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Fate/magic girl-錬鉄の弓兵と魔法少女-

作者:セリカ
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無印編
  第二十二話 模擬戦

 なのはが着替えて、髪をセットし終わり、俺の部屋にやってきたので、ユーノの部屋に声をかけると起きていたので共にリンディ提督の部屋に向かう。

 レイジングブルとグロックは鞄にしまって部屋に置いているが、鞄には少々細工を施しているので無許可で開けようものなら少々痛い思いをするだろう。

「「「失礼します」」」

 なのは達と共にリンディ提督の部屋を訪ねる。

「おはよう。ゆっくり眠れたかしら?」
「おはようございます。はい、ぐっすりと」
「はい。おかげ様で」

 なのはとユーノ、そして俺と眼を合わせる。

「士郎君もゆっくり眠れた?」
「はい」

 意外だ。
 なのはの部屋でのやり取りで極力関わらないようにするだろうと踏んだのだが。
 普通に俺に接してくる。

「じゃあ、朝食に行きましょうか」

 リンディ提督と共に食堂に向かう。
 そしてエイミィさんとクロノの二人と合流した。

「おはようございます。クロノ君、エイミィさん」
「「おはようございます」」
「おはよう」
「おはよう。なのはちゃん。
 艦長、もう人数分用意できてますよ」

 クロノとエイミィさんと挨拶をかわす俺達。
 どうやら二人が俺達の分まで用意してくれていたようで、パンにコーンスープ、サラダ、ベーコンエッグ、オレンジジュースと洋食の朝食が並んでいた。

「ありがとう。クロノ、エイミィ
 さ、座って座って」

 リンディ提督に背中を押され、言われるがままに席につく。
 そして俺の正面に座るリンディ提督。

 その様子になのは達だけではなくクロノ達まで不思議そうな顔をしながら席につく。

 本当に意外だ。
 なのはの部屋での様子からこんなふうに近づいて来るとは思ってもいなかったが、何を考えているのだろうか?
 
「「「「「「いただきます」」」」」」

 内心首を傾げながら、リンディ提督達とと共に手を合わせ、食べ始める。

 リンディ提督が何を考えているかは置いておくとして、昨日はリンディ提督の部屋でお茶をいただいたし、食後に紅茶でも入れるとしよう。
 勿論、紅茶の茶葉も持参している。
 淹れるときはお湯を沸かしたり食堂の機材を多少使う事になるだろうからリンディさんに許可をもらわないといけないが

「そうそう、士郎君
 昨日のクロノとの模擬戦の件だけど、朝食が終わってからでいいかしら?」
「ええ、俺は構いませんよ。
 クロノがよければですが」
「僕も問題ないよ」

 俺の言葉に反応したクロノの言葉にリンディ提督が頷く。

「じゃあ、朝食後少し食休みをしてからね」

 リンディ提督の言葉に頷き、のんびりと雑談をしながら食事を済ませ、今は食後の紅茶を皆で飲んでいる。
 食堂の使用に関してはあっさりと許可が出た。

「ん~、おいしい。普段は紅茶とか滅多に飲まないけど、これは格別だね」
「私のお母さんも士郎君の紅茶はとても褒めてましたから」
「ああ、なのはの家は喫茶店をやってるんだったな」

 などなどエイミィさんを初めなかなか好評のようだ。

 ちなみに紅茶に淹れる腕前に関しては桃子さんと同じぐらいのレベルだと思う。
 だがコーヒーに関してはまだまだ敵わない。
 これから色々学ばせてもらわねばと内心意気込んでいる。
 とそれぞれにカップが空になったので

「では食後のお茶も楽しんだ事ですし、そろそろ始めましょうか」

 リンディ提督の言葉に席を立ち、皆でアースラ内の訓練所に移動する。

 そして訓練所の中には俺とクロノが入り、その他のメンバーは訓練所を見ることのできるモニタールームに入った。

「準備はいいかしら」
「はい。いつでも」
「私も構わない」

 リンディ提督の言葉に返事をしながら意識を切り替える。
 フィールドは一対一の模擬戦をするレベルなら十分な広さはある。
 だが所詮は船内。
 天井が高いとはいえ、十メートル程。
 これなら空を飛べる相手でもやりようはある。

「ではクロノはもちろん非殺傷設定で、士郎君は」
「承知している。非殺傷設定などという便利なモノはないがお互い命にかかわるような戦いをするつもりはない」

 だが俺にとってのハンデとなるとやはりこれだ。
 デバイスには非殺傷設定という肉体的なダメージを与えないシステムがあるらしい。
 これによりクロノは思いっきりやれるが、殺さないようにやるとなると俺の戦術はかなり狭まる。

