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ハイスクールX×X

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聖書に書いている悪魔の内容で御本人と会うとギャップの差が激しい

なんやかんやで数日後

カテレアside

「大空の炎の攻撃で何故石化するか、至極単純である
この世の原子は全て不安定であり、大空の調和により安定して原子が統一される
ゴムのように延びるものは原子が不安定で石のような堅い物は原子が固定されている
大空の調和とは安定させる物であり他属性の死ぬ気の炎の効果を掻っ消す」

カッカッカ

XANXUSは書庫の黒板に死ぬ気の炎とは匣兵器とは何かと説明文を書いた

「頭が痛い…」

「雨の炎」

「良いです」

私は余りの事に頭を悩ませた
XANXUSがこの屋敷に来て約一ヶ月
冥界、いえXANXUS風に言いましょう、サーゼクス達の汚点を調べに常に何処かに行き
帰って来た頃には8桁以上のお金を持って帰ってくる
恐らく賞金稼ぎだが無傷で8桁以上稼ぐとは流石XANXUS
そう言えばと私の傷を治した時の匣と開ける時に使っていた指輪
それに関して説明をして貰ったのだが何一つ理解できず頭が追い付かない

「馬鹿が
まだ大空の炎の説明だけだぞ」

馬鹿で結構です
それよりも、それよりも

「その亀は何ですか!」

XANXUSが椅子代わりに座っている空飛ぶ私と同じ大きさの亀
確か人間界の娯楽では●メラと言うのでしたね

「晴天亀(セレーネ・タルターガ)複数の属性を持つ匣兵器の一つだ」

ポタポタポタ

「此奴の涙は貴重だ」

グラスに亀の涙を入れるXANXUS

「亀の産卵時等の涙は
涙ではなく余分な栄養素なのですが」

「晴天亀(セレーネ・タルターガ)は
大空の調和以外に晴の活性化の力を持っている
晴の炎の活性により傷を治し大空の調和により疲れをとる
治療が終わった後一度匣に戻らなければならない
その際に使わなかった大空と調和と晴の活性を凝縮した物がでる」

XANXUSは懐から出したオリジナリティ溢れるナイフで指に傷を付け
晴天亀(セレーネ・タルターガ)の涙を一滴、傷を付けた指につけると

シュウウウウウウ

傷が治った…コレは、この現象は…

「フェニックスの涙…」

フェニックス家と本物のフェニックスにしか生み出せない
究極とも言える回復道具、コレはまさしくそれと同じ

「ちげぇな
晴天亀(セレーネ・タルターガ)の涙で治せるのは傷と疲労だ
魔力と吹っ飛んだ腕をくっつける事は出来ねえ」

「ですが…ですが…」

魔力は宝石魔術で常に溜めればいい
腕は残っていれば何とでもなる…フェニックスの涙は高価
ましてはサーゼクス達に付いている

「フェニックスの涙と同等な回復道具…」

「そう思うのは勝手だ
だが、此奴はコピー不可能な大空の匣兵器
俺の本来の匣兵器と同じで一点物だ。さて、そろそろか」

ポンポン

XANXUSの言葉と同時に晴天亀が2つの卵を産んだ…は?

「何を驚いてやがる
亀が涙を流す時は産卵の時だ」

言われてみればそうですが
余りにも驚愕の事の為に驚いてしまった

シュウウウウウウ

「小さくなった!?」

「人間界にあんなデカい亀がいるか!さっさと出ろ!」

XANXUSは小さくなった亀を肩に乗せて卵を蹴った
う、産みたてを蹴るとは…いや、この卵、亀と違って小さくならない!

「にゃ!」「…」

一つは黒い猫耳をはやした転生悪魔
もう一つは赤い髪の半人半悪魔の、この魔力質からしてネビロス
恐らく髪が赤いのは先祖がグレモリーと交わったからだろう
あの紅髪、忌々しい

「カテレア
何故俺が今日になって死ぬ気の炎に説明したと思う
俺はこの一ヶ月、お前が嫌いな悪魔達を調べ回った」

そう言うと私に魔導書並に分厚いファイルを投げた…コレは
はぐれ悪魔に関する情報、7割近くが力に溺れたが3割は主に問題
主に逆らおうとしないが殺したいと思ってたりする者は多い…
アジュカめ、悪魔の駒等と言うものを作ったからこうなる、しかし質が悪い
来年辺りから成人する上級悪魔が中級最強レベルとは情けない

