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ロボティックス・ワールド-Robots of underground facilities-

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9.エンディング
  真実知後

―――――研究フロア―――――

『これからどうするの?』
「どうするって言われても…」
『つーかもう仕事無い様なものだよな、人間がもういないって時点で』
「・・・」
『…はぁー…』

―――――制御フロア―――――

「一応ここまで来たんだし、エレベーターに電気送るか」
『そうだね、外にも出てみる?』
「うん、ここにいてもすることないしね」

―――――工場フロア―――――

「ここが動くことってもう二度と無いかもな」
『・・・』
「というかここに居た観察ロボットは廃棄フロアで処理されたのかもな」
『どこにも居なさそうだしね』

―――――居住フロア―――――

『この見張りロボットが動かないのはオールデリートシステムを使ったからだろうね』
「あいつが地上にいた時にやったんだろうな、というかあいつが入ってきてたの全然知らなかった
 休止中だった時に侵入してたんだろうな」
『お前が休止してる時間は俺とか見張りロボットが活動してるんだけど、俺はその近くを任されてなかったからなー…』

「そういえばこの話で思い出したんだけど、あいつ《もうみんな死んじゃったかもね》って言ったよな」
『言ったな』
「《かも》って事は、誰かまだ生きてる可能性があるんじゃないか!?」
『…13年も経ってるのに?』
「うん、もしかしたらどこかに避難施設でも作ってるかもしれない」
『救難信号も出なかったのに?』
「出せなかったって考えられないか?」
『…うーん?ちょっとそれは難しいだろ』
「やっぱり、そう思う?」
『うん』
「…でも、うん…」
『・・・』
「…あのさ」
『?』
「お父さんの家、行ってみていい?
 エレベーターを使えるようにしちゃったし」
『うん、別にいいよ
 俺もちょっと行ってみたい』
「手紙とかあるかな…」
『あるといいな』

―――――出入りフロア―――――

「それじゃ、地上に行ってみるか」
『うん!』

エレベーターのスイッチを押す
扉が開く
もう地上にはおそらく誰もいないけど
俺達は実家?に行くため
エレベーターに乗った 
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