| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮面ライダー エターナルインフィニティ

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第十六話 四人の竜その十一

「俺達は音也から御前を頼むと言われてるんだからな」
「それにだよ。僕達だって渡が好きだし」
「それで断る筈がない」
 それはラモンと力もだった。
「僕達は友達じゃない」
「友人の頼みを断ることはしない」
「だからね。今回の戦いもね」
「共に戦わせてくれ」
「有り難う。それじゃあ」
 三人の言葉を受けてだ。紅も微笑みになりだ。
 そのうえでだ。こう彼等に言った。
「今回も宜しくね」
「ああ。しかし四人の竜か」
 次狼は紅に教えられたそのことについて言及した。
「それに狼人間か」
「狼っていうと次狼と一緒だよね」
「そうだな。しかし違うところがあるな」 
 それは何かというとだった。
「俺は男だがその娘は女で。しかもだ」
「次狼より狼の遺伝子が強いかな」
「そうみたいだな。俺は姿を変えるが」
 それに対してアイはだった。
「そいつは元からだな。少し話してみたいな」
「僕みたいな半漁人はいないみたいだね」
「フランケンシュタインもいないか」
 ラモンと力は少し寂しそうに述べた。
「まあいいか。何処かの世界にいるだろうし」
「それを楽しみにすることも悪くない」
「そう。それではだ」
 こう話してだった。彼等はだ。
 紅と共に戦うことを述べた。そのうえでだ。
 紅は登校した。三人と一緒だ。その三人を見てだ。
 竜司がだ。少し戸惑いながら言うのだった。
「あの、三人共学生としては潜入されませんよね」
「安心しろ、俺もわかっている」
「僕はその名目で入るけれどね」
「俺は用務員になった」
 三人はそれぞれ竜司に話す。そうしてだ。
 次狼がだ。こう話すのだった。
「しかしだ。俺はだ」
「間違っても学生じゃないわよね」
 かなり無理のある制服姿の英理子が突っ込みを入れる。人のことを言えた義理ではないかも知れなかった。その無理のある制服姿がかなり淫靡であった。
「一応聞くけれど」
「体育教師になった」
 次狼は自分で述べた。
「そういう名目だ」
「まあそれなら通用するけれどね」
「そうだ。ところで狼人がいたな」
「私のことね」
 ここでアイが出て来て言う。
「何か用かしら」
「俺もそうだ」
 こう言ってだ。次狼は変身してみせた。その本来の姿にだ。
 その姿になってからだ。彼は言うのだった。
「これでわかったか」
「あんたもそうだったの」
「俺だけではない。他の奴等もだ」
 次狼はラモンと力に顔を向けて述べる。
「それぞれの種族の最後の生き残りだ」
「こういう姿なんだ」
「この通りだ」
 ラモンと力も本来の姿になる。見れば確かにその通りだった。
 それを見せてだ。彼等は話すのだった。
「わかってくれたかな、これで」
「俺達のことは」
「そうだったんですね」
 竜司は彼等の本来の姿を見て驚かなかった。紅達の話を聞いたからだ。紅にしても人間とファンガイアのハーフと知っているからだ。
 それでだ。特に驚くことなく述べたのだった。
「貴方達も」
「うん、じゃああらためて宜しくね」
「共に戦おう」
 ラモンと力は人間の姿に戻って再び挨拶をした。そうしてだった。
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