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混沌の魔術師と天空の巫女

作者:白鋼
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第6章 無限時計編
  新生六魔将軍

そのすぐの事・・・

「ん?あれは・・・」

「どうした?」

「ミラさん達だ!!」

「何・・・!」

「ミラさん達の下へ行きます!!」

俺は急いでミラさん達の下へ行った。


ドーン!


「何だ!!?」

「俺です。」

エルフマンさんの声に俺は答える。

「コージ!?」

「エルザ達も!!」

「急いで行こうとして、ミラさん達を見つけました。」

俺はミラさん達にそう説明した。

「それが時計の部品か?」

エルザさんがミラさん達が持っている
大きめのボールぐらいの大きさの黄色の丸い球体を持っていた。

「ええ。」

「途中でレギオン隊の奴とも戦って何とか手に入れたわ。」

「その後に光出して・・・」

「急いだ方がいいかもしれません。ミラさん達も妖精の球(フェアリースフィア)で囲みます。」

俺はそう言い、ミラさん達を妖精の球(フェアリースフィア)で囲った。

「急ごう!」

「ああ!!!」

俺は光の速さで目的地まで急いで行った。














































「ここだ!!」

俺達は目的地に着いた。

「エルザ達も来たか!」

その声はグレイさんであった。近くにジュビアさんとリオンさんも居た。

「ギヒッ。遅かったな。」

ガジルさんもレビィさん達もいた。

「我々が最後の様だな。」

「ですね・・・解除!」

俺はエルザさん達を囲っていた妖精の球(フェアリースフィア)を解除した。

「俺ったいも今着いたばかりだ・・・何だが・・・」

「?」

俺はグレイさんの見ている方を見た。下を見ていたが・・・

「何ですか、この深い穴は?」

そこには四角い穴があり、かなり深そうだった。

「目的地は間違いなんだけど・・・」

レビィさんがそう言う。

「あっ、そうだ。ドロイさん。」

「何だ?」

「昨日、あんたが転んだせいで分身が消えたので・・・」


バン!


「ごふっ・・・!」

「これ、その分ね。」

「ひ・・・・・・酷い・・・。」

「んな事より、降りるぞ。」

「この穴に・・・・・・ですか・・・。」

グレイさんの言葉にウェンディが穴の深さを見てそう言った。

「コージ。」

「わかっています。」

エルザさんが何を言いたいのか分かります。

妖精の球(フェアリースフィア)!」

俺以外の全員を妖精の球(フェアリースフィア)で囲った。

「降りますか。」

多分、この穴にナツさん達がいる筈、そして時計の部品も・・・

「行くか。」







































穴に入った後、入口に入り、ナツさん達が通ったと思われる道を進んだ。
最後はまた妖精の球(フェアリースフィア)で全員を囲み、下へ降りた。

「つきました。解除。」

俺は妖精の球(フェアリースフィア)を解除した。

「ナツ達はどこかしら?」

「ん?何だこの魔力は・・・?」

「あれは・・・!!」

俺はその光景を見た。





































「審問会にも掛けるまでにないわ!!この場で裁かれよ、ココ!!!」

1人の男がココを殺そうとしていた!理由は分からないけど・・・!!!

「マズイ!!」

「ここは俺に任せてください!!」

俺とエルザさんは急いでココの下へ行く。

「コージ!!」

「はい!!!」

エルザさんは金剛の鎧を身に纏い、ココを持っている盾で守る。そして俺は、

「うおおおおおっ!!!!」

放たれた魔法は攻撃魔法だが、光である為、俺はそれを食う事とした。
エルザさんがココを守っているが、一応の為でもある。

「何!?ディバイン・アローを・・・!!?」

男は驚く。

「ごっくん・・・まったく、理由は分かりませんが、ねぇ・・・ここまでやる必要はあるか!!」

俺は怒鳴ってそう言う。

「いつぞやは剣を交える間もなかったが・・・」

「貴様は・・・!!」

「ようやく会えたな、バイロ・クラシー。」

エルザさんはいつもの服装に戻り、そう言った。
奴の名前はバイロ・クラシーと言うのか・・・誰かに似ている様な気が・・・?

