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インフィニット・ストラトス~IS学園に技術者を放り込んでみた~

作者:壬生咲夜
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本編
  第23話「動き出すそれぞれ」

 
前書き
大変お待たせしました!
予定では15日までに更新するつもりがいつの間にかこんな日になってしまいました(汗

支店勤務だったのに急に本店のヘルプとか…ハハハ

IS2期も終わりましたね~
とうとう、虚さんは登場せず、ダリルやフォルテは名前だけ…
DVD特典に出ないかな…シクシク(T_T)

それではどうぞ………
 

 
リンとの決闘の最中、急にアリーナのシールドが破られ、ナニかが俺らの前に降り立った。

???
『ギギ…』

なんなんだこいつ…
こんなIS見たことも無い

一夏
「お前、何者だ。何が目的なんだ」

???
『………』

クッ、やっぱり答えないか。



鈴音
「一夏!!」
一夏
「リン!」

アリーナのシールドを突き破ってきた襲撃者に問いかけていると突然の攻撃を回避して少しばかり離れていたリンが俺に近づいてきた。

鈴音
「あんたは今すぐピットに戻りなさい!!」
一夏
「戻るって…、リン、お前はどうするんだ」
鈴音
「私はここであいつを抑えるわ」

何だよそれ、ふざけるな!!

一夏
「女の子を置いて逃げられるかよ!!」
鈴音
「んなこと言ってる場合じゃないでしょ!! だいたい―――」
一夏
「っ!? 危ないリン!!」
鈴音
「ふぇっ!?」

[ゴウッ!!!]

先程まで俺達がいた所に緑色の閃光が突き抜ける。

ふぅ、間一髪だったな。

一夏
「にしてもなんだよ今のは……ビーム兵器?」

出力はセシリアのブルーティアーズより上だと?


鈴音
「……っ!? ち、ちょっっと一夏放しなさいよ///」
一夏
「えっ? ああ、悪い」

そ、そういえば慌ててリンのことを助けてたから特に意識してなかったけど、お姫様だっこ(この格好)ってやっぱり恥ずかしいよな…。
こういう状況じゃなかったら赤面してたな…。


一夏
「よっと」
鈴音
「あ……」


十分に襲撃者(あいつ)から距離をとってリンを下ろす。
が、なんで残念そう何だリン?


麻耶
『織斑君、凰さん、今すぐに避難してください!!』
一夏
「山田先生!!」
麻耶
『すぐに教員がそちらに向かい、ISで制圧します』

先生方が制圧してくれるのか…
けど、

一夏
「いえ、皆の避難が終わるまでここであいつを足止めします」

麻耶
『な、何を言っているんです織斑君!!』
鈴音
「そうよ一夏!! あんたはまだ素人同然でしょうが!! あたしが残って囮になるわよ!!」
麻耶
『ふ、凰さんもですよ!?』

本当ならリンにも避難しろって言いたいけど、そうも言ってられないよな…。

一夏
「…さっきの攻撃。多分ですけどこいつが直接アリーナのシールドを破壊したんですよね」
麻耶
『っええ、恐らくですけど…』

やっぱりそうか…。

一夏
「だったら尚更あいつを置いて逃げることなんてできません。今さっきの攻撃でも数回撃たれたら隔壁だって持たないですし、そうなったら避難している皆が危ない」
麻耶
『そ、そうですけど――』
一夏
「それに…」


[ビビッ]

<無所属機にロックされました>


一夏
「どうやらロックされたみたいですしね……」

ハハ、ロックされるだなんてセシリアのブルー・ティアーズに何回もやられてるってのに凄く緊張する。
代表決定戦のときにもあった「お前を狙っている」っていうのを感じるよ。

ただ、セシリアの時とは何となく違う気がするのは何でろう…


鈴音
「ああもう! わかったわよ!! とにかく、皆が避難しきるまで時間を稼ぐわよ!! (ゴウッ!!」
一夏
「ああ!! (ゴウッ!!」

考えるのはあとだ。兎に角あいつをここに抑えないと!!


