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ドリトル先生学校に行く

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第三幕 トミーの到着その九

「いきなり、それも急に変わりました」
「戸惑っておられますか」
「正直言いまして」
 そうだとです、先生は笑って言いました。
「ここまで変わるとは思いませんでした」
「日本についてもですね」
「車が多いだけでなく」 
「パソコンや携帯もあってですね」
「そうです」
 それでだというのです。
「イギリスよりも遥かに高度の技術を持っています」
「そうですか」
「噂には聞いていましたがその噂以上です」
 そしてその中にいて、です。
「僕も変わってきていますね」
「そうですか」
「これからも変わっていきますね」
 先生は日本の中にいてさらにそうなっていくことも考えました、そうして。 
 その携帯の音楽、ホーム=スウィート=ホームを聴いて目を細めさせて准教授に言いました。
「それでも携帯で聴くこの音楽もですね」
「いいものですね」
「CDで聴く場合も演奏で聴く場合もいいですか」
「携帯で聴いてもですね」
「名曲は何で聴いても名曲です」
 そうだというのです。
「非常にいいです」
「どんな高度な技術で聴いてもそのよさは変わらない」
「そう思います」
 准教授とそうしたこともお話しました、そしてなのでした。
 先生はその音楽を聴きました、准教授も先生と一緒にそうしました。
 その先生にです、妹さんが尋ねてきました。サラの格好はイギリスにいた頃と変わらない可愛らしいものです。
 そのサラが先生のお家に入って先生を見てこう言いました。
「あら、変わってないわね」
「そうかな、変わったと思うけれど」
「いえ、変わっていないわ」
 全くだというのです。
「兄さんも皆もね」
「サラから見ればだね」
「日本の中にいてもね」
 サラは先生のお家の中を見回して先生にお話します。
「兄さんは兄さんね」
「そして皆もね」
「ええ、イギリスにいた時と変わらないわ」
「そうかな」
「今も三時には紅茶を飲んでるわね」
「いや、日本茶の場合もあるよ」
「そうなの?」
「うん、そうだよ」
 先生はサラをお家の中に案内します、居間に入りながらそうしてなのでした。
 先生はサラを居間に入れてそのちゃぶ台に入れました、そしてなのでした。
 紅茶とティーセットを出します、そのうえでまた言うのでした。
「今はこれだけれどね」
「日本のお家でティーセットは」
「どうかな」
「凄く違和感があるわね、それにお家に入るのに靴も脱いで」
「日本のお家だからね」
「畳に襖ね」
「それに障子とね」
「木のお家なのね」
 サラはこのことも言いました。
「本当に日本のお家なのね」
「そうだよ」
「このお家が兄さんが今住んでいるお家なの」
「いいお家だよ、暮らしやすいよ」
「だといいけれど」
「それでサラ、ご主人は?」
「今お仕事の打ち合わせよ、社長さん同士のね」
 サラはお茶を入れつつお話します。 
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