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IS-インフィニット・ストラトス-~運命の先へ~

作者:タキゲン
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その名はガンダムAGE-2
  第5話 クラス代表は誰だ!?

僕と一夏の試合のあと、また三十分の時間を空けてオルコットさんと一夏が戦った。
三者三様の戦いをしてそれで各々の判断に任せるということだった。
結果だけ言うならば勝ったのはオルコットさん。それだけ言っておこう。
三人とも一勝一敗、誰がクラス代表になるのかな?ちょっと楽しみだ。

翌日――――――

「クラス代表は織斑くんとアスノさんの二人、くじ引きで決めたいと思います!」

山田先生がそう宣言した。

「あれ、オルコットさんの名前が無いみたいですけど?」

僕はオルコットさんの名前が無いことを疑問に思って訊ねてみた。

「それはわたくしが辞退したからですわ!」

オルコットさんが腰に手を当てて言った。

「そういうことね。だから僕と一夏でくじ引きということか」

僕はオルコットさんの演説は聞きたくないので先に要点をまとめて言った。
ちょっとはしょりすぎた感じはするけど気にしない!
オルコットさんは苦虫を噛み潰したかのような顔をして座ったよ。
そんなに自分が辞退したことについて演説したかったのかな?

「はい!なので二人には早速くじを引いてもらいたいと思います。
ちなみに色がついている方が代表になります。引いたあとの交換はなしですからね」

山田先生は笑顔で逃げ道を塞いでくれた。
一夏はその言葉を聞いてげんなりしているよ。ちょっとだけ「ざまぁ」と思ったのは内緒だ。
そして一夏と僕は山田先生が握っている二本の棒切れを同時に引いた。
結果―――――――

「クラス代表はアスノさんに決定です!」

「よっしゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

そんなに喜ぶなんて・・・・・
よっぽどクラス代表になりたくなかったんだね一夏・・・・・
そして女子のみなさん?一夏じゃないからってそんなに落胆するのやめてくれないかな?
だってくじ引いてそう決まっちゃったんだからさ・・・・
ホント泣いちゃうよ?

「さて、クラス代表はユーリ・アスノ。異存はないな」

織斑先生の一言に大半の人が渋々という感じにはーいと返事をした。
本当にちょっと泣きたくなってきたかも・・・・

クラス代表が僕に決まってから数日後――――
今日はISの実習の日でグラウンドにいた。

「ではこれよりISの基本的な飛行操縦を実践してもらう。
アスノ、織斑、オルコット。試しに飛んで見せろ」

僕とオルコットさんは瞬時にISを纏い、一夏は少々手こずりながらも白式を纏った。
ちなみに僕は一夏と戦った時の「ザンテツウェア」ではなく「ノーマルウェア」でいる。
実習の時はよっぽどのことがない限り「ノーマル」で受けるようにしている。
これは他のクラスにウェアの研究をされない為にしている対策なんだよね。

「よし、飛べ」

僕たちは一斉に飛翔した。
だけど僕とオルコットさんは普通にまっすぐ上昇したんだけど、一夏はフラフラしながら飛んでいた。

「何をやっている。スペック上の出力ではAGE-2はともかく、ブルーティアーズよりは上だぞ」

ISにまともに触れてこなかった奴に向かってそれは酷なんじゃないかなって思うんだよね。
何なんだろう、あの鬼軍曹っぷりは・・・・
身内だからって厳しくしてるといつか嫌われちゃうよ?織斑先生・・・・

「アスノ、何か私に意見でもあるのか」

「い、いえっ!何もありません!」

あの先生は超能力者か!?
僕の心を読むなんて・・・・これからは気を付けよう。

「一夏さん、イメージは所詮イメージ。自分がやりやすい方法を模索する方が建設的でしてよ」

「そうそう、こんなふうに飛んでみるのもひとつの手だよ」

オルコットさん、もといセシリアさんと僕は一夏に簡単な方法を少しだけ伝授した。
ちなみに僕が見せたやり方とは水泳の蹴伸びみたいに両手、両足をピンと伸ばした状態を見せた。
まぁぶっちゃけちゃえばウルト○マンみたいな飛び方を見せてあげた。

「そう言われてもなぁ大体空を飛ぶ感覚自体がまだあやふやなんだよ。なんで浮いてるんだこれ」

「説明しても構いませんが、長いですわよ?」

「反重力力翼と流動波干渉とかいろいろと説明するのは山とあるからね。僕はあまりにも難しくて大雑把にしか覚えてないよそんなの」

僕はあまりそういうのは詳しくないんだよね。僕よりもあの人の方が滅茶苦茶詳しいし・・・・

「わかった。説明はしてくれなくていい」

さすがは一夏。難しいと思ったら即逃げたよ。でもいい判断かもしれない。
僕でもあんな話を延々と聞かされたらパンクしちゃうもん。

「そう、残念ですわ」

笑顔でセシリアさんは返した。
なんで呼び方が変わってるかって?
それは彼女の方からそう呼んでくれって言われたからだよ。
だから僕も一夏もそう呼ぶようになったし、セシリアさんも僕と一夏を名前で呼ぶようになった。

それから篠ノ之さんに一夏がどやされたり、急降下急停止で一夏がグラウンドにクレーターを開けたりと、一夏だけが散々だった。
僕?僕は難無くクリアしたよ。ただ目標より1センチ高かったけどね。
そのあとも武装の展開だったりなんだったりと授業は進んでいったよ。
武装の展開は二人よりも早く、正確にハイパードッズライフルとシールドを展開してみせたよ。
ビームサーベルだけはリアアーマーに随時マウントしてあるので問題ないけど。

「時間だな。今日の授業はここまでだ。織斑、グラウンドを片付けておけよ」

僕は一夏に目を合わせないようにしてそそくさとその場を去った。
後ろに一夏の叫び声が聞こえるが気にしてはいけない・・・・

放課後――――――――
もうあたりが暗くなり始めた時間帯。

「ふうん。ここがそうなんだ・・・・」

一人の少女がIS学園にやってきた――――――― 
 

 
後書き
皆様、お待たせしました!
誰をクラス代表にしようかなと悩みに悩んだ末、このようにいたしました。
そしてついでに言うとPSPでSAOインフィニティ・モーメントなるものを購入しやっておりまして執筆そっちのけでやってしまいました・・・・アセアセ...A=´、`=)ゞ
本当、遅くなって申し訳ありませんでした。 
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