―――
――



麻耶の指示を無視して謎の襲撃者へと戦いを挑み始めた鈴音と一夏。


麻耶
「ちょっと二人とも!! 何勝手な事をしているんですか!! 聞いてます!!!」
千冬
「……やらせておけ」
麻耶
「織斑先生!?」
千冬
「本人たちがああも言ってるのだ、あの侵入者の相手は二人に任せておこう」
麻耶
「ですが――」

千冬
「落ち着け山田先生。糖分が足りないからイライラするのだ」


そう言って一人席を立ち、珈琲を煎れる千冬。

だが――、


真耶
「あの~、織斑先生」
千冬
「なんです山田先生。先生も飲まれますか?」
麻耶
「い、いえ、その………………………それ、片栗粉ですよ」


そう、千冬が珈琲に入れていたのは塩でも砂糖でもない。
あんかけやマーボーを作るとき、または肉料理の下ごしらえのときやカレーを作る際に水の分量を間違えたとき、果てにはボディパウダーを作ったり、黒カビの退治、纏めて入れてた輪ゴムのくっつきを防止するのに使えるあの片栗粉であった。


千冬
「……なぜだ。なぜ片栗粉がここにあるのだ?」
麻耶
「さ、さぁ? 私に聞かれましても…」

まぁ、普通は珈琲とセットで容器やスティックが置いてあったら砂糖類だと思うだろう。

どうでもいいが箱の蓋には“松平”、箱自身には“片栗粉”と書いてある。


千冬
「(松平? 徳川と何の関係が…)」

残念ながら、千冬にはネタの意味が解らなかったようだ。



セシリア
「篠之乃さん(コソッ」

「なんだオルコット(コソッ」
セシリア
「私、お恥ずかしながら料理をしたことがありませんの(コソッ」

「…それで?(コソッ」
セシリア
「チェルシー…私の幼馴染から塩と砂糖を間違えるという話を聞いたことがありますが、片栗粉も似てらっしゃいますの?(コソッ」

「いや、確かに白いが、普通は間違えないぞ(コソッ」


バレないようにコソコソと話している二人だが、残念ながらバッチリ千冬や麻耶に耳に聞こえており、


麻耶
「…(チラッ」
千冬
「……」
麻耶
「ヒッ!?」


恐る恐ると言った風に麻耶が千冬へと顔を向けると、能面が如く無表情の千冬の表情を見てしまい思わず悲鳴をあげてしまった。


麻耶
「お、おおおお織斑先生?」
セシリア&箒
「「っ!?………(ゴクッ」」


何とか話題を逸らして能面の様な顔を止めさせようと声をかける麻耶。
麻耶の慌てぶりから何となく事情を察してしまった箒とセシリアの二人は息を飲みその様子を見守っている。
そしてその結果――、


千冬
「………………フッ、何を言っているんだ箒。昔から私は珈琲には片栗粉を入れてたではないか」

「そんなこと今はじめて知りましたよ!? というか、てんぱって私のことを名前で呼んでます!!」



先ほど(前話)以上に見たことも無いウソくさい笑顔で事実を捻じ曲げようとする千冬だった。
が、箒の言うとおり動揺のせいかファーストネームで呼ぶという普段ならやりそうも無いミスを犯してしまう。


千冬
「わ、私はな珈琲の香ばしさと片栗粉によるトロミを味わうのが好きなのだ」
麻耶
「結構な量を入れてたのでトロトロするどころがドロドロすると思うんですけど…」

何とか誤魔化そうとするが、残念ながら言葉を出すごとにどんどんと泥沼にハマるだけであった。

千冬
「おや、どうやらトロミがまだ足りないな。それ一杯、二杯~」

死んだ魚の様な眼をしながら、自身のマグカップに片栗粉をどんどん投入していく。
どうやら彼女は自分で墓穴を掘り、墓標を立てて埋まる気のようだ。

千冬
「それじゃあ、逝ってみよう!!(グビッ」

既にもうドロドロを通り越してゼリーのように中途半端に固まった珈琲(生暖かい)を飲もうとする千冬。
ちゃんとかき混ぜていなかったせいか、所々にダマがが出来ているのが遠目でも見れる。



「止めてください千冬さん!!(ガシッ」
千冬
「放せ箒!!!」

「放しません!! ほとんどがジャガイモの澱粉で栄養分としてはお米や小麦粉と大差ないですけど、その量は絶対に身体に悪いです!!!」
セシリア
「お詳しのですね篠之乃さん」
麻耶
「も~誰ですか!! こんなとろこに片栗粉を置いたのわ~~~!!!」




