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黒子のバスケ 無名の守護神

作者:stk
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第十一話 順調すぎる

一回戦を勝ったあと僕たちは二回戦、三回戦、四回戦、五回戦を普通に勝ち上がりました。
と言うか僕の出番は一回戦しかなかったのですよね。
監督は僕のことが他校に知られることを出来るだけ伏せておきたいらしい。
なんの意味なのかは分かりかねますけどね。
そんなこんなで次は準決勝なんですが、二回戦からの試合を簡単に説明していきたいと思います。

二回戦 実善高校戦
この試合はあまり語ることが無いですね。
一回戦免除(シード)校にしては弱かったです。
結果としては118対51で圧勝。

三回戦 金賀高校戦
昨年の都内ベスト16である金賀高校と対戦した。
攻守共にバランスのとれた強豪校である。
しかし先輩と火神だけで圧勝。
得点は92対71。

四回戦 明常学園戦
誠凛高校と海常高校の練習試合の後に倒した不良バスケ集団が相手。
力の差を知っている彼らは半分くらい諦めているように見えた。
結果は108対41圧勝。
てかヤバイほど順調じゃん。
僕の隣を座っているクロちゃんなんてバスケをやりたそうだよ。

四回戦と同日
五回戦前 修徳高校対錦佳高校戦
去年は(アウト)(イン)よりも緩かったらしく弱点だったが、キセキの世代の一人である緑間真太郎が入ったことで弱点がなくなってしまった。
正確に言うと弱点が分かりづらくなってしまった。
「緑間く~ん。ひっさしぶり~。」
「水野か。お前にはガッカリさせられっぱなしなのだよ。」
「なんのことかな。」
緑間くんが向いた方向には得点盤があった。
「僕は出てないよ。」
「だがお前が試合に出ていればこんなに点を取られることはなかったはずなのだよ。」
「それは監督に言ってくれ~。」
「お前が監督に頼むこともできたはずなのだよ。」
「それはそうっスけど。」
なんか口調がおかしい気がする。
「お前が人の真似をするなんておかしいのだよ。そして似てないのだよ。」
そうですか。
ちょっと残念です。
「よぉ。お前が緑間か!」
「誰なのだよ。」
知ってるくせになに言ってんだか。
どんなプライドですか?
「握手か。」
なんか嫌な予感しかしないのですけど。
あれ?
火神。
そんなことしたらアウトだと思うよ。
「火神。戻るぞ。」
「おい。離せ。」
「失礼しました~。」

「あれがしんちゃんのお気に入りか。」
「勝手なことを言うのではないのだよ。」
まさか水野にあうなんて予想外だったのだよ。
でもあいつは変わっていないのだよ。
これなら成長したオレはオマエには止められはしないのだよ。
「緑間く~ん。頑張って~。」
「応援されてるじゃん。」
「アイツが勝手にやっている事なのだよ。」
本当にアイツは変わらないのだよ。
結果は言うまでもなく圧勝。

そのあと五回戦は白稜高校戦。
相当疲れていたらしく得点が開かなかった。
クロちゃんもあまり良くなかったしね。
得点は89対87。
ギリギリでした。
次は準決勝。
昨年三位の正邦高校戦。
結構キツいけどあと少しだから頑張っていこう。



「ボクも出してください。」
「クロちゃ~ん。出てなかったの。」
てか今回僕しかしゃべってないよね。
こんなので良いのかよ。
「水野くん。次の試合は僕が説明します。」
「あっ。どうぞ。」
と言うわけでクロちゃん視点らしいです。 
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