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勇者指令ダグオンA's

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第十七話 超古代合体ゴッドファルビリオン

『ええ!!みんなと合体しろって!!??」

リインフォースⅢに融合したリインが驚いている。朝早々にはやてによって呼び出されたヴォルケンリッター+αははやての突然の言い分に混乱していた。

『せや!リインかて八神ファミリーや絶対合体できるはずや!!』

『なあはやて、そんな都合よく合体なんて出来ねえって』

『そうです。我々が合体できたのはあくまで偶然なのですから』

合体できたことを黙りながらヴィータとシグナムは言うが。

『チームアルフェリスに出来てうちらに出来んはず無い!!』

(((((ああ、そういうことか)))))

はやてがリインと合体したがっている理由がなんとなくわかったヴォルケンリッター。

『やってみっか?』

『駄目で元々で』

『じゃ、やってみましょうか?』

「「やっちゃえやっちゃえ!!」」

ブレイブリキと飛鳥の言葉に

『ようし!行くで!!』

『『『『『おう!!(めんどくさいけど!!!)』』』』』

空中に舞い上がる八神ファミリー。

『フォームアップ!!』

とりあえずバラバラになってみるリインととりあえずファルビリオンになってみる八神ファミリー。ファルビリオンにバラバラになったリインが足にくっ付き翼になり胸に鳥の頭が装着された。

『超古代合体!!ゴッドファルビリオン!!!』

第十七話 超古代合体ゴッドファルビリオン

翼人を思わせる姿で降り立つゴッドファルビリオンを見上げた。力と飛鳥。

「マジで合体しやがった・・・」

「やってみるもんなんだね?」

『・・・・・・・・・・・・』

せっかくのパワーアップ合体なのに黙っているはやてさん。

「主・・・どうしました?」

ザフィーラの言葉にはやてが。

「なんでや・・・なんでゲタ履き合体なんや!!」

思わずずっこけざるをえない一同。

「ちょっと来い・・・・」

ブレイブリキがはやてを連れ出した。


とっても懐かしい楽屋

「お前・・・せっかくのパワーアップなのになんだよ」

「だってな!!なんでいつもゲタ履き合体やねん!!ペガサスセイバーは下駄履きじゃなかったのに・・・」

あまりの勝手な意見に呆れる力。

「お前な・・・ゲタ履かなかったら部品余るだろうが!!見たいのかその辺に放置されている部品!!」

「は!!!」

思わず絶句してしまうはやて。




楽屋から出ると一本の通信が入った。エイリアン襲来のニュースだった。

『よ~し!ゴッドファルビリオン!初出撃や!!』

現場に急行するゴッドファルビリオンとブレイブエラゴ。確かに宇宙人は暴れていた暴れていたが。

『なんで近所のコンビニなんや?』

あまりサイズの大きくないエイリアン。エイリアンの目的は立てこもりだった。力はブレイブエラゴから降りると現場に来ていた佐津田刑事に現状を聞いた。

「佐津田のおっちゃ・・・佐津田刑事!現状は!?」

「全く困ったもんだ・・・エイリアンは彼女にフラれて立てこもってるんだよ」

ずっこける力とゴッドファルビリオン。

『なんでや!!なんでうちらは初登場に恵まれんのや!!』

とりあえずメガホン持ってエイリアンの説得に入る力。

「あ~あ~~!!立てこもってるエイリアンに告ぐ!速やかに投降しなさい・・・悪いようにはしない」

『うるせえ!近づくんじゃねえ』

「あのさ~女なんて広い世間に星の数だけ居るじゃない」

『うるせえ!!俺にはあいつしか居なかったんだ!!』

「みんなそう言うの。けどねそれって間違ってるの。どうせ星の一個や二個征服すれば俺って男を捨てたことを後悔するなんて思ってるんでしょ・・・そんなことありえないって・・・こんな地球なんて田舎星征服したって新聞にも載らないよ・・・それに宇宙警察機構や宇宙警備隊に銀河連邦相手におまえ一人でなにが出来んの?」

『な!なんだと!!』

「馬鹿な男の馬鹿な死がゴシップ記事の片隅に小さく載って世間の物笑いの種になっている間・・・その頃女はどうしているかって言うとお前のことなんてとっとと忘れて・・・別の男と引っ付いて子供まで産んじゃって温かい家庭を築いてんのよ・・・もう馬鹿馬鹿しいと思わない?」

