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対決!!天本博士対クラウン

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第四百四十一話


               第四百四十一話  よく見てみると
 博士がはじめて創った殺人マシーンを見てだ。小田切君はというと。
 首を捻りつつだ。タロとライゾウに話すのだった。
「あれだね。このロボットって」
「あれ、何かあるの、ロボットに」
「一体何の用なんだよ」
「何か何処かで見た感じがしない?」
 小田切君はこうその二匹に述べた。
「漫画かそれで」
「漫画っていうよりはね」
 どういったものかとだ。話すのはタロだった。
「あれじゃない?ゲームに出てくる感じだと思うけれど」
「ゲームなんだ」
「そう、そっち」
 どちらかというとだ。そちらだというのだ。
「弓とか刀持ってるしね」
「そういうの見て思ったんだ」
 タロはさらに話していく。
「あのロボットはRPGみたいな感じかなって」
「あのロボット達は若しかするとな」
 ライゾウも輪に加わってきた。
「あれじゃないのか?ゲームの終盤でイエスの旦那と一緒にいる」
「ああ、RPGの中ボス」
「そっちじゃないのか?」
「確かに」
 ライゾウのその言葉にだ。小田切君も頷きだ。それでだ。
 彼はだ。ロボットについてさらに話した。
「そう思うとSFチックじゃないかな」
「SFチック。確かにそんな感じはしないね」
「RPGでもファンタジーの世界にいるロボットだよな」
「そういうのってSFじゃなくてファンタジーだとね」
 どうなるかと話す小田切君だった。
「ロボットも何か違うね」
「大いに違うね」
「SFのロボットってな」
 また話すライゾウだった。
「もう完全に銀色で機能的でな」
「そうそう。愛嬌よりも機能美で」
「あのロボットって愛嬌もある感じだしな」
「そうだよね。ただ何も食べないみたいだね」
「エネルギー補給だろ、やっぱり」
 ライゾウは小田切君にこう話した。
「何のエネルギーがどうかって問題もあるけれどな」
「あの博士だからね」
 小田切君は開発者から考えた。ここでは。
「さあ、果たして何をエネルギーにしているか」
「そこも問題だよね」
「一体何だ?」
 タロとライゾウも話す。
 また一つ疑問が出て来た。そのロボットのエネルギーが何かということだ。小田切君達はそのことをだ。一人と二匹で考えていくのだった。


第四百四十一話   完


                 2011・11・23 
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