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とある委員会の委員長

作者:stk
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五月の犠牲者

 
前書き
本日二回目です。 

 
私は監視をする都合上、風紀委員会(ジャッチメント)本部を閉鎖しなければならない。
そして閉鎖するのにあたり鈴本鈴以外の風紀委員(ジャッチメント)の資格停止。
そして不在時の総指揮代理を鈴本鈴に委託すること。
最後になるけれど学研会当日は朝早くから本部にて職務を開始する。
そうしないといけない。
私は準備を済ますと本部を施錠してみんなが待つ公園に向かった。


「ごめんね~。遅くなったよ~。」
私がつくと加奈、春菜そして葵が待っていた。
服装は全員、長点上機学園中等部の制服だった。
「いえ。時間前ですので問題はないと思いますよ。」
「そうですよ。」
優しい言葉を掛けてくれることはとても嬉しかった。
それでは早速
「今回の役割の分担をするよ。」
「「「はい。」」」
役割と言うよりも担当する相手を決めると言った方が正しいかもしれない。
「まずは葵から。葵は無能力者(レベルゼロ)であるフレンダ・セイヴェロン。」
「はいっ。」
「次に春菜。春菜は滝壺理后。大能力者(レベルフォー)だけど単体ではほぼ無力だから。」
「はい。」
「最後に加奈。加奈には申し訳ないけど麦野沈利を頼むわ。順位も同じだから出来ると私は思っているわ。」
「分かりました。最善を尽くします。」
そして私は私の実験で生まれた一方通行(アクセラレータ)モドキを見なければならない。
あの子は危険だよ。
だから本当は私の近くに置いておきたい。
だからこそあの子の弱味を握らないといけない。
脅迫あまり良くないことだけどね。
「雫さんは絹旗最愛ですか?」
「そうよ。」
「気を付けてください。彼女は「大丈夫よ。あの子のことなら誰より知っているわ。」しかし、今では暗殺まで手掛けているんですよ。」
「春菜。私を誰だと思っているの?木原一族の末席である木原雫(リトルマッドサイエンティスト)よ。」
「ですが只の科学者なんですよ。」
たしかに私は科学者だけど能力者でもある。
だから見えることもある。
私にはキャパシティダウンも、キャパシティダウンを抑えるための物もある。
キャパシティダウンは能力者の演算能力を大幅に阻害する力がある。
それを使うことで絹旗最愛を無力化することは可能だ。
「春菜。雫を信じなよ。一様、私たちは雫の部下ってことになっているんだから。雫の実力だって知っているでしょ。」
「分かっているわよ。でも心配なのよ。」
「心配してくれてありがとう。でも大丈夫だから安心して。」
私がお辞儀すると背中に背負っている大きなリュックを全員が見た。
そしてホッとしたような表情になった。
なぜなら私が大きなリュックを持っていくときは大抵成功するからである。
しかしこの大きなリュックの中身を見たものはまだ誰もいない。
何が入っているのか気になってはいるが触れていない。
「それでは各自移動。学研会当日は朝早くに風紀委員会(ジャッチメント)本部に集合。そしてレポートを提出。以上。」
私はみんなにも向かって言っているが、私自身にも言い聞かせている。
そして私たちは各自対象者の住む区間に向かっていった。


第7学区 風紀委員会(ジャッチメント)075支部担当区域。
通称『ブラックタウン』。
此所は能力が開花したが、成長しなかったために諦めてしまった人たちが住むところ。
ここに絹旗最愛が住んでいると思われる。
絹旗最愛が住んでいると思われるのは此処から少し歩いたところにある街の一角である。
そして住んでいると思われるのは家の近くを歩いていると彼女が待っているのが見えた。
「お出迎えなんて嬉しくて涙が出ちゃうよ。」
もちろん涙なんて出てはいない。
「やはりあなたが超来ましたか。超予想通りの展開でビックリです。」
「そんなことないでしょ。ビックリなんてしてないんだから。」
そう言えば、
「あなたと二人きりになるのはあの実験以来ですね。そうでしょモルモットちゃん♪。」
「超やめてください。超似合いません。」
「そう。ならこっちはどうかな?」
私は声のトーンを調整して
「最愛ちゃん。久しぶりだね。元気だったかな?」
「その人の真似は超よしてください。監視者であっても超殺しますよ。」
「それは残念だよ。毎日ご飯をつくってあげた私を殺すなんて。最愛ちゃんは恐ろしい子に育っちゃったんだね。」
「お願いですからその声で超話さないでください。優しいあのおばさんの声で超話さないでください。」
なんだー。
この子はこの声で話す私のことをおばさんだと思っていたんだ。
ショックだな~。
「おばさんじゃないよ。それより最愛ちゃん。今日は何が食べたいのかな?」
「えっ?それじゃあ超ハンバーグでお願いします。」
「それじゃあなかに入らせてもらうわね。」
「えっ?あっ!ちょっと。」
私は勝手になかにはいるとリビングを目指して歩いた。
「キッチンは超こっちです。」
廊下を歩いていると私にキッチンの場所を教えてくれた。
「最愛ちゃん。ありがと。」
私は教えられてところに行ってすぐに料理を始めた。

「はい。出来たわよ。」
「味が違ったら超殴ります。」
そう言いながらハンバーグを口に運んでいった。
すると絹旗はフォークをおき
「超認めたくなかったのに。どおしてあなたが私に超優しくしたんですか!?」
「私が昔言ったこと覚えてる?」
「昔言ったこと?」
それは「いつか私と家族になってちょうだい。」だった。
それにたいして絹旗は了承していた。
しかし実際は絹旗をモルモットとして研究を進めた私。
さて、絹旗はどうるするのかな?
「約束は約束ですので超守りますが、私があなたを許した訳ではないですからね。」
へぇ~。
こんな簡単に了承しちゃうんだ~。
なんだか期待はずれかも。
「それじゃあこれから一緒に暮らすんだからよろしくね。」
「あなたと一緒に暮らすことは超不本意です。」
こうして私は3人目の姉妹が出来ました。 
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