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勇者指令ダグオンA's

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第十八話 禁断の超合体!!


ノルウェールの配慮でエリオは海鳴市の町で療養生活送っていた。今エリオはとあることに熱中していた。

「エリオ何してるの?」

フェイトがたずねるとエリオは。

「はい!ブレイブリキの人形作ってたんです」

因みにウィザーアスカはミッドチルダにチョコチョコ現れていたため玩具化されて入るがブレイブリキは海鳴にしか現れていないため商品化されていない。

「また会いたいです・・・ブレイブリキに」

第十八話 禁断の超合体!!

その頃ブレイブリキこと南力は終業式が終わり夏休みに入っていた。

「あつ~~」

夏の暑さは力は嫌いだった。

「力君!!しっかりせんかい!!」

はやてに叱咤激励される力。

「あぢいよ~プールでも行きてえ」

「ええな~それ。てか海行かへん?飛鳥も誘って。新しい水着買ったし」

「見てもらう相手なんていないだろ」

「やかましいわい!!!」

はやての空中三段蹴りが力にヒットする。ノックダウンする力。

(耐えろ南力!!お前はダグオンだ!!こんなことでやられるわけにはいかない!!!)

そう言いながらも倒れる力であった。

「そういえばお前なんで海鳴に戻ってきたんだ?」

力がはやてに尋ねた。

「ん?ちょっとやりたいことがあってな」

はやての口調が重くなる。力は管理局がらみだと察した。

「まあ深く聞かねえけど。そのやりたいことに後悔は無いのか?」

「昔力君言うてくれたやん。やらないで後悔するよりやって後悔するって」

その時力とはやては不気味なオーラを感じ取ったそのオーラは禍々しい物だった。

「なんやこれ・・・気持ち悪い」

「この嫌な予感まさか!!」

力は咄嗟に駆け出した。その禍々しい方向に向かって。はやても仲間にこのことを知らせる。









「・・・・ここか」

そこは征西学園に近い裏山だった。北斗はアジャストした状態のまま導かれていた。かつてルシファードが眠っていた洞窟の奥にその鎧は眠っていた。

「あった・・・やっと見つけた」

北斗が手を掲げると光が刺し鎧と交信し始めた。

「鎧よ・・・俺に屈服しろ!!」

その時

「ブレイブライオアタァァック!!!」

ブレイブリキの一撃が北斗にヒットした。立ち上がる北斗だが鎧との交信を止めない。

「ダグオン・・・邪魔をするな!!」

北斗の衝撃波に力は吹き飛ばされてしまった。

「ぐあああ!!」

「ふん!!貴様にいい物を見せてやる!!現れよ!!青龍!!」

鎧の封印が解かれるとそこには青き龍の姿をした鎧が降り立っていた。

「黄竜!!フュージョン!!」

黄竜が召喚されると北斗と一体化した。

『竜神!北斗!!』

竜神北斗となった北斗は亀、鳥、虎の鎧を召喚した。

『貴様にいい物を見せてやろう・・・』

4つの鎧が共鳴すると鎧が特異な変化をとげ始めた。

『完成する・・・宇宙最強の鎧が・・・』

「そうはさせるか!!!」

力はブレイブエラゴに乗り込んだ。

「融合合体!!」

ブレイブエラゴが人型に変形すると力と一体化した。瞳が淡い緑に光る。

『ダグ!ブレイブ!!』

ダグブレイブになると竜神北斗に挑んだ。

『ブレイブマグナム!!』

北斗はブレイブマグナムを全て受け止めダグブレイブに跳ね返した。

『ぐああああああああああ!!』

倒れこむダグブレイブに北斗は

『お前は勘違いをしているようだ・・・俺とお前の実力は対等ではない』

『うるせえ!!』

『負け犬の貴様がその証拠だ』

その言葉に立ち上がるダグブレイブ。

『なぜ立つ?』

『負けた奴って言うのはな・・・這い上がってこれるんだよ!!!』

その時北斗の鎧が変化を終えた。

『時は来た』

