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星河の覇皇

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第八十六部第二章 教育改革その十七

「かろうじてです」
「五段階ですか」
「それで普通に四段階程度で」
「一段低いですね」
「より努力して」
 普通に、以上にというのだ。
「五段階に至ります」
「だからですね」
「ですから」
「必死に努力すべきですね」
「そうです、もっと言えば段階ではなく」
「有効性ですね」
「それ次第で」
 まさにというのだ。
「段階ではです」
「なくて」
「そしてです」
 それでというのだ。
「有効な改革を行い」
「連合の教育をよくする」
「それがいいかと、ただ段階を有効性とです」
「していますね」
「はい、そしてギルフォード総統は」
「エウロパの現状と今後を見極めて」
「あの改革案を採用してです」 
 そうしてというのだ。
「導入しましたから」
「警戒すべきですね」
「まさに」
 そうだというのだ。
「あれには私も目を瞠りました」
「伊東首相としても」
「そうなりました、エウロパによく合った」
「そうしたものですね」
「エウロパは今度人口を増加させていきますし」
「優れた人材が増えますね」
「エウロパを発展させる為の」
 まさにあの国の為のというのだ。
「優秀な人材をです」
「揃えてきますね」
「それが驚異となります」
「連合にとって」
「優れた人材こそが最も驚異ですから」
 このことが事実だからというのだ。
「警戒すべきです」
「まさにその通りです、ビスマルクとモルトケがいて」
「プロイセンはドイツ帝国を築きました」
「強力な軍隊に産業がありましたが」
 その二つだけでなくというのだ。
「人材もいて」
「プロイセンは強国となり」
「ドイツ帝国を築くに至った」
「それならば」
 まさにというのだ。
「人材こそが最も強力な武器である」
「そうなりますね」
 こう話した、そしてだった。
 キロモトはここで紅茶を飲み各国の首脳達に話した。
「我々はこれからは教育省及び文部省は」
「互いに議論して」
「そのうえで、ですね」
「教育改革を行っていく」
「そうしていきますね」
「これまで以上に、そうして」
 そのうえでというのだ。
「優れた人材を多く擁していき」
「エウロパに勝つ」
「そうしていきますね」
「我々としては」
「我々の教育のあり方で」
「我々は自由の国です」
 キロモトはこのことを話に出した。 
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