「クシュンッ!」
「ウツホチャンカゼ?」
「イエ、ソンナハズハ…」


暴走する観測室を脇に何処かで眼鏡の似合う美人がくしゃみをしたそうな……。



~数分後~


千冬
「ぜぇ、ぜぇ…すまない少々取り乱した」

「いえ、別に…」
セシリア
「…大丈夫ですわ」

千冬の暴走が収まり、やや服装の乱れた女生徒2名が疲れ切った様子でそう答えた。

え? 山田先生? 彼女はこんなこと慣れっ子ですから……。

麻耶
「慣れてません!!!」



千冬
「んん、とにかくあいつらがああ言っているのだからあの襲撃者の時間稼ぎは2人にまかせよう」


先程までのやりとりのせいで何もかも台無しだが、改めてリテイクする千冬。

まぁ、そうしてもらわないと進まないんですけど…


セシリア
「先生、私にISの使用許可を!!! すぐに出撃できますわっ!!」


千冬に出撃許可を求めるセシリア。
だが―、

千冬
「そうしたいところだが…これを見ろ」

セシリアの答えに1つのモニターへと視線を移す。
そこには緊急システムがレベル4と表示されていた。


「遮断シールドがレベル4に設定!?」
千冬
「恐らく襲撃者()の仕業だろう。外部へ連絡を取ろうにも通信はジャミングされ、全ての隔壁が降り避難もままならないどころか私たちもこの部屋から出られない状態だ」

「そんなっ!?」
セシリア
「だったら私のブルーティアーズで――」
千冬
「扉を破壊するか? お前の機体はどれも威力が高い。この精密機器が密集した場所では危険すぎる」
セシリア
「うっ…」

千冬の言うとおり、レーザーという高エネルギー兵器をこんな場所で使用してはただではすまないだろう。




「まさか、この騒動はオラクル(あの人たち)の仕業では…」
千冬
「それは無い」

箒が一つの可能性を思い浮かべたが、千冬はそれをすぐに否定をした



「どうしてそう言いきれるのですかっ!! 入学してから彼らのことを見てきましたが、いつもふざけては好き勝手に暴れて場を乱すだけじゃないですか!!」

千冬
「場を乱す、か……確かにそうかもしれん。だがな、あいつらはこんなつまらない(・・・・・)ことは絶対にしない」


箒の発言に一切の迷いなく断言をする千冬。
それには信頼か確信かそれとも―――



「………」
千冬
「…納得がいかないといった顔だな」

「…いえ、そんなことは」
千冬
「まぁ、確かに普段のあいつらの行いから否定できない要素もある。だが、今頃その好き勝手に暴れてる連中がこちらの救助に向かっているだろう」


―――
――


<整備室>

[カチャカチャカチャッ…]

[ビーッ!!! カシュンッ…]


お母さん(仮)
「よし、開いた!!」

早苗
「3・6・9班はポイントβに向かい、近衛君達と合流し避難活動を、合流するまでの指揮は黄瀬君にお願いします」
大賀
「任しときっ!!」
早苗
「4・7・11班は水瀬君の指示に従いルートBから救助にあたってください」
和輝
「了解した」
早苗
「1班は私と一緒に工具と医療セット集め。残りの皆は引き続きクラッキングを行い、IS部隊の突入ルートを確保してください」
生徒's
「「「「「了解(はいっ)!!!」」」」」



<とある通路>


鏡也
発破(はっぱ)!!!」
ケイン
勒重死(ろくじゅうし)!!! (カチッ」


[ドォーンッ!!!]


ケイン
「……やったか?」
鏡也
「ちっ、頑丈だなオイ…」
ケイン
「IS武装にも耐えられる仕様だからな…こりゃ骨が折れるぜ」
鏡也
「兎に角何としてもここを突破するぞ。そうすりゃ隠し通路からこっちに向かってる部隊と合流できる筈だ…」




<システム塔>

[カタカタカタカタッ!!!]


女生徒A
「速い!? 私たち精鋭が追い付けないだなんて!!」
女生徒B
「一体何者なの?」
薫子
「襲撃者のことなんて考えただけ無駄よ!!」
シャノン
「やってくれるじゃない。この私に喧嘩を売るだなんて」
女生徒C
「駆逐してやる」




<生徒会用観測室>

[カシュンッ!!]


