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Element Magic Trinity

作者:緋色の空
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楽園ゲーム


「やっと取れた・・・全く、こんな魔法アイテムどこのバカが作ったのよ」

ハッピーをさらった2人・・・ウォーリーとミリアーナを倒したナツとティアは、自分達が付けている猫の被り物やカチューシャを外していた。

「やっぱり帽子の方が落ち着くわね。さて、また1から被り直さないと・・・」

そう言いながら部屋にあるネコ型の鏡に顔を映し、帽子を位置を整えるティア。
彼女が付けていたカチューシャや尻尾付きベルト、肉球模様の手袋は全て魔法アイテムで、付けると自動的にロックされるものだったのだ。

「これでよし。さて、ナツの方も取れて―――――――」
「ハッピー!もっと強く引っ張ってくれ!」
「もう力いっぱいやってるよ!」
「―――――――ないみたいね」

完璧に帽子を位置を整えたティアが振り返り、呆れた溜息をつく。
現在、ナツが壁に掴まり、そのナツの被っている被り物をハッピーが思いっきり引っ張って取ろうとしている。
が、全く取れない。

「ぬおおおっ!もげるぅぅぅ・・・」
「うぅう・・・」

本当にもげてしまうのではないかと疑いたくなるほど伸びるナツの首。
そして、遂に被り物はナツから離れ、宙を舞った。

「とれたー!」

漸く被り物が取れた事に喜ぶナツ。
その被り物はくるくる・・・と宙を回転し――――

「くう・・・」

すぽっ、と

「ぬ?」

ウォーリーにはまった。

「今度は四角にはまった!あははっ!」
「・・・くくっ」
「あのマスクの被り口はどうなってるんだろう」

それを見たナツはウォーリーを指さし大爆笑し、ティアも堪えきれず笑い声を漏らし、ハッピーは被り物自体に疑問を持った。

「まだ勝負はついてねェゼ、火竜(サラマンダー)海の閃光(ルス・メーア)

ナツがあれだけ苦労して取った被り物を素早く外し立ち上がるウォーリー。

「ぐっ」

しかし、ナツの火竜の翼激を喰らったダメージは大きく、痛みからガクッと膝をつく。

「もうカリも返したし、エルザもハッピーも無事ってんならこれ以上やる意味はこっちにはねーんだけどな」
「私にはあるわ。あの巨漢を1発殴っていないもの!」

ナツがウォーリーに対してそう言い、ハッピーが同意するように頷き、ティアはシモンを殴っていないと不機嫌そうに腕を組む。

「俺達は楽園に行くんだ・・・」
「楽園?」

ウォーリーの言葉にティアが小首を傾げる。

「ジェラールの言う真の自由。人々を支配できる世界へ・・・」

痛みを堪えるように苦しげな声を出すウォーリー。
すると、突如肉球模様の壁がもこもこと歪み、『口』が姿を現す。

「何コレ、ナツー!気持ち悪い!」
「きゃあああっ!?口が部屋中に・・・ど、どうにかなさい!ナツ!」
「んな事出来っかよ!」

『口』が天井や壁に無数にある事にさすがのティアも不気味さを感じるらしく、ハッピーのようにナツにしがみつく事はプライドが華灯宮メルクリアスより高い為しないが、ナツの後ろに隠れ、顔を少し歪めている。

『ようこそ、皆さん。楽園の塔へ』
「ジェラール!?」

ゆっくりと開いた口から発せられる声にウォーリーが反応する。







一方・・・その口はルーシィ達のいる廊下でも発生していた。

「何だ、この口は!?」
「しゃ・・・喋りましたよ!」
「おー、面白れぇ面白れぇ(棒読み)」
「ジェラールだ。塔全体に聞こえるように話している」
「塔全体にこの口が・・・」
「想像したくないよぉ・・・」

