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インフィニット・ストラトス 黒剣の死神と謳われた天才

作者:マンモス
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夏祭り

お盆会から2日が経ち、俺、鬼灯兄弟は友人や迷惑をかけた中学校に挨拶に行き、そして今日、俺達は地元の夏祭りに行くことになった。で、今俺は刀奈の浴衣姿を見ている。というか、見せられてる。

「どう真理。似合うかしら?」

「あぁ、似合ってる。似合ってる。綺麗だぞ刀奈」

こんなことを繰り返して俺達は歩いている。祭りに向かってる途中俺達は、ある2人組に出会った。

「あら、真理君に楯無ちゃん久しぶりね。満月からある程度は聞いたけど元気にしてた?」

「千鶴。コイツらが元気じゃなかった日は無いぞ」

2人組とは満月さんと満月さんの彼女、真宮千鶴さんだ。千鶴さんは鬼灯家が経営してる孤児院に住んでいて、虚さんとは大親友である。

「お久しぶりです千鶴さん。元気そうで何よりです」

「久しぶりねー。楯無ちゃんもキレイになってるし、真理君も大人びてるし。お邪魔みたいだし私達はもう行こっか、満月。」

「そうだな」

そう言って満月さんと千鶴さんは祭りの奥の方に行ってしまった。俺達も祭り

「それにしてもこの祭りも変わらないな。相変わらず賑やかだ」

俺はさっき買った緑茶を飲みながら言うと、

「そうね。…ねぇ真理一つ聞いていいかしら?」

「なんだよ。改まって?」

「何でか私お盆会の後半の記憶が無いの。みんなに聞いても何も教えてくれないの。真理、教えてくれないかしら」

「………………」

俺はただ無言になるしかなかった。あんな恥ずかしい事を寝言で言ってたと分かるとコイツは何するか分かったもんじゃない。

「教えてくれないのね。教えてくれないならこうだ!」

そう言って刀奈は俺の腕に抱きついてきた。刀奈はいたずらっ子みたいな笑みを浮かべてきた。

「どう真理。言わなきゃずーっとこのままよ。デートならまだしも祭りの時にコレは恥ずかしいでしょ?」

「刀奈。コレはどうかと思うぞ」

「あれ、2人共何してるの?」

後ろから聞き慣れた声が聞こえてきたので振り返ると簪と水月だった。刀奈と簪は少し落ち着いてきてはいるがまだギクシャクしている。しばらくすると満月さん、千鶴さんカップルに天緋、布仏姉妹に虎鉄さんと合流して、花火をすることになり、刀奈、天緋、千鶴さん、虚さんに本音、満月さんが花火を買いに行き、しばらくすると簪が何かを探し初めている。

「簪。何か落としたの?」

「…前にお姉ちゃんから貰ったキーホルダーが無いの…」

どうやら刀奈から貰ったキーホルダーを落としたらしく俺達は手分けして刀奈達が戻ってくるまで探してみたが見つからなかった。

「人が多いからね多分誰かが拾って持って帰ったんじゃないかな?」

虎鉄さんが簪に言っていると俺はある一つの射的屋に目的のキーホルダーが置いてあったので、簪達に伝え射的屋に向かった。

「…おじさん、そのキーホルダーどうしたの…」

「あーこれな。さっき、そこら辺の道で拾ったんだ」

簪が屋台のおっちゃんに聞くと落ちていたのを拾ったらしい。

「実はおっちゃんそれ、コイツが落としたんだ。だから、返してくれないかな?」

「証拠は」

「……はい?」

「だから証拠だよ。本当にその嬢ちゃんが落とした物なのか証拠がなければ渡せないね。どうしても欲しいなら撃ち落として取りな」

おっちゃんはそう言いながら、悪代官みたいな笑みを見せながら言ってきた。

「ボク絶対こんな大人にはなりたくないな」

と、水月

「僕は絶対こんな人間になりたくないない」

と、虎鉄さん

「ていうか、落とし物景品に使ってる時点でアウトでしょ」

最後の俺とで、ドン引きした顔で屋台のおっちゃんを見ていると、簪はおっちゃんに射的代を渡した。

「お、物わかりがいいな嬢ちゃん」

おっちゃんは呑気に笑いながら簪にコルクを渡した。簪はコルクをすぐに装填しておっちゃんめがけ撃った。

パンッ

「ギャアアアア!」

おっちゃんはギリギリでかわしたおかげで髪にかすった程度だった。

「ちょっとちょっと!!簪何やってんの!?」

「水月放して。まずこの人に一発当てないと気が収まらない」

「ダメだぞ簪。感情的になると当たる物も当たらないぞ」

「真理なにを教えるんだ!水月、簪の代わり僕達がやるよ!」

虎鉄さんがそう言うと水月は簪からコルク銃を取り、二発目を装填してキーホルダーめがけて撃つとキーホルダーのある段の2つ上の段のお菓子に当たった。俺は必死に笑いをこらえていたが抑えることができなく爆笑した。

「水月お前当てる気あるのか。チョーウケル!」

「こらこら真理全力でやった人を笑ってはいけません。水月は全力でやってこの結果だったんだから」

虎鉄さんの言葉で水月は精神的に大ダメージを受けてしまった。三発目は虎鉄さんが撃ち惜しくも外してしまった。

「うーん、的が小さいからな当てずらいな。じゃあここは、数々の任務を遂行してきた(ゲーセンで)真理に任せよう」

虎鉄さんはコルク銃を投げながら渡してきた。俺はコルク銃に弾を装填し始めた。 

「的結構小さいけど大丈夫?」

「愚問ですね虎鉄さん。的の大きさなんて関係ない。やられる前にやる…それだけの話だ」

「そんな暗い話じゃないよ」

虎鉄さんがそう言うと俺は狙い照準を合わせて狙い撃つとターゲットにヒットした。

「「おぉ、……って何狙ってるんだ!」」

水月と虎鉄さんは同時にツッコミを入れてきた。そう、俺が狙ったのはキーホルダーの横にあるゲームカセットを撃ち落とした。

「大丈夫。最後の一発は水月が撃ちますから」

「えっ!?」

俺は水月にコルク銃を渡して水月の耳元で囁いた。

「簪に良いところ見せるチャンスだぞ」

俺がそう言うと水月はコルク銃を受け取り弾を籠め始めた。俺が虎鉄さんの横に行くと

「真理、君ってヤッパリ最低だね」

辛辣ら言葉を浴びせてきた。俺がそれを無視すると水月の横で祈っている簪がいた。水月もそれを見て的に照準を合わせて狙い撃つとキーホルダーに当たった。屋台のおっちゃんは舌打ちしながら景品を水月に渡した。

「簪。キーホルダーちゃんと取り戻したよ」

「ありがとう。水月」

簪がお礼を言いながら、微笑みキーホルダーを受け取った。刀奈達との待ち合わせ場所に戻ると刀奈達はまっていた。地面には大量の花火が置いてあった。どんだけ買ったんだよ。

「真理達何やってたの遅いわよ」

「悪い悪いちょっとな。それより花火ができる場所に移動しようぜ。どこかいい場所行こうぜ」

俺がそう言ってみんな花火ができる場所に移動した。















 
 

 
後書き
次は花火の話になります。
 
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