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RPG WORLD ―ろーぷれ・わーるど―  ~復讐の少年~

作者:一騎
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序章
  絶望の少年・後

 
前書き
これで序章終了...かな? 

 
僕の周りにはニンジャたちの死体と大地の死体。

小さく息を吐き、地面に向かって、
「『四刀流・隼』」
今回は10連撃である。
といわけで、地面には穴が二つできた。
墓穴である。
片方の大きい穴に、ニンジャたちを入れ、埋葬し、そこらの木を墓石代わりにし、剣で
『ニンジャたちの墓』
と刻む。
そして...次は大地。
腰の部分に挿してある、鞘を抜き、泣きながら同じように埋葬する。こっちには、
『大地の墓』
と刻む。
そして、大地の剣を拾い上げる。
...これは大地の形見だ。

『剛刀・スサノオ を手に入れました』

できればちゃんとしたお墓を立ててあげたいけど、今はできない。
幸い、この世界では、腐ることもないだろうし、虫に分解されることもないだろう。
いつか、ちゃんとしたお墓を立ててあげよう。それまでここで我慢して。
あとで、絶対に、絶対に。
そう心に刻んで、ここの場所を地図にわかるように書く。
そして最後に一分ずつ黙とうし、地図を片手に、歩き出す。
いつまでもくよくよしてられない。だって、波音を探さなきゃいけないから。
ダイスとやらに連れ去られた波音を。

待ってて、大地。いつか、必ず、波音と一緒に墓参りに来るよ。
その時には墓の場所も変わってるだろうけど。

だから...だから...!

それまで、待っていて。もしかしたらそっちで会うかもだけど。

そのまま僕は歩き出した。

 
 

 
後書き
序章終了です。
 
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