北斗を中心に鎧は集まり始めた。

『ファイナルフュージョン!!!』

進化を果たした玄武、朱雀、白虎、青龍の鎧が黄竜と一つになっていく。瞳が鮮血を思わせる赤に光りそして誕生する破壊神。

『神竜神!!北斗!!』

その姿は雄々しさと不気味な風格を漂わせていた。

『なんだこれ・・・』

ダグブレイブはその姿に恐怖ではない不気味さを感じていた。

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

『おい!北斗!何とか言えよ!!』

無言の北斗にダグブレイブは問いかけるが北斗は何も答えない。すると無言でダグブレイブに襲い掛かった。

『!!』

咄嗟に避けるダグブレイブだがその攻撃は町を切り裂いた。

『なんだ!!?』

『ウオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!』

神竜神となった北斗からはもはや理性が感じ取れなかった。

『あいつ・・・力に飲まれたんじゃ・・・・』

『なんやて!!』

駆けつけた八神家、チームアルフェリス、飛鳥が北斗の姿に驚いている。破壊神と化した北斗に逃げ惑う人々そこにはエリオとフェイトの姿もあった。

「エリオ!早く!!」

「大丈夫・・・ダグオンが負けるものか」

エリオはそれだけ言うと管理局の車に乗り込んだ。

『とにかく止めるぞ!!!』

『『『『『『おう!!!』』』』』』』

ビークルをコールする勇者たち。

『勇者合体!!』

ブレイブローダーが人型に変形するとダグブレイブが納められ、瞳が淡い緑に光った。

『ブレイブダグオン!!』

『『『『超時空合体!!!』』』』

アルフェリスに合体しデルタが鎧となった。

『スゥゥゥパァァァァ!!アルフェリス!!』

『八神ファミリーフォームアップ!!超古代合体!!!』

ルシファード、シグナム、ヴィータ、シャマル、ザフィーラ、リインが合体する。

『ゴッドファルビリオーン!!』

『魔導合体!!』

ウィザーウインガーが人型に変形した瞬間胸部が展開しダグウィザーが乗り込んだ。胸部が閉じると瞳が淡い緑に光った。

『ウィザーダグオン!!』

勇者たちは合体すると暴走している北斗と対峙した。

『うああああああああ!!シネえええええええええええええええええええええ!!!』

『完全にいっちまってる!!やるぞ!!』

『『『おう!!』』』

戦闘体制に入った勇者たち。

『ブレイブバースト!!!』

『飛竜一閃!!!』

ブレイブダグオンとゴッドファルビリオンの技が神竜神・北斗に繰り出されるが全く効いていない。

『ブレイクガイザー!!!』

スーパーアルフェリスの間欠泉攻撃がヒットするが北斗はゆるまない。

『ウィザーカッター!!スピードルアタック!!!』

ウィザーダグオンが光の鳥となり北斗に突進するが弾かれる。

『く!なんて奴!!』

『ぬあああああああああああああああああ!!!』

北斗が薙ぎ払った瞬間町のビル郡が真っ二つになり勇者たちを薙ぎ払った。

『『『『うあああああああああああああああ!!!』』』』

『であああああああああああああああああ!!!!』

龍の口から光線が放たれるが勇者たちは咄嗟に回避した。そして後ろにあった山が吹き飛ばされた。

『なんだよあれ!?』

『あんなん食らったらウチら消えてしまう!!』

『小細工無しで一気に決めるぞ!!!』

スーパーアルフェリスの指令に全員必殺技の体制に入った。

『ブレイブソード!!!』

ブレイブダグオンの剣からエネルギーが溢れ出す。

『ブレイブソォォォドクラッシュ!!!!』

『はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』

スーパーアルフェリスにエネルギーが収束されていく。

『最終奥義!!アルティメットデトネイター!!!!』

『デバイス合体!!エクスカリバー!!!』