「お嬢様!!」
楯無
「ありがとう虚ちゃん。この後はシャノンさんと合流してシステムクラックを、隔壁を開くことが無理でも通信システムだけでも回復させて。私は突入部隊と合流して二人の救助向かうわ」

「わかりました。……お気をつけて」
楯無
「誰に言ってるのかしら? お姉さんは最強よ♪」




<???>

[カチャカチャッ……]


小璘
「よし、代表!!」
???
「皆の避難ルートを作る。シャオ」
小璘
「は、はいっ! 予想される救助班のルートはA-4とD-5だと思われます」
???
「…念のため資材を少し持ってAルートを目指そう。皆、着いてきて」

生徒's
「「「「「はいっ!!!」」」」」


―――
――


千冬
「多少時間がかかるだろうが最短ルートでそれぞれの救助活動にあたっているはずだ。今は救助隊が駆け付けるのを大人しく待て」
セシリア
「ただ待っているだけだなんて…」

千冬の言葉に落ち込むセシリア。

一夏はもちろん、避難しているだろうクラスメイトの救助に駆け付けられないという事実に顔を歪ませる。
力があるのにどうして自分はここにいることしかできないのかと何度も問いかけたことだろうか…。
焦っても仕方がないとわかっているのに皆の安否と何も出来ない悔しさが脳裏をよぎってしまう。


千冬
「なに、私たちにも出来ることはある。余興のつもりか映像システムだけは使えるようだ」
セシリア
「っ!?」

そんなセシリアの内情を悟ってか千冬は再び語りだす。
彼女の言うとおり、他のシステムにはノイズが走り使用できないが映像だけは生きており、一夏と鈴音による襲撃者との戦闘の様子が見れる。


千冬
「現在、山田先生が戦闘を記録している。襲撃者の機体の特徴、武装、攻撃パターン、僅かな癖、それら全ての解析と分析を行い、救援部隊が駆け付けるかクラッキング班が通信を回復させ次第その情報を突入部隊に渡し、一気に制圧する。私たちは今出来る事を全力でやるぞ!!」
セシリア
「わかりましたわ!!」

今、自分が出来る事を尽くそうと潔い返事をするセシリア。

だが、その一方で(IS)を持たず、何も出来ない悔しさに震える少女がいた。




【ボツネタ】
◆テイク1
千冬
「好き勝手に暴れるか…確かにそうだな」

千冬
「いつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモイツモ好き勝手に暴おってッ!!!」
麻耶
「本当ですよね~。毎日毎日まいにちまいにちまいにちマイニチマイニチマイニチマイニチマイニチマイニチマイニチマイニチ書類と戦う身にもなれってんです!!!

千冬&麻耶
「「あの、問題児共がぁぁぁぁああああああああああっ!!!!」


◆テイク2
千冬
「コホン……好き勝手に暴れるか…確かにそうだな」

麻耶
「そうですね~。いつもいつも好き勝手に暴れまわって場を盛り上げたり和ませたり、武器を改造したり、織斑君の部屋の扉を直したり、IS造ったり、異臭のするお弁当を処分してくれたり、その臭いを除去する装置を作ってくれたり、まぁ~誰とは言いませんが織斑君の周りで起きた被害を色々と直してくれてますよネ?」

箒&セシリア
「「ごめんなさい」」

麻耶
「も~皆さんが暴れるたびに、権力の犬共にネチネチと嫌味を言われるんですよ? 本当ニイイ加減ニシテクレマセンカネェ?(クスクス」

[ユラッ…]

セシリア
「ひっ!? や、山田先生?」

「その触手のような影はなんですか!?」

[…タスケテエミヤ]


「ちょっ、あなた誰ですか!?」
セシリア
「ワカメ!? ワカメなのですの!?」
千冬
「(ああ、トロミのきいたコーヒが美味いな…) (ズズッ…」


麻耶
「さぁ、今こそ役立つときですよ(ワカメ)さん?」←臓器のようなナニカを持ち近づく

[ヤ、ヤメロサクラ…]


―――
――



[ミコーンッ!!]

