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星河の覇皇

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第八十六部第二章 教育改革その二十九

「彼等のうち何ヶ国、一国でも衰退期に入り」
「我々が繁栄期になったなら」
「その時にですね」
「肩を並べることが出来ますね」
「我々も」
「そうなる、だから不可能ではないのだ」
 例え難しくとも、というのだ。
「だから私は今こうして言うのだ」
「我が国を六大国と肩を並べる国にする」
「その様に言われるのですね」
「首相は」
「大統領に就任したらその為に動く、しかも連合は戦争はない」
 例えいがみ合いが多くともだ。
「軍事費への負担も殆どない」
「発展にかなり予算を回せますね」
「軍事費がないので」
「その負担が殆どないので」
「だからだ」
 このこともあってというのだ。
「発展させようと思えばな」
「楽ですね」
「産業にかなりの予算を注ぎ込めるので」
「それ故に」
「教育や福祉の予算があり」
 そしてというのだ。
「残りのかなりの部分をな」
「産業の育成と発展に回せる」
「だからですね」
「発展しやすいですね」
「連合の国々は」
「これは六大国もそうでだ」
 今言っているこの国々もというのだ。
「実際にだ」
「そうして発展してきました、あの国々も」
「そうしてきました」
「そして今に至ります」
「左様ですね」
「そしてそれは我が国も同じだ」
 メキシコもというのだ。
「やはりな」
「産業を発展させやすく」
「国家を豊かにしやすいですね」
「我がメキシコも」
「そうした国だからな」
 ガラサは話した。
「それをどう的確に行うかでだ」
「違ってきますね」
「国力の発展は」
「その国の現状でどの産業を発展させるか」
「それが問題ですが」
「それも見極めているつもりだ」
 既にというのだ。
「産業のこともな」
「ではその産業は」
「一体何でしょうか」
「メキシコで発展させるべき産業は」
「今の時点では」
「それはだ」
 まさにというのだ。
「造船だ」
「それですか」
「造船業ですか」
「それを発展させるべきですか」
「今のメキシコは」
「我が国は連合の中で造船業が盛んでだ」
 今の連合の中ではというのだ。
「宇宙船も水上船もだ」
「売れ行きがいいですね」
「どちらも」
「人口増加に拍車がかかり船も必要になっていますし」
「これまでよりも遥かに」
「それならですね」
「得意の造船業でだ」
 それでというのだ。 
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