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混沌の魔術師と天空の巫女

作者:白鋼
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第6章 無限時計編
  目的地までの道のり

俺達は部品を運び、図書館から出た。

「もう遅いね。」

ウェンディがそう言う。外へ出ると、もう夕方であった。

「仕方ない、今日はここで野宿だ。」

「そうですか?俺が妖精の球(フェアリースフィア)でみんなを運んでも・・・」

「いや、他のチームがまだ部品を見つかっていない可能性もある。
  闇分身からは何かないか?」

「・・・・・・そういえば、エルフマンさん達の方の闇分身から、
 まだ目的の場所へ着いていないらしいですが・・・」

「そうか。」

「それに、いくら速く移動できても、魔法は消費するんでしょ?」

「もう夜になるし、今日はあのロリコン野郎との戦いで魔力消費したでしょ?」

「・・・・・・。」

シャルルとミントの言葉に黙る俺。

「・・・・・・まぁ、それもそうか。」

仕方ない事だしな。

「では、テントを張ろう。さすがに図書館の中に止まる訳にはいかんしな。」

「ルーシィとレビィなら、絶対に図書館の中で泊りそうだけどね。」

「確かに。」

「そういえば、コージ。アンタの荷物・・・・・・何か動いてない・・・?」

カナさんがそう言ってきた。俺の荷物を入れているリュックには、カタカタと動いていた。

「一応、あの歯車持ってきました。多分、この遺品に反応していると思います。 
 それに、あの遺品もちょっとガタガタしいますからね。」

俺は手に入れた遺品を指でさしてそう言った。
大きな遺品が少しだがガタガタと音を立て、動いている。
前みたいな事にならない様に、距離を置き、さらに魔力を押える布で歯車を押えている。
しかしやはり強力なのか、2つはカタカタと音を立てる事がある。

「時計の部品と歯車、何か関係はわかるか?」

「こいつを読めばわかると思います。」

俺は図書館で見つけた、あの絵本を出した。ただ、1つ問題があった・・・・・・。

「どうやらこれ、古代ポタメリヤ語みたいです。
 レビィさんかルーシィさんじゃないと無理かも知れません・・・。」

「そうか・・・。」

「さぁ、テントを張りましょう。」

俺達テントを張り、その後に飯を作ったりした。

































夜・・・

「コージ、片付けの手伝いをしてくれ。」

「わかりました。」

食事が終わった後、俺は後片付けの手伝いをエルザさんとする。








「(チャ~ンス!!)」

カナはウェンディの所へ行った。

「ところでウェンディ~。」

「はい?」

「コージと、どんな感じなの~?」

「ど、どんな感じって・・・?」

「義兄妹を通り越して、恋人になってからの事だよぉ~。」

「それは・・・」

「もしかしたらさぁ~・・・・・・ごにょごにょ・・・。」

「!!?//////////」

カナの言葉にウェンディは顔が赤くなる。

「あは!うぶだねぇ~。可愛いわ、コージに見せたらどうなってるかなぁ~?」

「か、カナさん!!!!」

「あははははは!!!ごめん、ごめん。」

「何なにぃ~?何の話ぃ~?」

カナとウェンディの会話が気になり、ミントがやって来た。

「ちょっとカナ!ウェンディに何の話をさせたのよ!!」

シャルルもやって来た。

「何って、コージとどこまでいってるかよ~。」

「そんなの見ればわかるじゃない。」

「見るだけじゃなくって~、私達の見てない所で何をしているかよぉ~。」

「いい加減にしなさいよ!ウェンディが困るでしょ!!!!」

「ちぇ。」

「何の話してるんですか?」

洗い物が終わった後、俺はウェンディ達の所へ来た。

「そろそろ寝ますよ。明日に備えて。」

「そうね。」

「は~い。」

俺の言葉にシャルルとミントは言う。

「・・・・・・コージが来ちゃ、無理か・・・。」

「何か言いました?」

「べっつに~。」

こうして、俺達は寝る事にした。




































一方、ミラ達の方では・・・

「そう。エルザ達の方は手に入れたのね。」

闇分身()はミラさん達に本体の砲の俺とウェンディ達が遺品を手に入れた事を報告をした。

「はい。他はわかりませんが・・・」

「明日は俺達だけでも何とかするぜ!」

「そうですか。それでは、俺は1日が限界なのでそろそろ消えます。」

俺はそう言う。そう、俺達闇分身が滅竜魔法を使わず、いられる時間は1日までであるからだ。

「急いで探すね!」

「お願いします。では!」


ボン!!!









































