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ハイスクールD×D混沌竜のドラゴンスレイヤー来る!!

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第1章 旧校舎のディアボロス
  プロローグ+第1話 始まる運命

 
前書き
ナメクジより遅い更新ですけどよろしくです。 

 
「カオスード、俺絶対強くなってカオスードに勝ってみせるからな!」

 幼い少年時代育て親たる混沌竜カオスードとの誓い。
 元気に宣言する少年を優しく見つめるドラゴン、カオスード。
 あたりまえのような日常、それが続くと信じていた幼い日の記憶――――





「――――お、ジオ起きなさい!いつまで寝てるの学校に遅れるわよ」

「・・・んんっ、朝か。懐かしい夢だったな、母さん今いくよ」



 駒王学園、元々は女子高だったのだが共学になった学園だ。
 そして、俺が通っている学園。

「あ~おっぱい揉みて~・・・・」

 いきなり変な事を呟くのは、俺の幼馴染兼親友の兵藤一誠。
 性欲だけに忠実な奴だ。
 一誠の他に一緒にいるは日常的にセクハラ発言しまくっている困った変態の松田。
 女性のスリーサイズを一瞬で測る元浜。
 この三人はヘンタイトリオして女子に嫌われている。

(性欲ださなければイッセーは顔と性格はいいからモテルはずなのに残念な奴だ)

「ジオ、お前もなんか言えよ俺達はハーレムを作るためにこの学校に入ったのになんでモテモテじゃないんだ!」

「そんなことしるか~~~~!!!」

 これが俺の学園での日常だ。


 次の日、イッセーが彼女を紹介してきた。
 天野夕麻、たしかに見た目はいいが―――

(こいつ、変わった臭いがするな・・・まっ別に良いか。たしか今日はあそこの焼き鳥屋が特売日だったはず、子猫を誘って行くか~♪)

 俺はそのままイッセーと別れた。
 それが人間としてのイッセーとの最後の日になった。


(なんでイッセーが子猫と似た臭いしてんだ?)

 イッセーの初デートの次の日俺はイッセーから知り合いの子と似た臭いがしていた。
 イッセーは松田と元浜に彼女の夕麻の事を聞いていたが二人は知らないと言っていた。
 さすがにそれを聞いて俺は驚いた。あの生けるセクハラの二人が美女のことで忘れるはずがない。
 イッセーがこっちに来た。

「ジオ!お前は夕麻ちゃんの事覚えているよな?」

「ああっ、お前の彼女さんだろ。当たり前だろ彼女ができたと聞いた時俺は世界の終わりかと思ったぞ」

「おい、俺に彼女ができるのってそんな大事か~!?」

「あたりまえだろ?」



 あれから放課後になり俺は帰宅していた。帰宅の中俺はイッセーの彼女について考えていた。

(やっぱりあのヘンタイの二人が憶えていないのがおかしいよな~、俺ですら憶えているのに。俺とあいつ等との違いといえば魔力がある事と魔法が使えるかだよな―――!)

 公園の前を通るその時、俺は血の臭いを感じた。
 臭いの中には今日臭いが変わってしまったイッセー臭いも混じっていた。
 俺は臭いのする方向へ走った。
 そこには腹から血を出し倒れているイッセーと黒いスーツを着て黒い翼を生やしている男がいた。

(こいつがイッセーを)

 俺は男を殴り飛ばした。

「なっ!ぐはぁ!?」

 男を無視してすぐイッセー容態を見た。

(まだ息はあるな、ならすぐにこいつを倒すか)

 男のほう見ると男は立ち上がってきた。

「きさま何者だ!堕天使の俺をただの人間が殴り飛ばすなどできんのだからな!」

「しったことか!てめーは俺はぶっ倒す!」

 男に再び殴りかかった。しかし、男は上に飛んで避けた。

「はっ、飛べぬ人間は惨めだな。力が自慢のようだが当たらなければ意味は無い。先ほどの礼だ」

 男、ドーナシークは手から光でできた槍を投げてきた。
 ジオは器用に槍を避けていたが、急に立ち止まった。
 ドーナシークは好機とばかりに槍を放った。だが予想だにしない行動をジオはとった。
 ジオは歯で槍受け止めそして槍を食べだした。
 その光景にドーナシークは驚き硬直してしまった。

「あんまり美味くなかったけど力が漲ってきたぜ、イッセーの事もあるこれで終わらせてやるぜ」

 槍を食い終わったジオは体から光る黒いオーラを溢れだし獰猛な笑みを浮かべた。

(あ、ありえん。なんなんだこの人間は――)

 ドーナシークは困惑した。避けるや受け止めるはともかく食べるなんてありえない光景を間のわたりにしたのだから、背筋に冷たいもが奔った。ドーナシークはまるで目の前の人間がもっと強大な生物に見えた。そうまるでドラゴンが目の前にいるように。
 ジオは一瞬にしてドーナシークの上に跳び魔力を纏った両手を合わせた拳を振り下ろした。

「がはっ!」

 ドーナシークそのまま地面に叩きつけられた。ジオは追撃とばかりに着地して地面から起き上がるドーナシークに拳のラッシュを叩き込んだ。

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」

「ぐはぁ、ぐえ、おぐ、がは、ぐっ、ぬば、げぎょ」

「ドリャァァァァァ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!」

「があぁぁ~~~~~~~~~~~~~~!!」

 ジオは足に魔力を纏わせドーナシークを勢いよく空へ蹴り上げた。あまりの威力にドーナシークの体はくの字に曲がって吹っ飛んだ。

「これで終わりだ!混沌竜の咆哮~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!」

「!!?ぎゃぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~――――――」

 咆哮にのみこまれドーナシークは跡形も無く消し飛んだ。

「こんなもんか、急いでイッセーを病院に連れていかないと」

「彼の事は私にまかせてくれないかしら?」

「だれだ!?」

 おれは声の方に振りかえった。そこには学園の有名人、二大お姉さまのリアス・グレモリーがいた。そして俺はある事に気づく。

(この人もイッセーや子猫と似た臭いがする・・・)

 これが滅竜魔導師(ドラゴンスレイヤー)ジオの運命の始まりの出会いだった。 
 

 
後書き
初めての投稿です。至らない点もありますけど、楽しんで読んでいただけたら幸いです。感想よろしくお願いします。 
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