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ハッピークローバー

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第百二十六話 複雑な立場その十一

「それで最近ね」
「よくなってる国が増えたわね」
「そうよね」
「警察もね」
「お仕事してくれてるわね」
「今もね」
 富美子は現在進行形で話した。
「ないわね」
「少なくとも日本じゃね」
「戦前も継承されても」
 それでもというのだ。
「そうはね」
「認めてくれないから」
 だからだというのだ。
「今悪口言う人もね」
「自衛隊について」
「昔の日本軍についても」
 二次大戦までの彼等もというのだ、
「そこはね」
「同じよね」
「いや、アフリカは酷くても」
 理虹は言った。
「そうした国があっても」
「倒れて」
 クーデターでというのだ。
「よくなる国もね」
「あるわね」
「実際ね」
 理虹はアフリカから来た子達から聞いた話をした。
「よくなってきている国もあるし」
「徐々にね」
「とんでもない政権はあっても」
 過去にだ。
「まだね」
「そうした国も出て来ていて」
「希望はね」
 これはというのだ。
「多少でもね」
「あるってね」
 その様にというのだ。
「言えるけれど」
「北朝鮮は」
「クーデターの気配すらないし」
 四半世紀以上噂には出ている。
「そんなのだから」
「それじゃあね」
「世界のどの国よりも」
「希望はなくて」
 そうであってというのだ。
「もうね」
「どうにもならないわね」
「そんな国の軍隊よりも」
「自衛隊の方がいいしね」
「どう見てもね」
 それこそというのだ。
「いいしね、あそこは徴兵制どころか」
「国民皆兵で」
「いや、駄目でしょ」
 富美子は即座に言った。
「もうね」
「それこそよね」
 一華も言った。
「あそこは」
「身分が悪いと兵隊さんにすらなれなくて」
 富美子はそれでと話した。
「扱いも自衛隊よりもね」
「悪いわね」
「昔の日本軍よりも」
「日本軍は普段食べられたし」
 二次大戦のガダルカナルやインパール攻略作戦でのことはあくまで例外である、どちらも補給に深刻な問題があったからこそのことだ。 
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