「一応、壁とかにはシールドは張っているけど手加減はして頂戴ね。
 それでは、始め!」

 リンディ提督の言葉とともにクロノが俺に杖を向ける。
 だが俺は無手のまま動かない。

「来ないのか? それとも私から行こうか?」
「ふん。来い!」

 この程度の挑発には乗らない程度の戦闘経験はあるか。
 ならば俺が先手を貰うとしよう。
 俺とクロノ距離は六メートル程。
 外套に手を入れてながら、鞘に入った刀を投影する。
 勿論刃は潰してある。
 さて、クロノの実力は如何程かな。

 予備動作なしで一息で踏み込む。

「くっ!」

 一瞬で間合いに入り、居合の要領で斬りかかる。
 だが

「なかなかいい反応だ」
「……舐めないで貰いたいな」

 俺の刀はクロノの杖に受け止められている。
 執務官という役職も伊達ではないらしい。
 さて、どこまで捌けるか?

「ふっ! はあっ!」

 刀を引きつつ、さらに一歩踏み込み、鞘を叩きつける。
 そこから袈裟斬り、鞘の横薙ぎ、横薙ぎの回転を殺さず、回し蹴りと叩き込んでいく。
 だが

「ほう、君の評価を改めるべきかな」

 全てを防ぎ、受け流していた。
 クロノの評価は改めるべきだな。
 クロノの持つデバイスはなのはのレイジングハートと形状こそ違うが、同じ杖である。
 そこからなのはと同じ中距離から遠距離型の魔導師と予想したのだが、違う。
 明らかに近距離戦闘の訓練と戦闘経験がある。

 だが近距離戦闘なら負ける気はしない。

 現にクロノは攻めに転じきれていない。
 いや、転じようとした瞬間の隙を俺が攻撃しているからすることができない。
 単純な近距離の攻撃の速さならこちらの方が上だ。
 このまま近距離戦闘に徹すれば押しきれる。
 だがそれはクロノも理解しているはず。

 一気に下がりながら刀を鞘に納め、地を蹴りクロノの背後を取り、抜刀する。

「ラウンドシールド!!」
「む」

 それは俺の目の前にいきなり魔法陣によって防がれる。

 俺の思考と仕掛け直す間に防御魔法を準備をしていたか。
 もちろん、今持っている刀ではこのシールドは破れない。

 そして俺の動きが止まった隙にクロノは空中に上がる。

 悪くない手だ。
 空を飛べない俺にとってはそこは足場がないフィールドだ。

「今度はこちらの番だ!」
「Stinger Ray」

 クロノが杖を向けると同時に四発の魔力弾が飛んでくる。
 威力はわからないが、弾速はかなり速い。
 手に持つ刀と鞘を投げ、ぶつける事で魔力弾を撃墜するとともに爆発させ、視界を遮る。

 クロノは残念ながら一つ勘違いをしている。
 空中は足場がないフィールドだが俺の間合いの外というわけではない。
 だが模擬戦闘という縛りの中では弓を使う事は不可。
 弓は手加減が出来ない。
 使えば試合が死合になる。
 だが、船内という狭いところでは弓を使わずとも手はある。

 体勢を一気に低くして、壁を蹴り、天井を駆ける。

「なっ!」

 俺の予想外の動きに一瞬固まるクロノ。
 そのような暇があるか?
 懐から再び抜くような動作をしながら、クロノに黒鍵を投げる。
 それをかわしながら魔力弾を放つクロノ。

 だがそれも予定調和。
 俺は魔力弾をかわし天井を蹴り、クロノに飛び掛かりながら体を捻じり

「じゃっ!!」
「っ!」

 蹴りを叩き込む。
 だがまたしてもシールドに阻まれる。

「ちっ」

 蹴りを阻んだシールドを足場にして天井に再び戻り、天井を駆ける。
 空を飛べない者にとっては天井や壁で足を止めることは落下を意味する。
 つまりは常に動き続けなければならない。

「スティンガースナイプ!」

 一条の光になって魔力弾が迫る。
 先ほどまでの魔力弾よりさらに速い。
 それを体を逸らしてかわす。
 そして、クロノに踏み込もうとした時
 嫌な感じがした。

 自分の本能を信じ踏み込んだ体を捻じり、無理やり軌道を変える。
 と背後から先ほど躱した魔力弾が再び迫っていた。
 誘導型、又は追尾型か。

 しかも魔力弾を撃墜しようと黒鍵を投擲するが

「爆発型ではなくて、貫通型か」

 黒鍵が弾かれ床を滑っていった。
 面倒な魔力弾だ。

 それにだ。
 壁を蹴り魔力弾をかわしながら考える。

 今のこの状況、誘導弾をかわし続け、勝ったとしても俺を敵にまわして厄介だと管理局側に思わせるのは難しい。
 いや、ゲイ・ボルクの存在があるから警戒はさせることができる。
 だがアレを使わなければ御せると判断されて強行な手段を取られると管理局と完全に対立する可能性すらある。
 少なくとも簡単に御せる相手ではないと管理局に認識される必要はある。
 そうとなると