ゴッドファルビリオンに、はやて、シグナム、ヴィータ、シャマルのデバイスが合体され全員の魔力が収束される。

『ラグナロク・ザンバー!!!!』

『ウィザーキャノン!!!』

ウィザーダグオンのバックパックがはずれキャノンモードに変形した。ミッド、ベルカ式の魔方陣が展開され収束する。

『ウィザーキャノン!!!ファイナルシュート!!!!!』

4人の勇者の最大の技が北斗に命中する。凄まじい爆煙が広がるが北斗は傷一つ追っていない。

『馬鹿な!!!!』

『オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!』

『『『『うああああああああああああああああああ!!!!』』』』

北斗の光線が勇者たちを飲み込んだ。

『・・・ぐ・・・ああ』

『う・おお』

『がは・・ああ』

『くそ・・・・』

その場にはブレイブダグオン、スーパーアルフェリス、ゴッドファルビリオン、ウィザーダグオンが無残に倒れていた。その姿を見て人々は絶望している。少年エリオ・モンデリアルも例外ではない。

「・・・嘘だ・・・ダグオンが負けるなんて・・・ダグオンが」

エリオの瞳から一筋の雫が流れ落ちた瞬間、ブレイブダグオンとウィザーダグオンの腕がピクリと動いた。

『く・・・!!』

『はあ・・・はあ・・』

もはやボロボロの状態で立ち上がるブレイブダグオンとウィザーダグオン。

『おい!やれるか!?』

『やれるかじゃなくてやるんでしょ!』

ブレイブダグオンとウィザーダグオンは神竜神となった北斗を睨み付けていた。

『アアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!』

神竜神・北斗に向かっていこうとするブレイブダグオンとウィザーダグオン。

『ブレイブダグオン・・・・ウィザーダグオン・・・無理や・・・死んでしまう』

『馬鹿たれ・・・ガキ泣かしたら勇者失格だぜ』

『同じく・・・』

その時ブレイブダグオンとウィザーダグオンの瞳にサインが出た。

〈封印解除〉

そして新たに展開されるプログラム。それはブレイブダグオンとウィザーダグオンに隠されていたシステムだった。

『これは?』

『一か八か賭けてみるか?』

『ブレイブダグオン!ウィザーダグオン!無茶や!!今新しいシステムなんてそんな曖昧な賭けに『はやて・・・・』

ブレイブダグオンがはやての言葉を塞いだ。

『前に言ったはずだぜ・・・俺はやらないで後悔するより・・・やって後悔する!!』

『!!!力・・・君』

ブレイブダグオンとウィザーダグオンがシステムを起動させようとするが神竜神・北斗に阻まれてしまうその時。轟音が響き渡った。

『フォームアップ!!炎天馬合体!!ハイパーフレイムナイト!!!!』

ハイパーフレイムナイトが神竜神・北斗を押さえた。

『じいさん!!!』

『急げ!!抑えていられるのはわずかだ!!!』

吹き飛ばされるハイパーフレイムナイト。そしてソウルグラデュウスを構え北斗を押さえている。

『行くぜ!!ウィザーダグオン!!東飛鳥!!!』

『おう!!ブレイブダグオン!!南力!!』

二人の意識が最大限に同調した瞬間システムが起動した。

『『超!!勇者合体!!!』』

ブレイブダグオン、ウィザーダグオンが天に舞い上がった。

『『はあああああああああああああああああああああ!!!!』』

獅子と不死鳥がひとつになりブレイブダグオンを中心にウィザーダグオンが鎧となり新たな姿が組みあがっていく。

『ぬううううううううううううう!!!!』

『はあああああああああああああああああ!!』

力と飛鳥の全細胞に力が湧き上がってくる。瞳が淡い緑に輝き誕生した新たな姿。

『『グレェェェェェト!!!!ブレェェェェェェイブ!!!ダグゥゥゥゥゥオン!!!!』』

完成したグレートブレイブダグオン。その青き闘気溢れる姿は見る者を圧倒していた。

(・・・・なんだ・・・・・)

(・・・いつもと違う・・・)