「っちょ、いきなり連れてきて
まぁ、場所が場所だけに助かったけど亀の餌にするなんて…にゃ?」

黒猫がXANXUSに文句を言おうとしたが身体おかしいと感じるみたいね

「晴天亀に食われた奴は傷が治って体調を整える」

殻から二人を出すXANXUS

「この二人は?」

「此奴は黒歌
はぐれ悪魔の一人で
サーゼクスの妹を調査しにいったら会った
此奴はネグレリア・ネビロス、名前の通りネビロスのハーフだ」

黒い方が黒歌 赤い方がネグレリア・ネビロス

「どぅも…」

ネグレリア・ネビロスは私に一礼をして俯いた

「そう言えば此処何処にゃ?」

「カテレア・レヴィアタンの屋敷だ」

黒歌がXANXUSの言葉に青ざめた

「XANXUS、どういうつもりですか?」

「さっきも言っただろう
色々と情報が集まったんだ、そろそろ動く」

そうじゃない

「その二人は?」

何故女性?
私には手を出さないと言うのに二人も連れて帰るなんて
そちらがそうならば此方にも考えがあります

「拾ったっつてんだろうが
同じ事を二度も言わせんじゃねえ
黒歌、お前はコレからカテレアのサポートをしろ」

「にゃ、嫌にゃ!」

こっちだって願い下げです!

「カテレア
お前が魔王になるなら黒歌の力は必要だ
少なくともお前は暴力による力で負けたんだ」

「っく…」

それを言われたらおしまいです…

「いや、私は嫌にゃ」

ガシ

断った黒歌の顔を掴み顔を近付けるXANXUS

「ならどうする?
お前は野垂れ死ぬか?
妹を見捨てた力に溺れた屑として」

「っ…黙れ!
あんたに私の気持ちなんか」

「てめぇの器持ちなんか知るか」

ビックリするぐらい蚊帳の外状態の私
一応の為に書庫の本とネビロスを避難させておきましょう

「…」

「どうした?
憎くないのか?
まぁ、此処で俺を殺してもお前が屑なのは変わりはねえ
憎むなら俺でも主であった悪魔でもねえ世界を憎め!」

XANXUSが格上だと分かり睨み殺気を送る事しか出来ない黒歌に活を送った

「世界を…」

「そうだ、今の世界が悪い
聖書の神が魔を悪と書いて悪魔と言い
上級悪魔が洗脳教育を受けてカスしか出来ねえ
全てこの世界に先に生まれていたカス共のせいだ
屑なお前に知恵を与えてやる、正義は守るものじゃねえ、支配するものだ」

……XANXUS
貴方って、貴方って人はなんて格好いい事を…もう貴方の虜よ

「正義は支配…」

「ああ、そうだ
今の偽の魔王派及び魔王は
自分達で起こした問題を解決しているカスだ
お前が妹を守りたいのならば妹の欲しい物全てを力で支配しろ
暴力も含めての魅力・知力・財力、全ての力でだ!」

「白音が欲しいもの全部…」

黒歌は俯きそう呟きだした

「XANXUS
ネビロスの方は何故連れて来たのかしら?」

「はん、此奴は面白い物を持ってやがる」

面白い物?
っは、まさか神滅具!

「神器無効化能力だ…」

神器無効化能力だと
リゼヴィム・リヴァン・ルシファーと同じ能力

「馬鹿な!
あの男以外にその力は持っていない筈!」

「…カテレア
ソロモン72柱の悪魔は
一般の人間にはどう知られている?」

ソロモン72柱の悪魔?
忌々しいセラフォルーのシトリーならば
心を読んだり裸にさせたり等書いているが
セラフォルーいや、シトリーでそんな事が出来る者はいない…
この女はネビロスか…ネビロス?

「死者の魂は
仏教では六道輪廻に落ち
キリスト教では天国と地獄に落ちるとされる
ネビロスはネクロマンサー、死霊を操る事が出来る
神器無効化能力はあくまでも応用に過ぎねえ
神器に付いている既に死んだ奴等の魂や持ち主の魂を押し付け神器を無効化にする」

「っそ、そんな事が可能なの!?」

私はネグレリア・ネビロスを見ると頷いた

「カテレア
明日人間界の日本に行き政府を支配下に置け
恐らく神器持ちの護衛が居るだろうがネグレリアが居れば問題無い
匣兵器は神器とは違い無効化能力で無効化出来ない、そして凍らせれねえ
その内神器所有者が仲間になるだろうが、そいつの神器を無効化にするのは後々だ」

そう言い書庫を出るXANXUS
そしてXANXUSに付いていくネグレリア
…っふ、ははははははは!!!

「来た!
世界征服する時が!
神話をキリスト教を終わらせ新たな世界の誕生が!」

XANXUS、貴方には感謝しても感謝し切れません
御礼に後で胸で身体を洗ってあげましょう! 
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