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ハイスクールX×X

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肝心な時に使える奴がいない

咲夜side

「ちょっと!
アレどうするつもりなのよ!」

全力で雲ハリネズミから逃げていると
ネグレリアと横になった
空を飛べる奴等はいち早く退散した…覚えて起きなさい

「ごめんなさい」

若干だが泣いているネグレリア…

「あーもう良いわ
アレをどうにかしないと街に被害が」

とは言ったものの
動物匣兵器(アニマルボックス)と最も相性が良いと言われる雲属性
そして数ある雲の匣兵器で能力が恐竜以外上なのがいなくて
雲属性と相性が良い雲ハリネズミ、そして雲属性だからこそ出来る球針態
ハッキリ言えば私の持つ匣兵器じゃ属性からしてもどうにも出来ない
嵐の炎の特長は分解、死ぬ気の炎で最も攻撃力がある属性
私は大空以外の死ぬ気の炎が扱えるけど嵐属性以外匣アニマルに使えない

「おい!
アレと同じ奴を持ってないのか!?」

堕天使総督が声をかけてきた

「無理よ!
例え有ったとしても
匣を開匣出来ないのよ!」

属性が有ってなくて開けれるのは大空だけって

「ネグレリア、ハム子はどうしたのよ!」

一番最初にこの街に来ている筈のハム子は何処なの?

「ボスから特命受けた」

っく、あの子はXANXUSと同じで全属性を扱える
まぁ、どれかが特出していない平均的な量だけど

「大空の炎で調和は無理だし
炎が切れる見込みは一切無いと言うか
暴走するのは炎の量が多いくらいしか思い浮かばないし
あーもう!こんな時になんでランスロットはいないのよ!」

湖の騎士・ランスロットの魂を受け継ぐ者で
現アロンダイトの所有者で雨のヴァリアー幹部で作戦隊長
5人のヴァリアー幹部で頭一つ抜き出ている強さを持つ男
因みに5人のヴァリアー幹部で一番弱いのはカテレアよ
雨の炎の特長は鎮静、イルカ等の一部匣兵器は匣アニマルを鎮静する技が使えるのに
いっつも肝心な時にいないのよ、あの人は!

「咲夜さん
XANXUSから貰った雷の匣兵器が」

死ぬ気モードの朱乃が匣兵器を見せた
コレはXANXUSの新作匣兵器、何が出るかは分からない
恐竜のような古代種か 牛のような現代種か 鳳凰のような幻獣種か

「鬼がでるか邪が出るか
一か八かよ、朱乃壊して良いから開けなさい!」

私はDランクの雷のリングを投げた

ビリビリリ

朱乃は雷のリングを付けると雷の炎をともした
流石死ぬ気モード、何もしなくても自動でつくわね…

「頼みます!」

朱乃side

「ーーー」

XANXUSから貰った匣兵器を開匣して出て来たのは

「トリケラトプス…」

プテラ・トリケラ・ティラノ
言わずとしれた三大恐竜の一匹トリケラトプス

「雷トリケラトプスですね
大きさが今のハリネズミより大きいです」

良かった、雷の炎の特長は硬化
大空七属性最強の防御力を持つ炎で
同じ炎圧の嵐の炎を当てても破れないほど
そして限りなく雷に近いため電気との相性も良い!

「朱乃、やりなさい!」

カテレア様…分かりました

「雷トリケラトプス!
全力で全炎圧で防御壁をはりなさい!」

「ーーーー!」

ビリビリリ

雷トリケラトプスのお陰でハリネズミの進行は収まりました…

「拙いわね
ハリネズミの針で開いた穴から増殖して
地下の方に行ってるわ、確か此処の地下って」

鉄道が存在しているんですよね?
ちょうど良いんじゃないですか、どちらにせよ
今回の件で一部の勝手に建てた建物を壊す事は決まっていますし

ヒヒーン

馬の声が空からしたので上を見ると

「かなり大変な事になってるみたいだな!」

「っみ、みなさぁああああああん!!」

オレンジ色の炎を纏う馬に乗るハム子さんとギャスパー君がいた…

「ッチ、生きてたか
ハム子、なんで貴女が天馬に乗ってるの!」

咲夜さんが一番最初に思った疑問について聞いた
確かに天馬はXANXUSの匣兵器、何故ハム子さんが?

「XANXUSから貰ったんだ!
あと、ハム子じゃなくて白蓮だって!」

「ハム子さん
良い年した大人なんだから中二病は卒業しましょうよ
貴女が直系じゃないとは言え公孫賛の子孫と言う設定は知っていますから」

「曹操、貴方言える立場じゃないわよね?」

自ら曹操と名乗るなんて中二病そのものですよね?

「っぐ、痛い所を付かないでくれ?」

「付いているんじゃ有りません、弄くってるんです」

「良い根性してるわね、貴女」

気のせいですよ


カテレアside

「一時はどうなるかと思いました」

学校が見るも無惨な姿になりましたが修復しました

「ごめんなさい…」

ネグレリアは私の方に来て土下座をした

「ごめんなさい、私のせいで禍の団逃がしました
ごめんなさい、私が原因で雲ハリネズミを暴走させた
ごめんなさい、私が原因でカテレア様と咲夜様の顔に泥を塗った」

徐々に徐々に涙を流し泣いていくネグレリア
何時もなら呼び捨てなのに様を付けるなんて、それ程大事と理解しているとは
しかしクルゼレイに逃げられたのは大事です

「ネグレリア
私も一緒にボス謝ります」

許して貰えるかどうかは分からないですが

「うん…」

鼻水を啜りながら涙をふくネグレリア
それはそれとして

「ハム子!
貴女今まで何をしていたの!」

一応今回の会談に貴女も出席する予定でしたよ!
遅刻してくるのかと思い気や居なかったとは

「いや、カテレア様
私はボスに頼まれてこの子の所に
後、白蓮です」

「っほ、本当なんです!
ハム子さんが捕らえられた僕を助けてくれたんです」

貴方がハム子と言うと誉めてるんだか貶してるんだかわかりません

「っで、どうするのですか?」

三大勢力の和平の為に此処に来た筈ですが?

「ああ、そうだ
私達悪魔は賛成だ」

「言っておきますが私はヴァリアーです」

力は貸しません
この一線を守るために絶対に言えと言われている事

「俺達もだな」「ええ、そうですね」

綺麗におわりにはさせません

「サーゼクス
何故あの吸血鬼を置いていった?」

それさえ無ければ色々と未来が変わっていた筈

「それは…」

「ふん、貴方は無能の二流よ
ゲオルク、ヴァリアー本部へと帰るわよ」

ゲオルクは絶霧を使ってヴァリアー本部へと私達と共に帰還した

カテレアsideout


ヴァリアー本部にて


「こんの、カスが!
ゲオルクは何のためにいる!!」

XANXUSがブチギレた 
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