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仮面ライダーオーズ 心が熱くなるもの

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第十五章

「実はそうだったのだよ」
「それでどうして今はこのグループの会長なのかな」
「何故このグループを築かれたのですか?鬼から」
「私は鬼として限界を感じていた」
 こうだ。伊達と後藤にも答える彼だった。流石の伊達も今は驚きを隠せない。
「そしてその頃にグリードの存在を知り鬼を引退してだ」
「このグループを立ち上げられたのですね」
「幸い私には商才があった」
 エリカにも答えていく。
「また株価を見抜く目もあった」
「それで資金も手に入れてだったんだな」
「瞬く間にこのグループを築き上げられたんですか」
「如何にも
 鴻上はまた伊達と後藤に答えた。
「私は運がよかったのだよ」
「運がいいっていうか桁外れの能力ちゃうん?」
 亜樹子から見ればそうだった。鴻上という男は。
「だって一代でここまでの会社にしてしかも株にも当たってお金儲けしてたって」
「だから運がよかったこそなのだよ。そしてだ」
「そして?」
「私にとってこのグループを築くことは手段でしかなかった」
 こう言うとだ。すぐに火野が問うてきた。
「このグループを使って技術や情報を集めてだったんですか」
「既に資金と拠点はあったのだからな」
 それがこのグループに他ならないのは言うまでもない。
「グリード、そしてメタルのことにだ」
「スサノオのこともだったんですか」
「当初私はスサノオの存在には気付いていなかった」
 鴻上はこのことを正直にだ。火野達に述べた。
「しかしだ。グリード達をについて調べているうちに思ったのだ。彼等は一体誰が造ったのか」
「普通の生物じゃないですからね」
 比奈もこのことはすぐにわかった。
「では誰が造ったのか」
「造物主だな。それが誰なのかだ」
「このことを調べているとだったんですね」
「如何にも。仮面ライダー達と戦う存在スサノオ」
 まさにだ。そのスサノオだった。
「彼のことを知ったのだよ」
「そしてそのうえで、ですか」
 後藤が鴻上のその言葉を聞きながら述べた。
「俺達を組織して」
「その通り!グリードに対抗するつもりだったのだよ」
 鴻上の声のテンションがあがった。
「バーズはその為のライダーシステムだったのだよ」
「モデルとしてはイクサと同じでしょうか」
「影響は受けているよ」
 笑みでだ。鴻上はエリカにも答える。
「それもかなりね」
「そうですか。やはり」
「そう。イクサやカブトといった様々なライダーシステムを研究して開発されたのがバーズなのだよ」
 バーズのこともだ。ここで話されるのだった。
「そうだったのだよ」
「最初はバーズだけでグリードと戦うつもりだったんですね」
 比奈は鴻上の話を聞きながら彼に尋ねた。
「そうだったんですね」
「その通りだよ。しかしアンク君が出て来て火野君がオーズになった」
 話がだ。核心に入った。
「嬉しいイレギュラーだったよ」
「イレギュラーですか」
「そう。イレギュラーは思わないもの」
 鴻上は笑みでだ。火野に話していく。
「しかしそのイレギュラーをどう動かしていくかだ」
「それが俺とアンクの戦いだったんですか」
「そう。そしてだ」
「俺がグリードになりかけたことは」
「あれもイレギュラーだった。しかしだ」
「しかしなんですね」
「君が人間のままでいることは確信していたのだよ」
 そうだったというのだ。鴻上はだ。 
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