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ハイスクールX×X

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世界征服って結構難しい(後)

カテレアside

「ヴァリアーはいったい何が目的なんだ?」

くだらない話が一時中断されてアザゼルは私に声をかけた

「ヴァリアーの目的
と言うよりは私の目的ですね」

XANXUSは興味無いですからね

「え、そうなの?
ボスが中二病全盛期で
行くところまで行っちゃって
後戻り出来ない所まで来たからだと思ったけど」

「ボスに話すわよ?」

貴女もXANXUSを狙ってるのは知っているのだから

「っそ、それだけはやめて
兎に角、ヴァリアーの目的は世界征服よ」

咲夜が私の台詞を奪って言った
するとサーゼクス達の私達を見る目が変わった

「それは俺達への宣戦布告か?」

「「この、中二病が!」」

アザゼルの⑨発言に私と咲夜は大声で叫んだ

「何時の時代の⑨?
それだから閃光と暗黒の龍絶剣等という中二病が発症したのよ!」

「おい、お前何で知ってるんだよ!」

「ヴァリアー隊員の間では常識なのよ!」

余り情報を漏らすのは駄目ですよ、咲夜

「はぁ、前々から屑なのは知ってたけど
三大勢力が此処まで馬鹿だったなんて、引くわ」

「咲夜、一緒に括らないでください
アレは偽の魔王派でサーゼクスはルシファーの名を語る無能な悪魔」

ピクリとグレイフィアとリアス・グレモリーが反応しましたが、どうでも良い

「ごめんなさい
三馬鹿、いえ、この場合は4バカかしら」

「セラフォルーは幼稚で良いので三馬鹿です」

私は今でもレヴィアタンの名を奪った貴女が嫌いです

「なら、三馬鹿
貴方達は世界征服を何だと思ってるの?」

貴方達の返答なんて

「力による恐怖で人間を支配する」

「暴力ふるって黙らせて酒池肉林」

「世界を混沌に変えるですね」

「はぁ」「予想以上の馬鹿ね」

中二病全盛期の痛かった曹操以上に痛い人ね
XANXUSと出会った前の私も似たようなものね

「なら、君達の世界征服はどういったものか教えてくれないか?」

諦めましたか
本来ならヴァリアーの秘密を守るのですが
今回はヴァリアーを知らしめなくてはいけません

「三馬鹿、人間で一番偉いのは誰か答えれる?」

また、私の台詞を奪って…

「一番偉い人間…そんな人間はいないね」

「国なら王か政治のトップだけどな」

そう、その通りです

「ヴァリアーは世界を統一して
その世界を支配する事、即ち世界征服です
そして世界征服後には私が魔王カテレア・レヴィアタンとしてトップに君臨します」

「世界を統一…いえ、それ以前に魔王として…貴女まさか」

そのまさかです

「世界が統一した時には
悪魔や魔法等が当たり前の世界になっており
此処にいる黒歌のように無理矢理悪魔にする等の
貴方達が魔王になってから起きる汚れは出来なくなります」

「にゃ!?」

自分はただの旗持ちだと言い聞かせている黒歌が
トップの会議に当てられるとは思わず驚いた
おやおや、妹が困惑していますね

「そんな事して良いと思ってるのかい?」

「裏に関わる方達全員が
禁句にしている事ですがヴァリアーは革命家でも有ります
貴方達のせいで腐った世界を一度壊すのが手っ取り早いです」

そう、壊して再生する

「先に言っておきますが
暴力での行動を起こしたのは黄金の夜明け団だけなのは
黄金の夜明け団が簡単に倒せる雑魚だったからでは有りません
イギリスに住む人外やイギリス政府から頼まれて潰したのです
彼等が勝手に連れてきた魔獣のせいで人間界の生態系がおかしくなっていましたので」

その分ヴァリアー傘下になるのと戸籍等の貰える物は貰いましたが

「カテレアちゃん、本気なの?」

「何を馬鹿な事を聞くのですか
私は本気ですし、人間達も本気です、ゲオルク、アレを」

私が指パッチンするとセラフォルー達が座る円卓に人間界の世界地図が映し出された

「国によって色が違うな…」

「コレは自分達の領土とでも言っておこうかしら
インドは須弥山、流石仏教がうまれた土地、此処は落とせないと思ってるか
北欧は8割はアースガルズ、だけど2割、国の中心地はヴァリアー
そしてイタリアとイギリスはヴァリアー一色、日本は退魔家系以外はヴァリアーよ」

八百万の神は人間味が有って交渉が楽です
自分の子供を銃が当たり前のように密輸されてる国に住ませたいか?
ただ単にそれだけを言えば大抵の方はコロッと落ちました

「クルゼレイとシャルバは?」

「彼等は…世の中は弱肉強食です
未だに自分達が弱かったから負けたと理解していません」

「つまり、捨てたって事か」

「え、クルゼレイって誰?
ヴァリアー出来て直ぐに私が入ったんだけど
最初から居なかったんじゃないかしら?」

勝手な発言はやめてください、いい加減口止めしますよ?

「っで、結局貴方達はどうするつもりで?
言っておきますが今回はあくまでも曹操達の上司として来たのです
ヴァリアーと言う1組織として来たのでは有りませんし勝手に決めれません」

基本的なのは私にも権限が有りますが
今回のような事や高天原や京都との交渉の際はXANXUSを連れて行きました

「カテレアちゃんがボスじゃないの?」

「会社等のトップは私ですが
ヴァリアーのボスは別の人間がしています」

「人間…だと?」

アザゼルが固まった

「ええ、そうです
イタリアの貧民街で育ち
力の調整を誤り私の領土へと現れ
そして私を一撃で倒してそして世界征服を教えてくれました
あの人はとある人物と瓜二つ、戦闘力もです」

嘗て人間界で起きた魔女狩り
狩られた対象は殆どが神器持ちで
頼り無い政府達に自分達は魔女ではないと自警団等を作った
その組織は400年ぐらいある退魔家系の原典とも言われる
そしてその組織の長の2代目で1000年以上の歴史ある退魔家系等と争い
貴族派と呼ばれる悪魔が恐れた伝説の人間

「せ」

続きを言おうとした瞬間に周りの空気が変わった 
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