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この明るい星空の下で。

作者:音無咲夜
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黒魔術はほどほどに。

寒くなってきた10月10日
「だからなんでお前は裸なんだよ!」
「まだパンツ履いてる。」
「パンツだけじゃ意味無いだろ!」
「私はパンツを信じている。」
「疑うことを覚えような!」

俺が部屋を出ると悟さんがいた。
「おはようございます。」
「おはよう、三咲の部屋を掃除しろよ。」
「朝からそれですか・・・」
「じゃあ、俺は行ってくるわ。」
「行ってらっしゃい。」
俺は、先輩を見送ると三咲の部屋をノックした。
「おーい、三咲。」
応答なし。
「これから、家宅捜索を行う。」
それっぽいことをいって俺は三咲の部屋に足をふみいれた。三咲は窓ぎはの方に丸くなって寝ていた。
「猫か!」
「ふみゅ?」
「起きろ三咲。」
体を揺するが起きる気配もない。
「おい!」
揺する力を強くする。
「ん?おはよ・・・・」
「おはよじゃない、もう八時だ。」
「えっ本当に!?」
俺は三咲にパンをくわえさせ、ダッシュで学校へ走った。
どうやら8時半には間に合った。
「やぁ、イザヨイ遅かったね。」
「三咲のせいだ。」
「はははっさすが!」
「なにがさすがだ、俺は疲れるよ」
「早速星空荘の噂が流れてしまったようだね♪」
「星空荘って男子と女子が一緒に寝てるんでしょ?」
「えぇ~変態・・・・」
これはひどいな・・・
「なんとかできないのか・・」
「無理だね。」
「はぁ~~・・・・」
「ところで水上さんは?」
「さきに来てたんじゃないのか?」
「来てないけど?」
「なんかやばそうだな。」
俺はとっさにスマホで夜空に電話をした。
「もしもし?」
「おい夜空、今どこにいる?」
「地学室。」
「なぜだ!?」
「いやぁ~なんか厚い本見つけちゃって・・・」
「待ってろ、今行くから。」
俺はそう言って電話を切った。
「慧、なんか言い訳しといてくれ、
一時間目はHRだろ?」
「えぇ~ぼくも行きたいな~」
俺は地学室へ走り出した。
地学室に着くと、夜空を見つけた。
「夜ぞ・・・・」
夜空を見てビックリした、
整った顔立ちに大きく膨らんだ胸、くびれた腹部に白く綺麗な手足・・
「夜空・・・・・」
「奏くん・・・・」
俺が肩を支えて口をつけようとしたそのとき・・・
「ちょっと待ったぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
びくっ
三咲が止めに入った。
「どぉぉりゃぁぁぁ!!!!!」
三咲の強烈な飛び蹴りが俺の溝うちに入った。
「がはっ!!」
俺は壁に打ち付けられた。
「水上先輩!どうやって!・・・どうやって奏先輩を落としたんですか!!!」
「そっち!?」
「いや・・・ちょっとね~・・」
「ん?・・俺は一体・・・う~んと俺は教室にはいると入って・・」
「覚えてないんですか?」
「ああ、・・・何をしたんだ?夜空。」
「え、えっと・・・」
どさっ
「わっ!」
夜空がなにかを隠した。
「なんだそれは・・・」
俺は分厚い本を手に取った。
「願いが願わない形でかなう本」
「うさんくせぇなおい!」
「でも実際に願いは叶ってるんですよね・・」
「な、なんで私が奏くんに好かれるように願うの!?」
「えっ嫌い何ですか?」
「い、いや好きだけど・・・目の前で言うのは・・・恥ずかしい・・」
ドキューン。
「・・・・・・」
「ってなに顔を赤くしてんですか!」
「まだ効力が残ってる♪今のうちに・・・・」
一気に夜空が顔を近づけて・・・・
その唇が俺の口を塞いだ。
「なっ!?」
三咲は放心状態だ。
「イザヨイ~大丈夫か・・・」
止まった。あの諭が止まった。
一瞬だったかも知れないだが時が止まったような感覚に襲われた。
「ファーストキスゲット♪」
夜空が上機嫌で外に出た。
「・・・・・ひどい・・・ひどいです!」
「三咲!」
三咲は本を持って外に出ていってしまった。
「イザヨイ・・・・大人の階段へようこそ♪」
「頭おかしぃだろぉぉ!!」
俺は三咲を探していると・・・
「先輩」
「ん?ぐあっ!!」
俺はそこで気を失った。

////////////////
「ん?・・・・・」
起きるとそこは体育倉庫。
動こうとするとジャラジャラと音が聞こえた。
拉致監禁された。
「起きましたか?」
「三咲かこれはどうゆうつもりだ?」
「夜空先輩よりすごいことをします。」
そう言うと三咲は本のお願いをした。
「服と引き換えに奏先輩が私を好きになってください!」
すると本が光を放った。
「うわっ!」
目を開けると三咲は裸になっていた。
「先輩、私は先輩のことが好きです。」
「!?」
「だから、私だけを見てください。」
三咲の唇が俺の口に重なった。
「奏くん!」
暗い室内に光が差し込んだ。
「なんで裸なの!?」
「ヒュゥ。」
慧が口笛を吹いた。
「見ちゃだめよ。」
強烈な目潰し。
「ぐぁぁ目、目がぁぁぁ」
「ムスカか」

「三咲、私は奏くんのことが好き」
「!?」
「勝負しなきゃいけないね」
「そうだね」
「ちょっと待て?暴力はだめだぞ」
「暴力?何言ってるんですか?」
「奏くんを最初に落とした方が勝ちね。」
「ええ、」
「えっえっ?俺に決定権無し?」
「うん♪(はい♪)」
「修羅場だね♪」
「だから見ちゃだめよ。」
「ぐぁぁ目、目がぁぁぁああああ」
日が落ちかけた体育倉庫には、
裸の中学三年生と拉致監禁されている高校一年生とムスカの真似をしている高校一年生のバカがいましたとさ。  
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