妖精女王(ティターニア)・・・。」

「気安く呼ぶな!」

エルザさんは怒鳴ってそう言う。

「「エルザ!!!」」

「おおっ!ナツさんにルーシィさん!!」

後ろの方から、2人の声が聞え、振り向いて、俺は2人の名前を言った。

「ところでエルザさん、この人は・・・」

「バイロ・クラシー。レギオン隊の司令塔だ。」

「成程。」

「それにそいつ、アースランドのバイロだよ!!」

ハッピーがそう言う。

「じゃあ、エドラスにも・・・?」

「俺とお前、ウェンディの魔力を変な装置でとってった奴だよ。」

ナツさんがそう言説明をした。

「あいつか・・・!!」

思い出したぞ!あの爺か!!
アースランド(こっち)じゃあ、身長高い上にレギオン隊の司令塔やってるのか!

「弱い者いじめしてんじゃねえよ!!」

「「グレイ!ジュビア!!」」

「あれ?何でリオン?」

「色々ありまして・・・他の人達も来てますよ!」

他のみんなが部品を見って現れる。

「俺達も、部品を見つけたぜ!!」

ロメオが見つけた部品指を差してそう言う。

「そういう事だ。我々は5つの部品を全て手に入れた。
 残るは、貴様達がルーシィから奪った針のみ。渡して貰おう。」

エルザさんはバイロに向かってそう言う。

「ならば取り戻すまでだ、妖精女王(ティターニア)。」

「この人数を相手にか?」

1人俺達を相手では無理があるからな。

「時計は我らが全て集め、封印し、管理する。大人しく、それを渡せ!!」

エルザさんは剣を出し、バイロに向けて言った。

「渡す訳にはいかんな。無限時計は元々ゼントピアの所有物。
 我らが管理する宿命である。」

「え?」

「ほう。」

「そうだったな?」

「い~や・・・始めて知ったぜよ・・・。」

後ろに、あのジャンとかと言うルーシィさんに一目ぼれした人がいた。

「あなた方はこれに深入りし過ぎた。覗いてはいかぬ、闇を見てしまった。
 もはや、生きて帰る事も許されぬ!」

バイロはそう言う。それと同時に、時計の針が光出していた。


カタカタカタ・・・


「(こいつも、反応している・・・!)」

俺はリュックに入れている歯車の事を心の中で思った。
魔力を押える布を結構まいてはいるが、小さい音でカタカタと聞こえる。

「ぬかせ!行くぞぉ!!!」

「はぁ!!!」

俺達は全員、バイロに向かって攻撃をした。10人の同時の攻撃、かなりのものではある。

「みんな待って!あいつに魔法は・・・」

「あがぁー!!」

「って、ちょっとぉーーーー!!!!」

ルーシィさんが何を言おうとしていたが、俺達の攻撃は止まる事はできなかった。

「笑止!」

バイロはそう言い、持っていた自分の杖を振った。
それと同時に、俺達の魔法はかき消された。

「これか!おっさんが言っていたのは!!」

「この数で!!!」

「かなりの強敵ですね!」

グレイさん、エルザさん、俺はそう言う。

「魔法が効かねえんだよ!」

ナツさんがそう言う。

「これ程とはな・・・。」

「確かにメンドくせえ!」

「でしょ?これじゃオイラただの猫だよ!」

「確かにー!」

ハッピーの言葉にミントがそう言う。

「何人同時に来ようと変わりはせん。私の前では魔導士は魔導士でなくなる。」

「猫は?」

「ハッピー、今はそんな時じゃないから。」

ハッピーの言葉に俺はそう言う。

「ならば仕方あるまい・・・。」

「素手でぼこるしかねぇよなぁ?」

「来るがよい!私は素手でも同時に50人を相手にできるよう訓練されている!」

かなりの強者ですね・・・。

「へっ!タコ親父も燃えてきたってか?」

「油断するなよ。こいつはそうとうな使い手だ。」

「望む所よぉ!」

「やってやりましょうか!!」

俺達は素手で挑もうとした。





































だがその時だった!!


キィィィン!