そこらじゅうの壁や天井から現れる口に気味悪さを感じながらも、口が発する言葉に耳を傾ける。
グレイとジュビアが驚き、アルカが超棒読みで感心し、シモンが説明し、ルーシィが怯え、ルーは半泣き状態。
エルザは鋭く口を睨み、ショウは憎しみに顔を染め俯いた。

『俺はジェラール。この塔の支配者だ。互いの駒は揃った。そろそろ始めようじゃないか』

そこで一旦区切り、ジェラールは続ける。

『楽園ゲームを』







「ゲームだぁ?」
「ア、アンタ・・・そんなに近づいて大丈夫なの?」

ズイッと口の1つに顔を近づけるナツの肩でこわごわとハッピーが口を見つめ、ティアは1歩後ろに下がり、床にまで発生していた口に驚いて少し跳ねる。
どうやらティアはこの手の不気味なものに弱いらしい。

「ジェラール・・・何だこれは・・・」

ウォーリーが戸惑ったような声を出す。

『ルールは簡単だ』






『俺はエルザを生贄とし、ゼレフ復活の儀を行いたい』
「ふざけやがって」

グレイが呟き、ルーシィが口の1つを睨みつけ、ルーがプルプルと拳を震わせながら口を睨む。

『すなわち、楽園への扉が開けば俺の勝ち』
「ジェラール・・・」

エルザ、ジュビアが真剣な顔つきになり、ショウは憎しみをそのまま表情にして憎々しげにジェラールの名を呟く。

『もし、それをお前達が阻止できれば、そちらの勝ち』

気のせいか、口の口角が上がる。

『ただ・・・それだけでは面白くないのでな。こちらは4人の戦士を配置する』
「おおっ!少し面白くなってきたじゃねーかコノヤロウ」
「4人の戦士?何者だ?」

アルカの声が弾む。
シモンも「4人の戦士」には覚えがないらしい。という事は、ジェラールの切り札、と言っても過言ではないのだろう。

『そこを突破できなければ俺には辿り着けん。つまりは4対10のバトルロワイアル』

淡々とゲームの内容を説明していくジェラール。
三羽鴉(トリニティレイブン)とジェメリィ、ジェラールのいる部屋のチェス盤の上では、その戦いを現す様に駒が置かれていた。

