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インフィニット・ストラトス~IS学園に技術者を放り込んでみた~

作者:壬生咲夜
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突発ネタ集
  Ex05.名前メーカーで診断してみた

 
前書き
お久しぶりです。
お気に入り登録数が150人となりました!!
いつも(?)よんでいただきありがとうごさいます。

またまた番外編です。

今回は以前私がとある診断をしたさいに出た結果をもとに作ったssです。

短い上になりの駄文となりますが、どうぞよろしくお願いします。 

 
<男子寮2階 鏡也の部屋>


「スゥ…スゥ……」

鏡也
「………」

[ギィッ……パタン]


……よし、いったん落ち着こう。
今日は土曜日で授業は休みだったけど、朝から整備班での仕事があって整備室に行ってた。
今日は打鉄(12・14・号機)とラファール(11・17号機)の修理と整備をして、午後のメンバーと交代。
午後からはケインと街に出る筈だったけど、シャワーで汗と油を流したときに財布を部屋に忘れてたのに気づいて、一旦財布を取りに寮に戻った。
ここまではいいだろう。

んで、寮に戻って自分の部屋の扉を開けたら恋人が水着姿で寝てた。


ワケワカメ


え、何で水着? しかも露出が多いやつ
あれか? プールか海にでも行こうっていう誘い?

そう言えば今日は日差しが強くて今月一番の晴れ模様って天気予報で言ってたっけ…………



今、真冬だけど。





まさか楯無からの差し金で、当の本人はカメラ越しに予想外の事態に慌てふためく俺を見て楽しむつもりか?

………いや、無いな。
もし、そんなことヤレって言ったら楯無が地に沈むことになるし、そもそも言われたからやるってタイプじゃない。

あ~、でもよく義母さんや静琉さんに口八丁で上手く丸め込まれて、いつだったか超ミニのスカートや露出の多い服着せられたり、コスプレとかもさせられてたっけ?
懐かしいね~……写真撮った瞬間に携帯奪われて逆パカされたな…ハハハ

もっともネガは母親'sが持ってるし、俺の脳内ファイルにもしっかりと焼きつけているがな。
そのことを言ったら顔を真っ赤にしてビンタされるから黙ってるけど…

それ以外だと―――


ケイン
「おーい、キョーヤ! 部屋の前でなにやってんだはやk―」
鏡也
「えいっ(パシンッ!!」」
ケイン
「ブヘッ!?」

様子を見に来たであろうケインを取りあえず叩い(ビンタし)てみた。


ケイン
「な、何しやがる!! 来るのが遅いから来てやったってのに……」
鏡也
「痛いか?」
ケイン
「当り前だろう!! 特にキョーヤの場合は見た目からして男装麗人なんだからビンタなんてされたら精神的にもくるっつーの!!」
鏡也
「そうか、これは夢じゃないのか……」
ケイン
「は? 何を言って」
鏡也
「用は済んだ。さっさと帰れ駄犬」
ケイン
「犬っていうn――」
鏡也
「そいやっ!(バキッ」
ケイン
「ブヘラッ!? な、なんで平手打ちからのエルボーアタック?」
鏡也
「特に意味のない暴力がケインを襲う」
ケイン
「襲ってるのお前だよね!? あと答えになって無いし、理由が理不尽だ」

っち、うるせえな…

鏡也
「…ちょうど座っているから蹴りやすいな」
ケイン
「え゛…おい、キョーヤ――」
鏡也
「フンッ」
ケイン
「アバラッ!?」


<鏡也の蹴りがケインの顔面に炸裂>

ケインがくたばった。
まぁ、ヤったの俺だけと……


「さてと」


[ギィィッ…]

―――
――


[…パタンッ]






「スゥ……スゥ……」
鏡也
「たくっ、その恰好じゃ風邪ひくだろうに…」


毛布をかけたあと、そっとベットに腰かける。


鏡也
「…これじゃあ、いつもの逆パターンだな」

昔から晩くまで起きて何らかの作業をするたびに登校時間ギリギリになっても起きれずにいた。
そんな様子を見とがめた虚が、度々鏡也の家に訪れては起こしに来ていたのだ。


[スッ]


そっと虚の頭に手を伸ばし、優しく髪を撫でる。
決して起こさないようゆっくり丁寧に、自身の髪質とは違う柔らかな感触を堪能する。

「…こうしてゆっくり触るのもなんだかいいものだな」

そう告げる鏡也の顔は普段の悪戯めいたものでも凛々しいものでもない。
とても柔らかな笑みを浮かべていた。



因みに、頭を撫でられている虚はというと……

「(え? え? な、なんで私、キョウの部屋にいるの!? しかも何で水着!? こ、こんな水着、私知らないわよ///)」

実は鏡也が部屋に入る少し前に目を覚ましていたのだ。
自分の状態をみて混乱へと陥っていたところに、再び鏡也が部屋に入ってきてため咄嗟に寝たフリをすることにした。
彼が近づいてきたときには、一瞬気付かれたと思ったが、鏡也は毛布をかけてくれたあとに自身の頭や髪を優しく撫でられた。