「……正面突破か」

 このまま手を惜しみすぎるのも考えモノだ。
 宝具レベルではなく、かつ非常識な武器を使い、真正面から魔法ごと叩き潰すぐらいはして見せる必要はあるだろう。
 それをクロノ相手に平然と行えれば十分に実力を示すことは出来る。
 そうなると武器は何がいいか。
 あの貫通型の魔力弾ぐらいでは壊れないほど強固であり、普通の人間ではまず扱えない武器。
 そんな武器は……あるな。
 俺の姉であり妹であるイリヤの狂戦士のサーヴァントが持つ斧剣が

 決まれば行動あるのみ

 壁を強く蹴り、床に着地して、外套から取り出すように斧剣を投影する。

 あの狂戦士が持つ斧剣を子供が持つのだからアンバランスではあるが、死徒であるこの身で振ることは難しくない。
 俺の意図を理解したか

「スナイプショット!!」

 クロノが魔力弾がさらに加速させる。
 だがそれを

「はあっ!!」

 横に薙いだ斧剣で粉砕する。
 そのまま踏み込み、斧剣をクロノに叩き込む。
 もちろんクロノはシールドを張るが

「っ!!」

 ミシミシと嫌な音をたててシールドに罅が入り、シールドが砕け散った。

 シールドが砕けた衝撃でクロノの体が離れ、斧剣自体は空振りになる。
 だがそれでいい。
 振り抜いた斧剣の運動エネルギーを殺さず一回転し、斧剣をクロノの頭に向かって投げる。
 勿論、回転中に斧剣を捻じり、刃の方がクロノに向かないようにはしている。
 だが咄嗟に後ろに跳んでいたクロノはそのまま飛ぼうとしていた。
 その状態で顔面にあの巨大な斧剣が飛んでくるのだから上には逃げれない。
 もちろんあのサイズをかわすには左右にもかわせない。
 つまりは逃げるのは下のみ。
 体を低くして斧剣をかわしながら、踏み込み杖の柄で突いて来る。

 そして、その流れは俺の想定通り。
 俺の足元には弾かれた黒鍵が落ちており、それを右足で蹴りあげる。
 黒鍵の刃がクロノのデバイスとぶつかり、突きを阻み、隙をさらすクロノ。
 本来ならこのまま蹴りあげた足で黒鍵の柄を蹴り、刃を相手に叩き込むがそれでは殺しかねない。
 そこで蹴りあげた足を踏み込みに使い、大きく振りかぶった左の拳で柄を殴り、黒鍵を叩き込む。
 クロノの実力なら不完全ながらでも致命傷は避けることができる時間。

「がっ!!」

 しかし所詮は不完全。
 シールドを張る暇はなく、デバイスで黒鍵を受け止めるしかできず、吹き飛ばされ床を滑り、壁に叩きつけられるクロノ。
 そして、俺は黒鍵を殴ると同時に動き出している。

「くっ」

 壁に叩きつけられ顔を歪めながら顔を上げるが俺はいない。

「まだやるかね?」

 俺は殴った黒鍵をそのまま空中で拾い、クロノの横に立ち、首に突き付けている。

「……いや、僕の負けだ」

 クロノは杖から手を離して上げて見せた。




side リンディ

 底が見えない実力。
 この模擬戦を見て一言で士郎君の実力を評価する一番ふさわしい言葉だと思う。

 ミッド式の魔導師のためどうしても中距離が主力になるクロノだけど、近接戦闘が弱いわけじゃない。
 いや、執務官の中でもかなりの実力だと思っている。
 そのクロノでさえ防ぐのが精一杯の使い手。
 さらに空を飛べないのを壁や天井を駆けることで補う身体能力。
 極めつけはあの巨大な岩の塊から削り出した様な剣だ。
 それに

「エイミィ、士郎君の物質転送の魔法の術式は見えた?」
「だめですね。全部外套から取り出すみたいにしてますし、外套自体が何らかの阻害能力があるのか外部からは何も」

 模擬戦の中でも自分の手を明かさないように戦う徹底ぶり。
 恐らく士郎君の本当の実力の半分も見せてはいないでしょうね。
 それにあの巨大な剣

「魔力を帯びているからといってシールドを破るなんてどんな代物なのかしらね」
「そうですよね。
 しかも纏ってる魔力自体はそれほど高くないので力任せに突き破ったようなものですし。
 う~ん、アレ自体にシールド破壊の能力でもあるのかな?」