ケイン
「立った!! キョーヤのアンテナが立ったっ!!!」
鏡也
「…なんだろう。エクスカリバーで小聖杯をブチ壊さないと大変な目にあう気がしてきた」

子安ボイスの白い精霊(?)
「呼んだかね?」

ケイン&鏡也
「「呼んで無い(ねぇ)!!!!」」

子安ボイスの白い精霊(?)
「ヴぁかめっ!!」



◆絶対に敵に回したくない人たち



「私たちに喧嘩を売るなんていい度胸ね (スチャッ」←整備科3年主席
薫子
「一匹残らず全て (クイッ」←整備科2年主席
シャノン
「駆逐してあげるわ (レロッ」←プログラミング主席


[カカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkッ!!!!!!!!!]

女生徒A
「こ、これはっ!?」
女生徒B
「あまりのタイピングの打つ速さに“タ”の字が消えるばかりか“k”のみにっ!?」
女生徒C
「わかりずらいわね…」

―――
――



[ビーッ!!]

<システムが掌握され、アリーナの入り口が解放されました>


???
『ギガッ?(え、早過ぎ…)』

[ゴゴゴゴゴッ、ガシャンッ!!!!]


隊長
「フゥンッ、……全速☆前進DA!!」
制圧部隊
「「「ウォォォォォォォォオオオオオオ!!!!!!」」」


一夏
「え、援軍? 随分と早かったな…」
鈴音
「ねぇ、何かあの人たち殺気だってない?」



教師A
「今日も遅くまで書類と格闘とかフザケルナ!!! (ガンッ」
教師B
「最近肌荒れや皺が目立ってきたんだよコンチクショーッ!!!! (ザンッ!」
教師C
「何もかもお前のせいだ!!! (ブォンッ!!」

???
『ギギッ!?(理不尽!?)』


教師A
「休暇が欲しい!!! (ドカッ!!」
???
『グギッ!?』

教師B
「癒しが欲しい!!! (バキッ!!」
???
『ガガッ!?』

教師C
「彼氏が欲しい!!! (ズガンッ!!」
???
『ゴガッ!?』

隊長
「ぶっちゃけ女尊男卑とかどうでもいいっ!! (バシュンッ、バシュンッ!!!」
???
『ゴゲラッ!?(それ言ったらアカンヤロ)』



制圧部隊
「「「「リア充爆発しろーーー!!!」」」」
???
『ギ、ギガガッ!?(タ、タスケテ…)』


一夏&鈴音
「「うわぁ……」」



襲撃から僅か数十分の出来事であった。



そして、袋叩きから数時間後……


???
『(ひ、酷い目に会った。何とか脱出して主の下へ――)』

鏡也
「これより、解体(オペ)を始る。回転刃刀(メス)
整備科生A
「…(スッ」

[ギュィィィィインッ!!!!]

???
『(ヤ、ヤメロ――!!!)』


「あら、ちょっとまってまだ少し息(抵抗の意志)があるわ。薫子、電流を流しなさい」
薫子
「了解で~す♪」

???
『(ギィヤァァァァァアアア!!!!) (バリバリッ!!』

―――
――


シャノン
「ハァハァ…素晴らしいわこのデータの配列///」
和輝
「なるほど、この武装の部分はC列とE列の配線からエネルギーを―――(ブツブツ」
香奈
「ああん、このボディなんて逞しいの/// 全体的のフォルムは無骨でありながらも亜人型としての―――」
ケイン
「ん~こっちのパーツはどうなってるのかにゃ~?」

???
『(モウヤダ…カエリタイ。イヤ、ラクニサセテクレ)』


大賀
「ほ~ここはこうなっとるか~。けどワイやったらここをこうして(カチャカチャ」
お母さん(仮)
「おいやめろ大賀!!」

???
『(ッ!? カミサマッ!!)』


お母さん(仮)
「改造は解析が終わってからにしろ」
大賀
「へ~い」

???
『(ドチクショウッ!!)』


「ソッチノパーツミセテー」
「アハッ! スゴイヤコノギジュツ」
「フツクシイ!」
「ハァハァ///」
「フヒヒヒwww」
「ネェネェコレミテー」
「スゴク、オオキイデス」
「イーヒッヒッヒッヒッヒ」
「ゴハンガサンバイハイケルワ」




