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ハイスクールX×X

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交渉と人生は妥協だ

XANXUSside

本日は授業参観なのだが敢えて休んだ
魔王が来るみたいて言うか来たらしい
カテレアが元から入れている駒王学園の奴から連絡が有った
戦闘以外でちゃんと仕事は出来るんだよな、カテレア
初めて知ったぞ駒王学園にスパイを送り込んでたなんて

「どうでしょうか?」「胸がキツい…」

朱乃とネグレリアはヴァリアー隊服を着た姿を俺に見せに来た
正式なヴァリアー隊員は10年後のヴァリアー隊服を与えられるが
旗持ちみたいな特殊なのは10年前のヴァリアー隊服を与えられる
男も女も一緒で隊服には様々なルーン魔術を刻んでおりどんな所でも戦えたりする
ルーン魔術に必要な魔力はオートで自分の魔力から引かれる
死ぬ気の炎は生命力とかのエネルギーを圧縮して炎にした物だから
使い続ければ何時の間にか魔力が増えている事が多々ある。カテレアもその一人

「会談時
お前達は先に会場に居る
カテレア達は後から来るため
精神にかかる重圧感は何十倍だ」

ヴァリアー、色々と命を奪って来たからな
まぁ、世の中食うか食われるかの一騎打ちだから
悪いと思った事は一度も無いが

「いきなり
ヴァリアーの旗を見せられたら
カス共に敵意を向けられて下手すりゃ殺される
ヴァリアーの旗をカテレア達が来る直前に模様が出るように」

出来る限り二人にプレッシャーをかけないように
そう思っていると

ジリリリリリリリ

ビービービービービービー

警報が鳴った

『寮の皆さん部屋に籠もってください!
何者かが、いえ、恐らく魔王が此処に来ています!
皆さんは部屋に籠もって待機してください
もう一度言います
魔王がこの寮に向かってきています、皆さん部屋に籠もって待機してください』

この警報は外部からの敵が来た場合になるようにしたもの
学校終わって全員が下校している時間帯だから面倒な…

「朱乃、ネグレリア
お前等はジャンヌの所にいけ
言っておくが何が有ろうと部外者を通すな
もし通して見ろ、その後の事は言わなくても良いよな?」

魔王を殺さなくちゃいけなくなるんだよ

「大丈夫です」「失敗しないから聞かない」

分かってるじゃねえか
そう思い口元をあげて笑うと二人も笑い上機嫌になって部屋を出た

朱乃side

「何の御用でしょうか?」

侵入して来た方達はサーゼクス・ルシファーとその女王、そしてリアス達

「此処に迫害されたハーフ等が居ると聞いてね」

仕事の顔ではない一人としての顔で言うサーゼクス・ルシファー

ジャキン

「ちょっと、危ないじゃない!」

ジャンヌが絶対にリアス達に当たらない所に聖剣で一線をひいた…

「此処に来た御用件は大体は分かりました、お帰り願います」

この場にいた私達全員が一礼をした

「朱乃、それは無いんじゃないかしら?」

「もう一度言います
お帰り願います。私達は敵でもなければ味方でも有りません
その一線は私達と敵対すると言う一線で御座います」

要約すれば
お前等みたいな奴に会う気は無いから機嫌の良い内にさっさと帰れと言った

「そうか…リアスの眷属に」

「戻る気は有りません
此処の責任者はこの方です
会談で来る方や何処の組織なのかは当日分かります
もう一度言います、そしてコレが最後です、お帰り願います
忠告通り帰らなければ此方もそれ相応の対処をします」

私は雷を纏った右手を見せた

「…わかった」

「御兄様!
今回の件で此処の住人や組織等を調べれるのに
実力行使で調べようと思えば調べれる筈です!」



「リアス・グレモリー
貴女が主だった事は私の人生最大の恥ですね
今まで色々な方と触れ合い見て来ましたが貴女程の屑は初めてです」

わざわざ情報を漏らすとは
それよりも

「何時まで此処を自分の領土と言い切るつもりですか?
此処は貴女達の領土では有りません、一人一人個人の領土です!
そして此処に直通で転移出来るようにしているメイド、気付かないとでも?」

pad長め…余計な事をしないでください
後始末が結構面倒なんですよ

「朱乃…貴女…」

「この度、姫島朱乃と」「ネグレリア・ネビロスは」

「「旗持ち係と言う重要な仕事に付けられました」」

私とネグレリアは何も無い真っ白な旗を見せた

「旗持ち係…重要な仕事なのだろうか?」

やれやれ、ゼノヴィアは馬鹿ですね

「混血ばかりで
家を名乗れない方も居れば無名の方も居るんです
旗持ち係とは今回の重要な会談等で自分達は何処の勢力か教える旗を持つ係」

意外に重要だなと感心するゼノヴィア
だけど木場君は他の奴にやらせればと呟いた

「旗持ち係は精神が強くなければいけない
私達も三大勢力と同じで醜く汚く嫌われている
だから、偉い人達が居る場所に行く時に現地に行って
旗をさして準備するか幹部達の前を歩いて其処に誘導するか
どっちにしろ注目を一番浴びて殺気や嫌味を向けられやすい仕事」

ストレスを感じて誰も志願してやろうとはしない仕事…

「何時まで居るつもりですか?
さっき言いましたよね、コレが最後だと」

私は三角定規にも見える武器 メタルエッジを構えた

「今すぐ帰る前に聞かせて欲しい、君達の組織の名前は?」

「教えません、と言うよりは私は正規の人間では無いので」

そう言うと収穫0だなという顔をして帰って行った…

「はぁー、っつ、疲れたわ」「キツい…」「ええ、そうですね」

ジャンヌ、ネグレリア、私の順に肩をおろした

「なんだかんだ言ってはじめての侵入者で
どう対応すれば良いか、相手が相手だけにね」

最強の魔王はXANXUSじゃないと倒せませんし…

「彼奴、聞き出そうとしてた」

敢えて無理な事を言って妥協させようとしてましたが
私達3人は正規のヴァリアー隊員ではなくジェッソ隊員に近いもの
XANXUSから色々と聞いていますから正規程とは言いませんが
それでもこの服を着ている方達で一番の知識が有ると言えます

「貴女達、大変ね
旗を持って先に会談場所に居なくちゃいけないんだから」

哀れむような目で私達をみるジャンヌ…

「ジャンヌ
貴女、後堕天使と天使が残ってる」

ネグレリアの一言にジャンヌは心が折れそうになった
女性なら誰でも良いので正規のヴァリアー隊員の方早く来てください!! 
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