「(ああ、気持ちいいわ…なんだかまた眠くってきt――)」
鏡也
「クスッ、可愛い寝顔♪」

「っ!?///(覚めたーーーーっ!?)」

再び眠気が来て意識が跳びそうになるが、鏡也のその一言で一瞬でそれが吹き飛んだ。


鏡也
「よく俺の髪を綺麗とか言ってるけど、虚のも十分綺麗だよな…」

鏡也の髪は癖のないストレートで、虚のは柔らかな髪質だ。

鏡也
「何よりも楽しいし♪」

「(あ、解ったわ…これ気づいてやってるわ)」

ここにきて漸く寝たふりをしていたのがバレていたのに気づく。
もっとも鏡也も彼女が寝たふりをしていたのに気づいたのは毛布をかけたときに僅かながら反応を示したからなのだが…。



「……イジワル」
鏡也
「いつまでも寝た振りをしたお姫様にちょっとした意趣返しさ」

「…バカ」
鏡也
「知ってる♪」

毛布にくるまりそっぽを向きながら小さく呟く虚。
そんな可愛らしい動作に鏡也は愛おしく見つめならが楽しげにそう返すのだった。






鏡也
「ところでさ…」

「?」
鏡也
「男の部屋にそんな恰好で無防備で寝るとか………どうなるか解ってるよな?」

「キ、キョウ、まさか…」
鏡也
「正直我慢の限界なんだよね~」

「きゃっ!?」

毛布を無理矢理剥ぎ取り、暴れられぬよう彼女の上を跨り片手で両腕を彼女の頭の上で押さえつける。


「ま、待って今日はその…」
鏡也
「うん、無理♪」

必死に抵抗して逃げようとするものの、いくら見た目男装麗人とはいえ鏡也もれっきとした男。
純粋な力勝負で虚が鏡也に勝てるはずも無く、最早されるがまま。


鏡也
「ん…」

「っ!?」

そっと近づいてくる鏡也。
やがて互いの唇が触れ合うかどうかというとき―――、




ケイン
「グッモーニング! キョーヤ!!」
鏡也
「………」


暗闇に響く聞き覚えのある低い声。
そっと瞳を開くと、そこには視界いっぱいに広がる野郎(ケイン)の顔が……


鏡也
「フッ!!!」
ケイン
「ゴバハァッ!? な、何故に鳩尾」
和輝
「……キレイに入ったな」
鏡也
「ウルセェ、何の用だ駄犬」
ケイン
「キョーヤが仮眠取るから1時間したら起こせっていうから起こしたのに……あと、犬って言うn―」
鏡也
「眼を開けた瞬間に野郎の顔とかダレ得だよ(バキッ」
ケイン
「ブフェッ!?」


地べたに座り込んでいた駄犬《ケイン》の顔に回し蹴りがヒット!!


ケイン
「な、なんかデジャブ…(ガクッ」
和輝
「……返事がない、どうやらただの屍のようだ」

理不尽な暴力にケインが沈んだその一方……



[ガバッ!!]


「っ!? ゆ、夢?」


ガバリと起き上がる虚。
辺りを見渡すと、ここしばらく殆ど缶詰状態となっている生徒会室だと認識する。



「そ、そうよね。来年の入学式に向けての仕事をしてたはずなのに、気がついたらキョウの部屋で買った覚えの無い水着を着て寝てて、眼を覚ましたらキョウにお、襲われそうになるだなんて///」


そう言った彼女の両脇には山の様に積まれた書類、机にはやや湿った書きかけの報告書があった。
未だに残る仕事の量と、書きなおし確定の報告書に思わず深い溜息をつく



「それにしてもまさか――」


鏡也&虚
「「(最近シテなかったとはいえ、あんな夢をみるとはな(だなんて///)……)」」


儚くも同時に同じことを考えていた二人であった。



[ガチャッ]


千冬
「入るぞ」

「お、織斑先生」
千冬
「ん? 少し顔が赤いようだが…」

「っ!? だ、大丈夫です!! それよりも何かご用でしょうか? 楯無お嬢様でしたら、ただいま席を外され(何処かへ脱走し)てますが…」


そう、虚が夢の世界に旅立つ前まで共に仕事をしていた筈の楯無()はメモ書き1つ残して消えていた。
もし、メモに『あとはよろしくね Σ(ノ≧ڡ≦)てへぺろ☆』と書かれていたら問答無用でブチキレていたであろう。



千冬
「はぁ…、また生徒会の仕事をサボってどこかに言っているのかあいつは……」

「申し訳ありません」
千冬
「まぁ、やつがいないのなら都合がいい。布仏、用があるのはお前の方だ」

「私、ですか?」
千冬
「ああ、実はだな―」


このあと、千冬からの依頼を引き受けた虚は、とある装置を製作し、入学式前日の夜から翌日の昼間まで、オラクル主要メンバーを自分もろともとある部屋に閉じ込めるのであった。


 
 

 
後書き
【後書き】
以上、診断メーカー“部屋に戻ると”で、[部屋に戻ると水着姿の布仏虚がベットで寝ていた]でした!
この診断メーカーを初めてやったときに、マジでコレが出て私自身とても驚き、是非書こうと思い、ちょくちょく書いていました。

一応、時期的には本編開始前の冬、鏡也らが2年生のときの真冬となっています。
本編が中々進まないです……

ご意見ご感想、よろしくお願いします。 
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