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Ghost trick

作者:夜光蝶
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興味本心

『いや~。流石、二次元!お菓子も美味しいね~』

と、紙袋を持ち、食べ歩きしているムウマ。

『でっかい建物~』

すると、周りに建っているのと違う建物に目が着く。

『ちょっと、覗いて来よっと♪』

裏道に回り、浮遊術を使って行動に移る。

『あの人、もしかして…(妖笑)』

後ろ姿に、何かに気付いたムウマは、ニヤリと笑い、再び行動を始める。

          アハハッ…

スパンダム「何だ!?誰か居んのか!?」

静かな部屋で、不気味な笑い声が響く。

          アハハハハハッ…

スパンダム「!!?」

ビクビクと怯え、周囲を確認するスパンダム。

『スパンダムさん。さっきから何探してんの?』

スパンダム「いや。何って訳じゃねぇんだが……



















ギャーッ!!!!」

左肩にしがみ着いてるムウマに気付いたスパンダムは、思わず悲鳴を上げる。

『アハハハハハッ(笑)』

スパンダム「だ、誰だお前!?侵入者だな?!」

『耳元で煩いよ』

スパンダムから離れ、ふわふわと宙に浮かぶムウマ。

スパンダム「お前!能力者なのか!?」

『そうだよ』

スパンダム「目的は何だ!」

スパンダムは、焦りながらも不法侵入者の彼女を見る。

『別に?唯、興味本心で入っただけ』

スパンダム「そんな理由で、不法侵入して良いと思ってんのか!!」

『ウチの勝手じゃん』

ムウマの答えに、返す言葉が無いスパンダム。

『ねぇ、他のメンバーはぁ?』

スパンダムに尋ね様とした時、

?「さっきから何騒いでんだよ。長官?」

そこへ、CP9のメンバーのジャブラ,カリファ,カク,ルッチが現れた。

『まさか、CP9の方から出迎えてくれるとは(妖笑)』

全「「!?!?」」

本来、秘密組織のCP9の名を、意図も簡単に口にするムウマ。

ルッチ「貴様、何者だ?」

『修羅場好きの傍観者で~す(笑)』

ルッチ「ふざけてるのか」

カク「早めに始末した方が…」

殺気を立てながら、ムウマを睨み付けるルッチとカク。

『カリファ~!』

逃げる様に、カリファの後ろに避難するムウマ。

『ルッチとカクが虐める~!』

カリファ「…/////」

弱々しい仕振りを見せて、フードから見える黒い瞳が、カリファを捕らえる。

『ズッ…スパンダムさんもっ…死ねって…ズッ…(ノ_・。)』

カリファ「長官?(黒怒)」

黒いオーラを放ちながら、ジリジリとスパンダムに近付く。

スパンダム「ま、待てカリファ!ソイツが言った事は…!!」

カリファ「問答無用」

スパンダム「ギャーッ!!」


~数分後~


『アハハハハ(笑)』

愉快そうに笑い、あちこちに飛び回るムウマ。

『今日は、十分楽しませて貰ったよ』

ルッチ「待て。貴様、我々の―――」

『言わないよ。今ん所ね(妖笑)』

ルッチの言葉を遮り、意地悪そうに笑う。

『じゃあね。……ルッチ』

ルッチ「!!?」

耳元で名前を囁くと、ルッチは驚いた表情で振り向く。

『バイバイ。カリファ♪』

そして無邪気に笑い、擦り抜ける様に、その場から姿を消した。

to be continued



 
 

 
後書き
久しぶりの更新です。
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