<解析室の外 モニター前>

1年's
『(うわぁぁ………)』←超ドン引き


ダリル
「俺、整備科生だけは敵に回さないって決めてるんだ」
フォルテ
「ウチもっすよ」

2~3生の操縦科一同
「「「「「うんうん(コクコク」」」」」




◆お姫様だっこの件 その1

一夏
「よっと」
鈴音
「あ…(もう、あたしのバカ~/// 折角のお姫様だっこがぁぁぁぁああああああ///)」
一夏
「ん? どうしたリn―『一夏ぁぁぁあああ(さぁぁあああん)!!!!!!!』うおっ!?」


セシリア
「フ、フレンチですわ一夏さん!!!(い、いいい一夏さんにお姫様だっこをされるだなんて…う、羨ましすぎですわ///)」

「そうだぞ一夏! 女児の素肌に触れるだなんてフレンチすぎる!!!! (クッ、あのポッと出の猫め!! よくも私の一夏とあ、ああああんなことを~~~///)」

麻耶
「…なんで破廉恥って言わないんでしょうね?」
千冬
「さあな」


???
『………(ポツーン』

一人蚊帳の外になった襲撃者が地面に“の”の字を書いていじけていたそうです。




◆お姫様だっこの件 その2

和輝
「…そういえばこの間(19話)、虚をお姫様抱っこしながら立体機動で跳んで来たな」
ダリル
「ほほう、なんとも羨ましい事をしてるんだいこいつ~ (グリグリ」

「ちょっ痛いわダリル」
シャノン
「それで、乙女なら誰もが憧れる体験をされた感想は (ニヤニヤ」


「知ってる通りキョウって見かけ通り細いんだけれど、ちゃんと鍛えたりもしてるから支えてくれた腕も力があって胸板も厚くて……。その、やっぱり男の子なんだなって……///」


シャノン&ダリル
「「……有罪(ギルティ)」」


[[ガシッ!]]




「ちょ、二人とも!?」
ダリル
「へい、フォルテ空き教室作れ、今から異端審問をかける」
フォルテ
「既に準備済みッス!!!」
シャノン
「よろしい、ならばせんそ――じゃなかった裁判を始めましょう」

「え? は、放して二人とも!! というか珍しく手際がいいわねフォルテ」
フォルテ
「感謝の極みッス」

[ズルズル…]

「イヤ――!!!」
「「「アハハハハハハ」」」



ケイン
「……それでキョーヤの感想は?」
鏡也
「照れて朱くなった顔と二つの大きな果実が押しつけられて最高でした(グッ」←凄くいい笑顔

ケイン&ケイン
「「有罪(ギルティ)! (バキッ!!」」

鏡也
「ごふぇっ!?」


尾張

 
 

 
後書き
【後書き】
やっとのこと更新。
救援隊を出そうと思ったらまたもや千冬らがメイン。
そして気付けば後半山田先生が空気に…。
鏡也も主人公なのに出番が…

次こそは救援の様子を書きます!
そして多分、次で襲撃編はお終いです。

ネタについてはもし本当に変態集団(オラクル+整備科生)活躍し(暴れ)まくったらこうなるかな~と。
最後のネタに関してはたまには()る側から()られる側を書いてみたくてやってみました。
因みに解体の前に千冬に「煮る(解体する)なり焼く(改造する)なり好きにしろ」という魔法の言葉(リミッター解除)を言われている設定です。


今年までに襲撃編を終わらせたいのですがそれができるか……
できれば累計アクセス20,000人突破記念として年末ネタを書きたいのですが、それをやるには彼女がまだ登場してないし…
まぁ、私の更新の遅さが悪いのですが……


たくさんのご感想とご指摘ありがとうございます!!!
これからもよろしくお願いします。

それではこれにて失礼します!!

【わりとどうでもいい補足】
◆発破勒重死
鏡也とケインが扉を爆破する際に使ってたセリフ
元はナルトの忍刀七人衆が一人。爆刀・飛沫の使い手無梨甚八の爆刀術

◆子安ボイスの白い精霊
デスサイズを作る漫画に登場する聖剣(笑)


◆システム等のやり取り
進撃の巨人のウォールローゼ攻防戦での駐屯兵団精鋭班のやりとりを真似た

◆全速☆前進DA
遊戯王のとある社長が使ったセリフ
正確には「全速前進だ!」だがニコ動では上記で扱われる

◆よろしいならば戦争だ
HELLSINGに出てくる少佐の演説に出てくるセリフ



 
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