部品がさらに光出した。

「・・・え?お父さん・・・?」

ルーシィさんは自分のお父さんの姿を見てそう言った。

「・・・あれ?」

よく見ると、周りの風景が変わっている。黒く赤い色でなんとも気味の悪い感じの風景だった。

「ダメ・・・。」

「「!?」」

「ダメって、言ったのに・・・」

後ろには、星空の鍵の少女がいた。そして、ルーシィさんのお父さんが持ってきた部品になった。

「あれは・・・ダメなものだよ・・・。」

「!!」

さらに、俺が見つけた絵本の少年が俺の目の前に現れた。

「「時は刻まれ、混沌が訪れた。」」

少女と少年はそう言う。

「ここは・・・終わりの始まり・・・。」

「・・・え?」

ルーシィさんの言葉に俺は唖然となる。

「混沌が訪れた時、歯車は動き、破壊する。そして・・・絶望が襲う。」

「え・・・?」

少年は俺に向かってそう言う。

「ど・・・どういう事だ!!!」

俺は大声で言うが、何も答えてくれなかった。
























「コージ!!」

「姉さん!!」

「「!?」」

「見て!!」

「時計が!!」

ミントとミッシャルさんの言葉に俺達は指を差した方を見た。
時計の部品全てが光出し、空中に浮き、移動していた。

「これは一体・・・!?」

「何が起こるの・・・!!?」

俺とルーシィさんは驚くしかなかった。
そして部品が全て集まりさらに光出し、1つの時計となった。
俺達はそれをただ呆然と見るだけだった。



ゴォーーーン!ゴォーーーン!!



「うるせいぞ!」

「目覚まし時計!?」

ナツさんとハッピーはそう言った。

「それよりまずいですよ!!」

「崩れるぞ!!」

俺とエルザさんはそう言う。

「何なの、これ・・・!?」

「おい!ぼぉーっとすんな!!!急ぐぞ!!!」

グレイさんが大声で言う。

「っ!何だ・・・この匂い・・・!?」

ナツさんが何かを匂った様だが・・・。

「間違いねえ・・・!!あいつらか・・・!!!!」

「!?誰かいる!!!!」

土砂の煙から、人の姿が見えた・・・6人いた。

「・・・!!!」

姿が見えた。1人は白い髪の色の女性で天使を連想させる格好をしていた。
もう1人は顔が熊の様で、色は濃いピンクに近い色。
さらに腹部分には数字の「6」が3つあり、スロットの様な感じであった。
左側にレバーの様なものもあった。
次は褐色肌で赤茶色の逆立った髪に右耳のピアス、右目は隻眼の男。
隣には全身タイツで鼻が長く、サングラスをかけた男。
2人の後ろに大鎌を持ち、老け顔でスキンヘッド、そしてローブで身を包んでいる男。
そして最後の1人は黒い髪と唇が特徴の男であった。

「なっ!?こいつら!!!!」

ナツさんは知っているのか?
だが、次のルーシィさんの言葉に俺は驚く。












































六魔将軍(オラシオンセイス)!!!!」

「!!!??」

その言葉に俺は驚く。

六魔将軍(オラシオンセイス)・・・・・・だと!?」

「間違いないわ!!そこの4人は六魔将軍(オラシオンセイス)なのは間違いないわ!!
 他の2人は見た事もないけど・・・」

シャルルが大声でそう言った。
シャルルが指を差したのは白色の髪の女、タイツの男、隻眼の男、髪と唇が黒い男であった。

「そうか・・・・・・あいつらが・・・・・・・・・!!!!」

「随分雰囲気、違くねえか?」

「7年も経ちましたからね・・・。」

グレイさんの言葉にウェンディが言う。

「メンバーも違うようだな。」

エルザさんがそう言う。前には六魔将軍(オラシオンセイス)のホットアイさんがいたが、
あの人はまだまともな人のようでしたね・・・。

「にょほほほほほ!こいつはまたいけるぅ~!!!!」

熊の顔をした奴はスロットを回した。
3つとも、「六マ」という文字が出た。

「まさしくこれが、六魔将軍(オラシオンセイス)!!!!」







































「いえ、いえ、いえ、いえ!新生六魔将軍(オラシオンセイス)とお見知りおきくださいませ!」


「「「「「「「「「新生六魔将軍(オラシオンセイス)!!?」」」」」」」」」

俺、ウェンディ、ミント、シャルル、ナツさん、グレイさん、ルーシィさん、
エルザさん、ハッピーは驚いてその言葉を言うのだった。 
 

 
後書き
どうも、白鋼です!またもや遅くなってしまいすみませんでした!
中々進み具合が悪かったり、仕事で疲れたりで忙しかったです・・・。
できる限り、早く出せれるように頑張ります!今回、新生六魔将軍(オラシオンセイス)が登場しました!
コージにとっては、4人の新生六魔将軍(オラシオンセイス)
化猫の宿(ケット・シェルター)の事で因縁のようなものがあります。
次回、それを出します。お楽しみに~!! 
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