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仮面ライダーダブル 最高のパートナー

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第二十八章

「必ず貴様を倒す」
「好きにしろ。今度もだ」
「勝ってみせるよ」
「なら私もだ」
「次は。必ず」
 加頭とネオンも最後に言った。そうしてだった。
 三人はだ。その姿を消した。それで終わりだった。
 左とフィリップはだ。その中でだった。
 ライダー、白と黒のその姿のままでだ。先に進みながら言うのだった。
「じゃあな。最後の戦いだな」
「うん、この屋敷でのね」
「そうだ、覚悟はいいな」
「最初からそれはできているよ」
 こう言葉を交えさせてだ。そのうえでだ。
 彼等は先に進む。そうして辿り着いたのはだ。
 井戸の奥、最深部でだった。そこはだ。
 何もない場所だった。暗闇の中に荒野があった。そしてだ。
 そこにだ。影がいたのだった。
「来たな、ライダー達よ」
「影の姿か」
「今はその姿なんだね」
「そうだ、今はこの姿を取っている」
 実際にだ。そう言う彼はというとだ。
 二人にだ。己の名前を問うたのだった。
「君達は既に私の名前は知っているな」
「スサノオ」
「そうだね」
 二人もだ。影の言葉に応えて述べた。
「それが貴様の名前だな」
「多くの姿を取ってきたけれど」
「如何にも。その通りだ」
 影が消えていく。そうして出て来たのは。
 ホラードーパメントだった。しかしその姿はだ。
 あの園咲流兵衛がなっていたものではなかった。より巨大で禍々しい。タブー、クレイドール、そにナスカまで合わせただ。異様なものであった。
 その姿でだ。二人に対して告げるのであった。
「そしてこれが私の今の姿だ」
「ホラードーパメント、いや違うな」
「また別の姿だね」
「そう。あえて言うならだ」
 どうした名なのかをだ。彼は話した。
「ヘルドーパメントだ」
「ヘル、地獄か」
「それだというのだね」
「その通りだ。地獄だ」
 それだと話すスサノオだった。
「覚えてくれただろうか」
「その名前だったらな」
「すぐに覚えられるよ」
 まさにだ。その通りだと返す二人だった。
「ヘルドーパメントだな」
「覚えたよ」
「覚えてくれたか。それならばだ」
 減るドーパメントはだ。彼等の言葉を聞いてだ。
 そうしてだった。二人に対してこう言うのだった。
「では。はじめるとするか」
「最後の闘いか」
「それをだね」
「そうだ、はじめるとしよう」
 こう二人に言うのだった。
「それでいいな」
「最初からそのつもりで来た」
「それならね」
 二人もだ。受けない筈がなかった。それでだった。
 すぐにだ。新しいガイアメモリを出す。そしてそのメモリをベルトに入れてだった。
「エクスストリーム」
 姿が変わった。あの緑と黒の姿にだ。
 その姿になってだ。ヘルドーパメントに言うのだった。
「はじめるか」
「今からね」
「そうだな。それではだ」
 ヘルドーパメントも彼等の言葉を受けた。こうしてだった。
 最後の戦いがはじまった。まずはだ。
 ドーパメントがだ。その両手からだ。
 凄まじい黒い波動を出してきた。それでだ。
 ライダーを撃つ。そのうえで左に問うのだった。
「左翔太郎よ」
「何だ?」
「君は恐怖を克服したか」
 問うのはこのことだった。
「それはどうだ」
「少なくともそうしたつもりだ」 
 左は強い声でその問いに応えた。
 
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