力の自虐&身も蓋も無い説得(?)にやる気なくしそうな面々その他大勢は撤収し始めた。

「だったらもう止めようよ・・・帰りなよ」

『ちきしょおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!』

自棄になったのかエイリアンはそのまま飛び去ってしまった。そして見事ゴッドファルビリオンは初出撃を踏み外した。




「ぢぎじょ~~~~~~~~!!!!」

家で自棄ジュース飲んでいるはやて。その姿は哀れとしか言いようが無い。

「な~にが超古代合体や・・・っけ!!せっかく登場したのに出番あれだけなんて~~~~グビグビグビ!!!」

「なあなんであいつジュースで酔っ払ってんだ?」

「頼む・・・もう聞かないでくれ」

ヴィータのツッコミにもうサジを投げたシグナム。

「それにしてもこのゴッドファルビリオンって凄いわね~オートコンバインモードで操縦者を一人に限定できるなんて」

「リインが制御してるってことか?」

「そういうことみたいです」

はやてを無視しゴッドファルビリオンについて語り始めるシャマル達。

「まぁ性能が上がっても・・・」

「メインパイロットがあれじゃ・・・」

「ぢぐじょ~~」

涙流して自棄ジュース飲んでいるはやて。




シャマルによって前線基地に呼び出された力、飛鳥、チームアルフェリス。

「そうか・・・登場を踏み外したことがそんなにショックだったか」

「そう。それもあんなエイリアンにそこで皆さんご相談が!チームアルフェリスの方々なんか悪いエイリアンの情報無い?」

するとビルガーが答えた。

『そういえば最近宇宙ヤクザがこの星に来てるって噂も』

『先輩!宇宙ギャングも来てるって噂ですよ』

デルタの台詞に力は。

(なんでもかんでも宇宙って付けばいいんかい!?)

「悪いエイリアンさんが襲来したときはやてちゃんに活躍譲ってもらいたいんですけど」

『確かに』

「気持ちはわからんでもないな・・・」

シャマルは自棄ジュース飲んでいるはやての映像を見せた。

「じゃあ次の宇宙人来たら八神家に即連絡で」

「「「「おう!!」」」」

と言う訳で本日は解散になった。

(たく我侭なんだから・・・パワーアップのない俺なんてどうすんのよ?)



翌日

力は学校をサボってエイリアンを探し始めた。探しているととある男を見つけた。

「あ!悪いエイリアン見っけ」

「・・・随分な言い分だな・・・ダグオン」

偶然北斗を見つけた力これはしめたと思った。

「相変わらずの鎧探しか?せいが出ますね~俺たちはもうパワーアップしてんのに」

「・・・貴様なにが言いたい?」

「もう俺たちはお前ごときに負けないってこと」

「・・・ほうなら勝負してみるか・・・アジャスト!!黄竜!!!」

北斗がクリスタルを開放すると龍が現れた。

『フュージョン!!竜神・北斗!!玄武招来!!フュージョン!!玄竜神・北斗!!』

力の挑発に乗ってくれた北斗に感謝する。

(まあこいつ鎧探してるだけで見つけたら帰りそうだし!!)

力はダグコマンダーを起動させるとすぐさま合体体制に入った。

『勇者合体!ブレイブダグオン!!』

ブレイブダグオンになった力は北斗と対峙した。

『さっさとかかってきたらどうだ?』

『うおおおおお!!俺の力じゃどうすることもできない!!』

『は?』

突然の事で?マークの北斗。

『ここは強い仲間が必要だ!!!』

『・・・あいつ芝居が臭くないか・・・』

『まぁ俺たちは現状待機で』

力のわざとらしい演技に呆れるチームアルフェリス。そこに

『お?来たみたいだな』

『そこまでや!!!』

急遽飛来するゴッドファルビリオン。なにがなんやらの北斗。

『ボソ・・・あとはよろしく』

『なに?』

『うああああああ!!!』

自ら撃墜されるブレイブダグオンに何が何やらの北斗。

『このゴッドファルビリオンが居る限り!!お前の野望はここまでや!!』

『あの~』

『観念せい!!デバイス合体!!』

ゴッドファルビリオンに八神家全員のデバイスが生成され合体した。

『エクスカリバー』

『ちょ・・・ちょっとまて!!』

『ラグナロクザンバー!!!』

ゴッドファルビリオンの一撃にやられる北斗というかやられたほうがいいと思った北斗。

『お・おぼえてろ!!』

もうめんどくさくなったのか撤退してしまった。

「いやったああ!!!ウチが北斗を追っ払ったんや!!」

喜んでいるはやてをよそに。

「はいお疲れ様お疲れ様」

とりあえずはやてが元気になったと確信したメンバーはそのまま打ち上げに向かった。


 
 

 
後書き

ついに北斗が全部の鎧を集めちまった。あいつのことだからとっとと帰ると思うが、なに!?北斗が暴走した!?止めるんだ!!
次回!勇者指令ダグオンA’s 禁断の超合体!!
俺たちが負けた?

 
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