの!?」

「たぶんこれから快方に向かうはずだよ」

俺がそう言うと、

「ありがとうなの!」

なのはが嬉しそうに笑いながら俺に抱き着く。

「どういたしまして」

俺はこの子の悲しみをたとえほんの少しでも取り除けた事に嬉しさを感じ自然となのはに微笑む。

「にゃっ!?」

それを見たなのはは何故か顔を赤く染める。

さて 次はあのシスコンだな……。

「さぁ そろそろ帰ろうか長居するのはお父さんの身体に障るしね」

「うん」

まだ顔は赤いが最初よりも元気な返事を返すなのは。

「お家まで送ってくよ」

「本当!」

「うん」

再びなのはが先頭に立ち案内をするが、

俺は士郎さんの手を握り、


『貴方の大切な娘さんが悲しみに耐えながら貴方が目覚める事を望んでいますよ』

別れ際の一瞬で士郎さんに念を送ってからなのはの後を追う。

その後なのはの案内によってたどり着いた場所は。

「ここなの」

「結構大きいな?」

道場のある和風な家だった。

「ただいま~」

「なのは! どこに行ってたの!?」

なのは 母 登場!

うわ~やっぱ若け~!

どうみても三人の母親とは思えないな。

「先程まで俺と一緒に病院にいたんです」

俺はなのはが叱られないようにフォローする。

「あら? アナタは?」

「最近この近くに引っ越してきた 黒帝 零といいます」

俺は桃子さんに自己紹介をする。

「そう……」

桃子さんは少し安心した顔で返事を返す。

「なのはちゃんとは公園で会いました」

「そうなの!」

「あらあら 仲が良いわね」

ふふふと笑う桃子さん。

「そうですね」

「よかったらお礼と挨拶を含めて好きなケーキをごちそうするわよ」

「よろしいのですか?」

「えぇ 実は私達は翠屋っていう喫茶店も営んでいるからそれの宣伝もかねてね」

忙しいのは分かるんですがもう少しだけでもなのはを構ってあげてやってくださいよ。

「ありがとうございます」

などと本音を隠しつつお言葉に甘えケーキを選ぼうとしたその時、

「母さん! なのはは帰って来たのか!?」

シスコン登場!

「お兄ちゃん……」

なのははどこか暗く沈んだかのような表情で力なく兄の名を呼ぶ。

「なのは! こんな時間までどこに行っていたんだ!」

いきなり怒鳴る恭也。

オイオイ心配なのはわかるがなにも怒鳴らんでもいいだろ?

