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金木犀の許嫁

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第十三話 無理はしたら駄目その十一

「美味しいわ」
「そうなのね。ただ私ってオートミールってね」
「あまり作らないわよね」
「賞味期限が近いなら作るけれど」
 そうであるがというのだ。
「そうでないとね」
「作らないわよね」
「ええ、けれどね」 
 それがというのだ。
「今回はね」
「どうして作ったか」
「賞味期限切れまだ先だったけれど」
「あれじゃない?風邪は大丈夫よね」
「ええ」
 姉にその通りだと答えた。
「もうね」
「そうでしょ、けれどね」
「それでもなのね」
「風邪が治ったばかりでね」
 そうであってというのだ。
「お粥みたいなの食べたかったのよ」
「私自身が」
「それでなのよ」
「そうなのね」
「オートミールはお粥ですね」
 白華も言ってきた。
「言うなら」
「ええ、あちらのね」
 夜空もそれはと答えた。
「そうよ」
「それで、です」
「お粥みたいなの食べたくて」
「無意識に身体が求めていてです」
 そうした食べものをというのだ。
「それで、です」
「そうなのね」
「ですから」 
 それでというのだ。
「特にです」
「おかしなことはないのね」
「そうだと思います」
「そうなのね」
「私フレークも好きでして」
「あちらもなのね」
「フレークをお皿に入れまして」 
 そうしてというのだ。
「牛乳をかけて食べる」
「あれ好きなのね」
「おやつでも好きです」
 そちらで食べてもというのだ。
「勿論和食も好きですが」
「オートミールも好きで」
「フレークもです」
 こちらもというのです。
「そうです」
「そうなのね」
「はい、美味しくて栄養があって」
 フレークはというのだ、実際多くの野菜や果物から作られていてその栄養バランスはかなりのものである。
「保存も利くので」
「だからなのね」
「好きです、牛乳をかけて」
「そうして食べて」
「食べやすいですから」
 このこともあってというのだ。
「好きです」
「じゃあ今度作る?とはいってもね」
 夜空は今はオートミールを食べている、そのうえで言うのだった。
「フレークって作ると言うまでもね」
「ないですか」
「お皿に入れて」
 そのフレークをだ。 
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