『最後に1つ、特別ルールを説明しておこう』

特別ルール、という言葉を聞いたアルカが反応する。
そして新しい玩具を貰った時の子供のように無邪気に目を輝かせた。

『評議院が衛星魔法陣(サテライトスクエア)でここを攻撃してくる可能性がある。全てを消滅させる究極の破壊魔法、エーテリオンだ』

それを聞いた瞬間、グレイ、ジュビア、シモン、ルーシィ、ルーの顔が驚愕一色に染まり、アルカは更に目を輝かせ少し歪んだ笑みを浮かべた。







「聞いてねぇぞジェラール、テメェ!そんなモン喰らったら全員地獄行きじゃねーか!」

それを聞いたヴィダルダスが叫ぶ。

「ヴィダルダスはん、臆したのどすか?」

クス・・・と微笑み、斑鳩が尋ねる。

「逆さ!逆!リバース!最高にハイだ!こんな危ねーー仕事を待ってたんだぜーーーーーーっ!」

が、ヴィダルダスは『ビビる』という言葉と真逆の反応を見せた。
その横にいたジェメリィがオレンジ色のショートカットを揺らして笑う。

「エーテリオンかぁ!1度本物を見てみたかったんだよねぇっ!ボクって最高に運がいいかも!」







『残り時間は不明。しかしエーテリオンが落ちる時、それは全員の死。勝者なきゲームオーバーを意味する』

その言葉を聞いたルーシィは少し震える。

「そ、そんな・・・何考えてんのよ、ジェラールって奴・・・自分も死ぬかもしれない中でゲームなんて・・・」
「人の命を何だと思って・・・!許せないよ!」

死んだ両親の事を思い出したのだろう。
ルーは堪った怒りをぶつける様に珍しく荒々しく叫んだ。
そんな中、アルカは1人笑みを浮かべ続ける。

「エーテリオンだと?評議院が?あ・・・ありえん!だって・・・」

エルザが驚愕しながらそう言っていると、ばふっとエルザが消えた。
―――――否、正確には、エルザはショウのカードの中に閉じ込められる。

「エルザ!」
「ショウ!お前何を!」

振り返り驚愕するグレイと、慌てたように驚愕するシモン。

『さあ』

ジェラールの口角が少し上がっている事に、ここにいるルーシィ達は気づかない。

『楽しもう』

ジェラールがそう言ったのを最後に、口達は消え去った。
ぱし、とショウはエルザを閉じ込めたカードを掴む。

「姉さんは誰にも指1本触れさせない。ジェラールはこの俺が倒す!」
「オ、オイ!ショウ!」

カードの中のエルザが戸惑ったような声でショウを呼ぶが、ショウは全く聞いていない。
エルザを閉じ込めたカードを掴んだかと思うと、ショウは一気に駆け出して行った。

「よせ!1人じゃ無理だ!」

シモンが叫ぶが、ショウは聞いていない。
すぐにその背中が小さくなっていく。

「くくっ・・・あはははははははっ!」

それと同時に、笑い声が響き渡る。
全員がその笑い声に反応し声の主を探すと、その声の主はとても早く見つかった。

「あー・・・面白いなぁ。マジで面白れぇ。これだから人間っつー生きモンが俺は大好きなんだ!何をするか解らず、何を言うか解らず、時と場合で態度を変える。これ以上に面白れぇ存在はいねぇだろうよ!」

―――――アルカンジュ・イレイザー。
真っ赤な髪を揺らし、目に浮かんだ涙を右人差し指で拭う。

「アルカ・・・?」
「あぁ、悪いな・・・さぁてと・・・」

訝しげに自分を見るルーに少し謝罪をし、クラウチングスタートの構えを取る。

「どうした?」

突然の事にシモンが首を傾げる。
全員の目がアルカに向かい、そして――――――

「面白れぇモンが俺を呼んでる。呼ばれたらそりゃ・・・行くしかねぇだろ」

口角を上げ呟き、ティアと同じくらいのスピードで走り出した。

「待ってろよ!俺を呼ぶ面白れぇモンよぉーーーーーーーっ!」

満面の笑みで、叫びながら。

「アルカ!?」
「何やってんだアイツは!」

ルーが目を見開き、グレイが頭を抱える。

「くそ!俺はショウとアルカを追う!お前達はナツとティアを探してくれ!」

シモンはそう言い残し、ティアが青い閃光ならば赤い閃光と化しているアルカの背中を追っていく。

「だー!どいつもコイツも!」
「ジュビアはグレイ様と向こうへ。ルーさんはこの辺りを。ルーシィさんはあっちね」
「ちょっと!1番弱っちいのを1人にする気!?」
「僕ルーシィと一緒がいいなー」

ジュビアのかなり自分勝手な提案にルーシィは驚き、ルーは変わらない笑顔でそう言った。







「何が何だかわからねーが、ジェラールって奴倒せばこのケンカは終わりか。おし!燃えてきたぞ!」
「やっぱり1番上にいるのかな」
「でもエーテリオンが落ちてくるとなると時間はかけられないわね。兄さんがどうにかしてくれるといいのだけれど・・・」