どうやらSSでよくある方の恭也らしいな。

「ごめんなさい……」

小さな手でスカートを握り暗い顔をしながら謝るなのは。

「帰ってきた妹にいきなり怒鳴るのは関心しませんね」

「なんだお前は!?」

鋭い視線で俺を見る恭也。

若干殺気も混じってんぞこのシスコン……。

というか自分の妹の表情の変化くらい気付いてあげなよ……。

「どうも なのはちゃんの友達になった 黒帝 零といいます 貴方がなのはちゃんを恐がらせているお兄さんですか?」

ニッコリスマイルで毒をはく俺。

「なんだと!」

それに激怒する恭也。

沸点がかなり低いな。

「なのはちゃんがかなり恐がっていましたよ」

「なんだと!?」

「一家の大黒柱たるお父さんがケガで入院とはいえ、幼いなのはちゃんを恐がらせているのはいかがかと?」

まぁ 家族の事を大事に思っているのはわかるんだけどね~。

「お前に何がわかる!?」

怒りにまかせて俺を怒鳴る恭也。

「兄の役目は弟や妹を守る事でしょう? その兄である貴方が妹であるなのはちゃんを恐がらせてどうするんですか?」

そんな恭也に俺は追い討ちをかける。

「キサマー!!」

激昂した恭也だが、

「やめなさい!!」

それを桃子さんが止める。

「チッ! ならばお前になのはが護れるとでも言うのか!?」

そう叫ぶ恭也に、

「少なくとも己自身を見失って幼い少女を泣かしている今の貴方よりは自信がありますよ」

俺はそういい放つ。

「なら俺に証明して見せろ! 道場で待っている!」

そういって先に行く恭也。

「恭也!!」

桃子さんが止めるのもきかずさっさと行ってしまう恭也。

「やっぱこうなったか……」

俺ってやっぱこういう所はガキのまんまだな。

売り言葉に買い言葉というか相手の状態を分かってなおケンカ売っちまうとか……。

「零お兄ちゃん……」

心配そうに俺を見つめるなのは。

「大丈夫」

そう言ってなのはの頭を撫でる。

「ところで道場はどこですか?」

「なのはが案内するの!」

「よろしくね」

俺はなのはに案内され道場へと向かう。

道場に着くと、

「………」

身体から殺気を出し憤怒の表情をした恭也がいた。

「逃げずに来た事は誉めてやる」


どこぞの三下のようなセリフをはく恭也。

「勝てる戦いから逃げるバカはなかなかいないでしょう」

それに対し挑発する俺。

「減らず口を!!」

「では 始めましょうか?」

「お前の得物はなんだ!?」

「では この木刀を使わせてもらうとしましょうか」

俺は近くにあった木刀を使う。

「そんな付け焼き刃で俺に勝てると思うな!!」

「御託はいいからさっさと掛かってきたらどうですか?」

「ぬかせ!!」

恭也は短い木刀を二本使い俺へと切り掛かるが、

「………」

俺はひらりとかわす。

「なっ!?」

かわした後も攻めてくるが。

「遅い遅い」

この程度の速さなら今の身体の身体能力だけで避けれるんだよね……。

まさにチート万歳。

「スロー過ぎてあくびが出る」

ケン○ロウの真似をしてなおも挑発する俺。

「クソッ!」

「それで終わりですか?」

「確かにお前は強い……それは認めよう……だから俺も本気を出させてもらう!」

突然恭也の速さが上がる、

「速さが上がった?」

「これが俺の切り札『神速』だ!」

たしか一時的に人間の身体のリミッターを外して体感速度と身体の速度を上げる技だったかな?

確かに普通の人間の動態視力では見えないほどの速さだが……、

相手が悪かった!

「なかなかだが 俺には見える!!」

神により創られたこの異常なまでに強化されたこの身体の動体視力なら見えるんだよ!

俺は鉄甲作用を付加した木刀を恭也に向かって投げる、

ー投ー

投げられた木刀を恭也は2本の木刀で受けるが衝撃に負け2本の内の1本を弾かれさらに体勢を崩す。

「なっ!?」

そこへ間髪いれず、

「『魔神拳』!!」

拳から衝撃波を出し強引に恭也を怯ませ、

「ぐはっ!」

「まだまだ逝くぞ!!『殺劇舞荒拳』」

ー撃、拳拳蹴拳、蹴蹴拳蹴ー

高速での乱舞をお見舞いし、

「これでトドメだあー!!」

トドメの一撃で壁へと吹っ飛ばす!

「ウボァァァッ!!」

どこぞの皇帝のような叫びをあげながらぶっ飛ぶ恭也。

「少しは反省しろこのシスコン」

一応打ち身と打撲で済むように手加減はしたからね。

「…………」

「返事がないただシスコンのようだ」

などと某竜の探求風のボケをかます零。

「え? 今なにがあったの?」

あまりにも高速の乱舞だったせいか何が起こったのかを理解出来ないなのは。

「ただ 殴りまくっただけさ ほっとけば目を覚ますよ」

「本当!?」

一応加減はしたしね。

「もちろんさ」

「よかったの……」

自分を恐がらせていたとはいえ兄である恭也の状態に安心するなのは。

うん……ほんとに優しい子だな。

「さて 時間も時間だし そろそろ桃子さんに挨拶してから帰るよ」

「えっ! 零お兄ちゃん 帰っちゃうの!?」

「まぁ 俺の帰りを待ってるやつがいるからね」

「わかったの……」

しょんぼりとして頷くなのは。

「良い子だ」

俺はなのはの頭を撫でる。

「ふにゃ~」

そして恭也はそのままにして俺は桃子さんに挨拶をしに行く。

「とりあえず今日はおいとまさせてもらいます」

「あれ? 恭也は?」

「道場で寝ているはずですよ」

「アナタ強いのね……」

「まぁ それなりには」

「そう……」

「じゃあね なのはちゃんまた明日」

「うんっ!」

俺は帰路につく。

ちなみに恭也はというと……。

「う……ん……」

残念ながら妹にも忘れられているようです。

そして俺が帰路についている途中で千歳から念話がくる……。

『零様 マンションの契約などは全て完了しました』

『そうか 今そっちに向かっているところだ』

『そうですか では お帰りをお待ちしております』

『あぁ』

そして念話を切る。

「とりあえず なのはの歪みを出来る限りは無くしていきたいが上手くいくかな?」

一人で抱え込んでどうにかしようとする危うい部分をなんとかしたいな。

それが原因で未来で大怪我する事になるしな。

まぁ 今回の出会いで多少は改善されたとは思うが油断はできないな。

所謂バタフライ効果という現象や世界の修正力がどこで掛かるかがわからないからな……。

「俺が知るイベントで次は……確か誘拐イベントだったっけ? 正直あんまり覚えてないんだよね」

記憶が混じっててちょっとあやふやなんだよね。

まぁ どうとでもなるか……。

多分……きっと……メイビー。

「さて とっとと帰りますか」

そして俺は帰路を急ぐ。

 
 

 
後書き
今回の話ですが恭也ファンの方はすみません他の二次SSの影響が強いせいかこうなりました。

一応原作とウィキとSSを参考にしているのですが矛盾などが生じたりしているところがあったりします。

こんな作者ですがどうか暖かい目で見守ってください。 
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