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対決!!天本博士対クラウン

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第三百十七話


               第三百十七話  辿り着いた場所
 先生達が来たのは。京都上空だった。
 そこにだ。本当に瞬く間に来たのである。
「えっ、もう京都!?」
「ちょっと行っただけなのに」
「ねえ」
「神戸からもう京都って」
 華奈子達六人はこのことにかなり唖然となっていた。
「私達の箒ってそんなに速かったかしら」
「全然。一日かかるわよ」
「それが三十分って」
「どういうこと?」
「はい、それはです」
「先生達の魔法の力で速くなったのですよ」
 先生達はにこりと笑って速く到着したその理由を話した。
「移動速度を速める魔法を使いましたので」
「それでなのです」
「ううん、凄いですね」
「確かに」
 皆先生達のその話を聞いて唖然となっている。
「それだけでもうなんて」
「先生達の魔法って」
「はい、それではです」
「その京都の上です」
 先生達はそこに付いてもだ。顔はにこにことしたままである。そうしてそのえうでだ。箒に乗りながら二人顔を見合わせて話すのであった。
「じゃあね、今日子ちゃん」
「うん、香ちゃん」
 お互いの名前を言い合ってからであった。
「あの魔法を使いましょう」
「ええ、あの魔法ならね」
「すぐに終わるから」
「ええ。この場合一番いいわよね」
 こう話をして。それぞれが手に持っているステッキを上にかざした。
「生首も身体もね」
「一気に消してしまいましょう」
 先生達のその話を聞いた六人はだ。それぞれ首を捻って言う。
「それじゃあ私達は」
「何をするのかしら」
「そうよね。ここまで来て」
「楽器はあるけれど」
 それはなのだった。
「ええと、これを使って?」
「何をすればいいのかしら」
「一体全体」 
 しかしだった。ここで先生達はその六人に言うのだった。
「それではです」
「演奏を御願いしますね」
「演奏なんですか」
「わかりました」
「じゃあ」
 先生達のその言葉に従ってだ。六人はそれぞれ楽器を手に取った。箒の上だがそれでもだった。


第三百十七話   完


               2010・9・15 
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