左掌に右拳をぶつけ、やる気満々のナツとは対照的に、ティアは考え込むような表情を浮かべる。

「な・・・何なんだよジェラール・・・エーテリオンってよう・・・そんなの喰らったら皆死んじまうんだゼ」

ウォーリーが小刻みに体と声を震わせる。

「俺達は真の自由が欲しいだけなのに・・・」

そう呟くウォーリーをティアは見つめ、呆れたように溜息をついた。

「バッカじゃないの・・・?」
「!」

明らかに自分を貶す呟きにウォーリーはティアを睨みつけながら顔を向ける。

「自由に『真』も何もないでしょ。自分が自由だと思えば自由なの。それに、人を支配する事がアンタが心の底から望む『自由』なのかしら?」

ティアの言葉にウォーリーは目を見開く。
それに重ねるように、ナツも口を開いた。

「どんな自由が欲しいのかしらねーけど、妖精の尻尾(フェアリーテイル)も自由で面白れぇぞ」

ウォーリーが呆然と2人を見つめる。
「・・・自由というか、自由すぎるのよ」というティアの呟きは運よく誰にも聞こえなかった。

「ハッピー!ゲームには裏技ってのがあるよな」
「あい」

ナツの問いにハッピーは素直に答える。

「?アンタ、何するつもりよ・・・っ!?」

ティアが首を傾げナツに問いかけた時、ティアが浮いた。
―――――正確には、ナツによって姫様抱っこ状態にされているのだが。

「な、何するのよアンタ!下ろしなさいバカナツ!」
「ちょ、オイ!暴れんなって!落ちたくねーだろ!」
「はぁ!?何を言って―――――」

ティアがプチ混乱状態に陥っている間に、ハッピーがナツを掴む。
そして、足に炎を纏い―――――――

「一気に最上階まで行くぞ!」
「あいさー!」
「きゃあああああああああっ!?」

部屋の窓から最上階に向かって、飛んだ。
慌ててティアは帽子を押さえる。

火竜(サラマンダー)海の閃光(ルス・メーア)

そして気を失っているミリアーナを抜いて1人残されたウォーリーは3人が―――正確には2人と1匹が―――出ていった窓から上を見上げ、小さく笑みを浮かべた。

「いい・・・マフラーと・・・帽子・・・だゼ・・・」

そして何故かナツのマフラーとティアの帽子を褒め、再び気を失った。







凄まじい音を立てて空を一気に飛ぶナツとハッピー、そしてナツに抱えられるティア。
すると、遠くの方で光が見えた。

「!何だ?何か来る」
「え?」

ティアがナツの言葉を聞き返した瞬間――――――

「ホーホウ!」
「ごはっ!」
「きゃあっ!」

突然ロケットに攻撃された。

「うおっ!・・・ティア!」

訳も解らず塔の窓から塔の中に入り、ゴチンと壁に激突するナツ。
が、すぐさま復活し、壁に激突しそうなティアを急いで抱き止める。

「・・・別に助けてもらわなくても結構よ」
「あーそうかよっ!」

が、感謝の言葉もなしに自分を睨みつけるティアを見て、ナツは少し不機嫌になった。

「!火竜(サラマンダー)!?海の閃光(ルス・メーア)!?」

すると、そこにショウとアルカを追っていたシモンが現れる。

「大丈夫か!?」
「誰だオマエ。あっちも」
「!アンタは!」

シモンと面識のないナツは首を傾げ、カジノで奇襲に遭ったティアは一気に殺気を放出し、シモンを睨みつける。
が、今はシモンより目の前のロケット男、と目線を前に移した。

「ルール違反は許さない。正義(ジャスティス)戦士、梟参上!ホホ」

そう言ってビシッと指を指すのは、顔が名前通り梟の『梟』。
それを見たナツの感想は当然―――――

「とりだーっ!とりが正義とか言ってんぞオイー!」

こうなる訳で。
が、シモンは何かに気づいたように目を見開いた。

「こ・・・こいつは!?」

有り得ないものを見たかのように驚愕すると、右手でナツの左手首を掴む。

「マズイ!こっちに来い!」
「!?」
「アンタ・・・あの四角男とネコ女の仲間でしょ!」
「今はお前達の味方だ!」

ナツの後を追いながらシモンを睨みつけるティア。
シモンはすぐさまナツの手を離すと、カジノでやったのと同じ構えを取る。

「アイツには関わっちゃいけねぇ!」

構えを取り、右手を横一線に降る。

「闇刹那!」

その瞬間、辺りが闇に包まれた。

「ぬああ!真っ暗だ!」
「だから言ったでしょ!コイツは・・・」
「今のうちだ!」

ティアが完全に言い切る前に、2人の腕を掴んでシモンが駆けだす。
その行動の意味が解らずナツとティアは頭に「?」を浮かべた。
この状態なら敵も前を見えず、シモン達を見失うだろう。

