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貯蔵能力を持つ赤龍帝

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修業と改造

「オラッ」
「見えるぞ、相棒!!」

現在平地でドライグ(変形している)と模擬戦をしている。

「右ストレートォォ!!」

右ストレートをあり得ない速度で繰り出す。

「うおっ、危ねぇ!!」

ドライグの装甲がかすっただけでめくれてる。

「そんなに脆くは作ってないんだけどな」
「いや、相棒が成長したからだと思うぞ」
「いやいや、こんな短期間で強くなるわけ無いだろ」

匙くんとの決闘は明日だから、一週間も立ってない。

「普通ならそうだろうな。だが、相棒は異常だ」
「おい、傷つくだろ」
「・・・・・」
「おい、ってもその体バージョンアップしねーとな」
「ああ、相棒についていけん」
「って、ドンだけだよ。かなりのスペックだったと思うけどな・・・・・ドライグ戻れよ」
「どうやって戻るんだ?」

ドライグはどうやらバイクに魂が定着して神器に戻れなくなったらしい。

「レーティングゲームどうすんだよ」
「知らねぇよ。というか、こんなこと前代未聞だ」
「はあ、龍騎は使用禁止、ドライグはバイク、どうするんだよ。腕力で勝てってか?」
「いや、腕力だけでも十分だと思うが?あ、眷属化したらどうだ?」
「それだ!!」

兵士七個も使いました。

「お前、コスト高過ぎだろ」
「これでも二天龍だからな」
「そうだよな」

ドライグの話を聞きつつ改造していく。
神器に戻れなくなったので今度は装着できるようになった。

「そして一番の変化がこれ!」

翼が二振りの剣になった。

「誰に話してるんだ?」
「画面の向こうのお客さん」
「通販番組か!!」

ドライグ、ツッコミありがとう。

「そして、これをこうすることで」
「いや、どうなってんの俺の体!?」

尻尾が外れてランスになって、先程の翼が盾に変形する。

「さらに、ここをこうすると」
「いや、頭取れたぞ!?」

頭が取れて銃(ドラもんの空気砲よろしく腕につけるタイプ)になる。

「ほとんど普通の禁手の姿だぞ、これ」

色んなパーツを外すと普通の禁手赤龍帝の鎧っぽい形になる。

「いや、性能が上がったんだからいいだろ」
「まあ、そうだが」
「あと、『覇龍』モドキを追加したが、整備が面倒だからあまり使うなよ」
「いや、『覇龍』を付けたってどういうことだよ?」
「あれだよ、一時的に龍に戻るんだよ。装甲が鱗になったりとか」
「・・・・・相棒だから仕方ない」
「どういうことだよ!?」
「誉めてんだよ」
「まあ、受け取っておくぜ」

ちなみに燃料は魔力とかを倍加して使っているので補給がほとんどいらない。

「帰るぞドライグ」
「おう」

ドライグは変形しバイクになる。

「飛ばせ、私有地内だから速度は気にするな!!」
「おうよ、フルスロットル、ブースター点火!!」

アホみたいな速さで持てる力を出しきった家の前につく。

「ドライグ!ブレーキ、いや、両翼展開!!」
「うおっ、わかった!」

バイクから翼が展開して、飛んだ。

「やっべぇ、テンションが可笑しい!!」
「安心しろ相棒、俺もだ!!」

まあ、全力でドライグに乗ったのは初めてだからな。
はしゃぎすぎてリインフォースに怒られました。 
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