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オズのエマおばさん

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第二幕その二

「私のおばさんとおじさんを今度はカドリングの山の麓の街に案内してね」
「そこでなのね」
「山の幸を楽しんでもらおうってね」
 ビリーナに答えました。
「考えていてね」
「それでなのね」
「今そのお話をしているの」
「それだと誰が一緒に行くのかしら」
 エリカはドロシーに言ってきました。
「その街に」
「勿論私とトトはね」
 ドロシーはビリーナにすぐに答えました。
「欠かせないわ」
「そうよね、あのお二人の案内なら」
「家族の私達はね」
「そうよね」
「食べに行くのなら食べる必要のない人は行くことはないわね」
 ガラスの猫はすぐにこう考えました。
「食べることを楽しんだし」
「だから貴女はなの」
「行かないわ」
 ドロシーに一言で答えました。
「宮殿で遊んでいるわ」
「そうするのね」
「次に他の国に行くまでね」
「まあね、僕もいいかな」
 かかしも言いました。
「食べる必要がないんだしね」
「それに僕達はウィンキーでやることがあるしね」
 樵はこう言いました。
「政治でね」
「そうだよね」
「だから僕達は今回はね」
「ドロシーには同行出来ないね」
「残念だけれど」
「僕もなんだよね」 
 ジャックも言ってきました。
「かかしさん樵さんと一緒にウィンキーの政治にあたらないといけないんだよね」
「あたしはリンキティンク王の国に行かないとね」 
「私とーー一緒にーーですーーね」
「外交でね」
「そうーーですーーね」
「まあ食べる必要のない人はそういうことで」
 それでというのです。
「皆不参加ね」
「今回のーードロシさんのーーことにーーは」
「また今度の機会ね」
「私はキャプテンさんとオーク牧場の視察に行くし」
 トロットも言っていきました。
「申し訳ないけれど」
「今回はね」
 キャプテンも言います。
「そういうことでね」
「私もそちらに行くわ」 
 エリカもでした。
「今回はトロット達と一緒よ」
「私もハンクとお空の国々に行くし」
「これからね」
 ハンクも言うのでした。
「そうなんだよね」
「私が動かす飛行船に乗ってね」
 魔法使いも言うのでした。
「そうするね」
「ええ、私達は」
 ベッツイは魔法使いにも応えました。
「そうするのよね」
「これからね」
「私は都に残らないといけないわ」
 オズマ言ってきました。 
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