グレートブレイブダグオンの中の力と飛鳥はあまりの感覚に圧倒されていた。そして上空にいる神竜神・北斗を見上げた。

『ヌオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!』

『みんなバリアを張れ!!星が吹っ飛ぶぞ!!』

正気を失っている北斗は惑星破壊級の光弾をグレートブレイブダグオンに放った。バリアを張ろうとしているスーパーアルフェリスとゴッドファルビリオンの前にグレートブレイブダグオンが立ちはだかった。

『・・・・・・・・・・・・・・・・』

惑星破壊級の光弾をグレートブレイブダグオンは片手で受け止めてしまった。

『!!!』

『・・・ブレイブソード』

動揺している北斗に対しグレートブレイブダグオンはブレイブソードを構えた。切っ先にミッド、ベルカ式の魔方陣が展開されていく。

『デアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!』

北斗が突進するがブレイブソードを薙ぎ払った瞬間、北斗は赤子の手を捻るがごとく薙ぎ倒されてしまった。

『ああ!!ああああああああああああああああああ!!!』

グレートブレイブダグオンが一斉砲撃モードになった。

『・・・・ブレイブノヴァ』

飛鳥の声が響いたと同時に全砲門から一斉射撃が放たれた。北斗を完全に圧倒している。

『く!!』

なす術のなくなった北斗、正気を失っても本能が危険だと判断した。防御体制に入るがブレイブノヴァを一身に受け合体が強制解除されてしまった。その途端武装局員に捕縛される北斗。立ち上がるスーパーアルフェリスとゴッドファルビリオン。

『なんだよそれ・・・桁違いのパワーじゃないか』

『・・・・・・・・・・・・・』

スーパーアルフェリスの言葉に反応しないグレートブレイブダグオン。

『力君・・・どうしたん?』

『いや・・なんでもない』

『それにしても』

グレートブレイブダグオンから力と飛鳥の声が響く。

『馬鹿あああ!!どこ触ってんのよ!!』

『お前!狭いんだからしょうがねっだろ!!!』

((((((((((中で一体何が起きてる)))))))))

と全員がグレートブレイブダグオンに突っ込みを入れたが、はやてだけは違っていた。

『じゃあ俺たち帰るわ!!』

そう言って合体を解除しブレイブローダーで帰還する力と飛鳥。

「・・・シャマル」

「・・・何?」

「ブレイブローダーを追って」

「わかったわ」


一方ブレイブローダーの中では

「ぐ・大丈夫か?」

「何とか・・けどもう一回やれって言われたらちょっときついかも・・・」

先ほどとは打って変わりコックピットで倒れている力と飛鳥。先ほどのことはみんなを心配させてはいけないという寸劇でありその裏では本人たちの全ての力が失われていた。

「なんだよ・・・あれ」

「・・・多分・・・あれは開けてはいけないパンドラの箱」

「パンドラの箱?」

「余程のことが起きない限り多分起動することは無かった・・・だけど」

「余程のことが起きてしまった・・・」

「あの絶大なパワーの超勇者合体はその代償として莫大な負担がかかる・・・あたし達の身体がそれに耐え切れてないってことね」

「無闇やたらに使えない合体ってわけか・・・」

「そうとも言い切れないけど・・・負担としては、あたし3のメインのあんた7の割合ね・・・連発して使うのはヤバイってことだけはたしか」

「そ・・っか」

それだけ言うと力は倒れた。

「力!!・・・くそ・・・目眩がする」

飛鳥も倒れそうになったその時シャマルに抱きとめられた。

「シャマルさん・・・」

「動かないで・・・」

シャマルが飛鳥に治療魔法を施した。次は力だった。

「やっぱりあの合体・・・」

「はやてには言わないでください・・・」

「多分・・・気づいているわ」

そう言うとブレイブローダーは基地に着艦した。

 
 

 
後書き


力君のあの合体。なんで・・・なんで力君がそんなめにあわなあかんねん。え?これは超勇者合体の起動キー?
次回!勇者指令ダグオンA’s 夢の重み
ウチできへん!!

 
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