「ついにこっちも消えたか・・・。」

俺は闇分身が消えた事を確認し、そう言った。

「そろそろ寝よ・・・。」

俺は寝る事にした。





































次の日、昼頃・・・

「おおっ、見ろ!ここで休憩してくださいと言わんばかりのテーブルがあるぞ!」

「そうですね・・・。」

エルザさんの言葉に、俺はそう言う・・・・・・。

「いいですね!ここでお昼にしましょうか。」

「それはいいけどさ・・・」












































「・・・何であたしら、ケツプリ団のユニフォーム着てる訳!!?」

「しかも、何で私達に合うサイズがあるのよ!?」

「ぴったりだね~。」

何故かあの糞共のタイツをみんな着ていた。

「備えあれば憂いなし!」

「だから何の備えなの!!?」

エルザさんの言葉にシャルルはツッコム。

「仕方ないよぉ~。」

「お前のトラウマ克服の為でもあるのだシャルル。」

「これで克服できるんですか・・・?」

「以外にみんな、のりのりだね・・・(汗)」

「ああ・・・・・・そうだねぇー・・・・・・。」

「コージ、まだあの事気にしてんの~?」

「うるさい!!」

俺が今不機嫌である。1つはあの糞共のユニフォームがある事。
ただし、ウェンディはいいとしてだ・・・もう1つは・・・・・・







































「仕方ないだろ。コージに合うサイズがなかったんだ。
 ウェンディのじゃ小さいし、エルザ達のじゃ、少し大きいし・・・」

「こんな身長で悪かったな!!!!!」

この事であった。朝、その事で俺はかなり不機嫌なのだ。

「まあ、それはいいとして。」

「おい!」

「もう1度ピクニックができて私は今嬉しいんだ。」

「そうですか・・・」

あ~もう!何か・・・イライラする・・・!!!!

「さあ!もう1度ピクニックをするぞ!!」

「楽しそうだね~。」

「でも、前回のピクニックの時は、このタイミングで・・・・・・」

「さあ!始めよう!!」



































「ちょっと待ちな!」

「お前等、誰の許可貰って、ピクニックやってんだ!!!」

「ねぇ?マヨネーズ食べる?」

「何コイツらぁ!!?」

ミントはそいつ等の姿に驚く。紫色のタイツで全員がデブであった。

「子分A!子分B!ここが誰の草原か教えてあげなさい!!」

「「はい!親方!!!」」

「・・・・・・(怒)」

ああ~、あいつら見てると昨日のあの糞共を思い出す!!!!!

「この草原の所有者は!!」

「おいどん達・・・」






























「「「ムネプリ団!!!!」」」

「デブプリ団?」

「「「違う!!!!」」」

ミントの言葉にデブ共がツッコム。

「む、ムネプリ団!?」

「ああ・・・あ・・・。」

「この草原は俺達のぉー!」

「スタイル、ヒップ、ヒクヒクする禁止!!!」

「マヨネーズ食べる?」

「やっぱり、こうなる・・・。」

「あ~、イライラする!!!別にいいだろ!!!」

「「「うるせぇ!!!!くそチビ!!!!!」」」































ブッチン!!!!!!































「ひぃ!!」

「何か・・・やばい音が聞えた・・・。」

「ま・・・まさか・・・」

「お、お兄ちゃん・・・?」

「・・・・・・デブの腹は脂肪・・・・・・つまり油・・・・・・」

「「「ああ?」」」








































「油には火・・・代わりに太陽の熱でもいけるよな・・・」

「ま・・・まさか・・・!!!」







































「ソーラーナックルゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!!!!!」

ソーラーナックル、高温の光を拳に宿り、殴る!!!


バシィィィィィィィン!!!!!!


「「「ぎゃっちぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」

デブ共は高く飛び、真っ黒になって落ちてきた。

「ケッ、きったねぇデブ共だな。」

「それ別のアニメのセリフだよ!!!ダメだよ!!!」

「おらぁ!!!とっととうせろぉ!!!!ソーラーキック!!!!」

ソーラーキック、高温の光を足に宿り、蹴る!!!


ゲッシィィィィィィン!!!!!!!


「「「ぎゃあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」」」

デブ共は空の彼方へ消えて行った。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふぅ。」

「こ、コージ・・・?」

「お兄ちゃん・・・?」

「はぁ~!スッとした!!」

「そ、そうか・・・(汗)」

「さーって!昼飯食べましょ!!」

ストレス解消して食事が進みました!


その後、コージ達は再び移動し始めた。
途中でコージ以外のウェンディ達はようやく普段着に着替えた。




































その数分後の事・・・


キィィィン!

「見て!!」

「部品が光ってる!?」

「これは一体・・・・・・うわっ!!」


ガタガタガタガタガタ!!!


「うぇ!?歯車の方も何かすごい動いてるよ!!!」

「急いだそうが良いかもしれん!!!」

「それもそうだな、少し遅かったかも知れんが・・・コージ!」

「もちろん!!妖精の球(フェアリースフィア)!!!!(エーラ)!!!!」

俺はウェンディ達を妖精の球(フェアリースフィア)で囲み、次に(エーラ)を出し、
妖精の球(フェアリースフィア)で囲ったウェンディ達を持つ。

「行くよ!!!!!」

そのまま、光の速さで目的地まで急いで行った。 
 

 
後書き
どうも、お久しぶりです、白鋼です。
予定より時間がかかってしまいました、すみません。
今年はここまでになりますが、来年も出します。来年もよろしくお願いします! 
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