「ホホウ」
「!」

――――――普通なら。

「正義の梟は闇をも見破る」

気づけばすぐ横に梟の顔があった。
ぐっと右拳を握りしめ、左手でシモンのターバンを握る。
シモンが恐怖からか顔を歪めた、瞬間。

「ジャスティスホーホホウ!」

シモンに梟の拳が決まった。
何の抵抗も出来ずにシモンの体は宙を舞う。

「が・・・がはっ!」

どさ、とシモンが倒れる。
それを見たナツとティアは、何かざわつくものを感じていた。
恐怖とも怯えとも違う、だが一言では説明できないもの・・・。

「ホホ」

くりん、と梟が首を回す。

「こ・・・これ程とは・・・暗殺ギルド、髑髏会!」
「暗殺ギルド!?」

シモンの言葉にハッピーが驚く。

「聞いた事あるわ・・・闇ギルドの1つ。まともな仕事が無く、行きついた先が暗殺依頼に特化した最悪のギルド」

ナツの目が見開かれる。
ティアはそこで区切り、前にいる梟を見つめた。

「中でも三羽鴉(トリニティレイブン)と呼ばれている3人は、カブリア戦争で西側の将校全員を暗殺した伝説の舞台・・・そんな奴が何でここに・・・」
「コイツがその1人・・・1羽?だっての!?」
「ホホウ。悪を滅ぼしたのみよ」

ティアが苦虫を噛み潰したように呟き、ハッピーが驚愕し、梟は当然のように言う。
この時ティアが「悪を滅ぼしたって・・・自分達が法律違反の悪的存在って解っているのかしら?」と思ったのは余談である。

「奴等は殺しのプロだ!戦っちゃいけねぇ!」

シモンが叫ぶ。
が、ここにいるのは諦めるや逃げるという言葉が1番似合わない男。
そして、相手が殺しのプロなら、こっちにいるのは裁きのプロ。

火竜(サラマンダー)海の閃光(ルス・メーア)・・・貴様等の悪名は我がギルドにも届いているぞ!正義(ジャスティス)戦士が今日も悪を葬る!」

梟が戦闘態勢を取る。

「・・・そう言うなら、まずはアンタのギルドを葬り去れば?アンタ達の存在こそ、悪よ」

ティアが面倒くさそうに、鬱陶しげに言い放ち、梟を睨みつける。

「ギルドってのは俺達の夢や信念が集まる場所だ。くだんねぇ仕事してんじゃねーよ」

怒りの表情を浮かべ、両手に炎を纏い、ナツが言い放った。 
 

 
後書き
こんにちは、緋色の空です。
質問が来たので、ネタバレギリギリまで答えます!

Q「どうしてシモンはティアちゃんの事を『巫女』って言ってたんですか?」

A「む、難しい質問ですね・・・。言える範囲では、ティアの一族の事、つまりカトレーン家の事情?家柄?が関わってます」


Q「【双子宮】『ジェメリィ・ヤークト』は男の子ですか?それとも女の子ですか?」

A「女の子です。一人称は「ボク」、見た目もかなりボーイッシュですが」


Q「『ジェメリィ・ヤークト』って星霊ですか?」

A「人間です。ジェメリィ、という言葉が『双子』という意味なので【双子宮】とついているだけです。何故ついているかはネタバレのおそれがあるため言えません」



質問はいつでも募集中です。

感想・批評、お待ちしてます。



 
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