 エイミィもわからないことだらけで頭を抱えてしまっている。
 それにしてもシールドを力づくで破る一撃なんて考えたくもないし、受けるなんて論外。
 もちろんクロノも全力というわけではないのだけど、少なくとも一対一での白兵戦では勝つのは無理でしょうね。

 それに士郎君にはジュエルシードを破壊した槍などもある。
 今の実力を仮に半分としても執務官クラスの特別隊でも編成しないと相手にもならないかもしれない。
 色々と考えることはあるのだけれど、今は

「お疲れ様、二人とも。
 それから今回の件の会議があるから一緒に来て頂戴。
 正式にアースラのメンバーに紹介するわ」

 とりあえず士郎君の事よりもジュエルシードの事を優先しよう。
 今日から本格的に稼働ですものね。




side 士郎

 ふう、なんとか読みきれたな。
 しかし空を飛ばれるというのは厄介だな。
 今回は室内だからよかったものの野外戦になれば、今回のようには戦えない。
 勿論、弓を使えば殺すことは出来る。

 それに空を飛ぶ宝具がないわけではないが、やはり戦闘経験がほとんどない。
 もし管理局が敵になったことを想定するならば、空中戦を想定した訓練もいるか。
 そんな事より今は

「大丈夫か? クロノ」

 黒鍵を外套の中にしまうように霧散させ、クロノに手を差し出す。

「ああ、問題ない。しかし、君とは接近戦をしたくはないな」

 俺の手をしっかりと握って立ち上がるクロノ。
 この様子なら何ら問題はなさそうだ。

「それは仕方がないだろう。誰にも得意な間合いというのはあるからな。
 それに今回非殺傷設定のない私に合わせて、近接戦闘を正面から受けていたしな。
 まあ、模擬戦については後で話すとしよう。
 とりあえずリンディ提督がお呼びだ。会議室に行くとしようか」
「そうだな」

 投影した武器を外套にしまう様に回収してからクロノと共に訓練室を後にして、なのは達と合流し、会議室に向かう事になった。
 ちなみにその途中

「それにしてもいつも君とか、衛宮士郎とフルネームで呼んでいるようだが、士郎で構わないぞ」
「む、そうか。
 ならそうさせてもらうよ」

 という会話があり、クロノが俺の事を士郎と呼ぶようになった。

 リンディさん達と共に参加した会議の内容は意外と簡単なモノだった。

 ・ジュエルシードが危険性が高いという確認
 ・ジュエルシードが海鳴市に落ちているという事
 ・残りが11個であること

 そして

「というわけで本日0時をもって、本艦全クルーの任務はロストロギア、ジュエルシードの捜索と回収に変更されます。
 また本件においては特例として問題のロストロギアの発見者であり、結界魔導師でもあるこちら」
「はい。ユーノ・スクライアです」
「それから彼の協力者でもある現地の魔導師さん」
「高町なのはです」
「そして、現地の魔術師にして海鳴市の管理者でもある」
「衛宮士郎だ」
「以上三名が臨時局員の扱いで事態にあたってくれます」

 俺達の紹介である。
 リンディ提督の紹介に緊張気味に立ち上がる二人と平然としている俺。
 こういった状況に慣れていないのだから緊張しているのは仕方がないともいえる。
 ちなみに臨時局員という形については今回の件に関わりアースラに滞在する上で一番手続きがやりやすいとのことで受けることにした。

「「「よろしくお願いします」」」

 と一応はなのは達に合わせ頭を下げておく。
 下手な軋轢はないに越したことはない。

 それに俺達が臨時局員としてアースラの中で自由にしながら出動になるのもジュエルシードの位置が特定されてからだ。
 位置特定の機材に関しては知識がないのでこちらとしては出る幕はない。
 要するに見つかったら出動して、ジュエルシードを確保する役目である。
 フェイトの親に関する情報も俺ではどうしようもないので待つしかない。

「……後手ばかりだな」

 こうして考えると基本的には俺から動く事はできない。
 なかなかうまくいかないモノだ。

 まあ、それとは別として

「はあ」

 恍惚の表情で緑茶を飲むリンディ提督。
 いや、これは緑茶と呼んでいいのか?
 砂糖をスプーン大盛り二杯にミルク入りの元緑茶。
 正直、見ていて胸焼けしそうである。
 もっともそれを当たり前のように見ているエイミィさんや他のクルー達の様子からしていつもこれを飲んでいるらしい。
 それにこの容姿でクロノの母親である。

「リンディ提督といい、桃子さんといい、とてもそうは見えんな」

 この世界の不思議の一つだな。

 内心でそんな関係のない事を考えながら、俺達のアースラでの生活が始まった。 
 

 
後書き
今週第二話目でした。

今回は三連休という事もあってもう一話更新します。

では 
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