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星河の覇皇

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第八十六部第二章 教育改革その四

「我々としてはだ」
「そうした視点に立ってですか」
「教育を考えるべきだ、むしろ我々は四兆の市民もっと増えていくが」
「幸福になり」
「そのもたらす富でだ」
「国家もですね」
「豊かになる、その莫大な富即ち国力がな」 
 これがというのだ。
「連合を発展させる、エウロパが優れた人材を多く揃えてだ」
「その人材で発展しても」
「そうしたことによってな」
「我々はよりですか」
「発展すればいい、勿論連合にも問題点はある」
 これはというのだ。
「ならだ」
「それならですね」
「そこを改善してだ」
「よりよい教育体制にして」
「発展すべきだ」
「それが重要ですか」
「そうだ、問題はだ」
 それはというと。
「連合のことだ」
「エウロパではなく」
「そうだ、エウロパの教育を取り入れるなら」
 それならとだ、上司は部下にこうも話した。
「連合ではなくサハラの方がだ」
「相応しいですか」
「あの国は中央集権国家になる」
「皇帝を中心とした」
「そうなる様だからな」
「だからですか」
「エウロパも中央集権国家でありだ」
 そしてというのだ。
「あの国もな」
「そうなるからですね」
「だからだ」
 それ故にというのだ。
「あの国の方が遥かにな」
「エウロパの教育制度が合っていますね」
「その筈だ」
「そうですか、そういえばサハラは」
 部下はここでそのサハラのことを話した。
「もうそろそろです」
「統一が見えてきたな」
「もう間近ですね」
「オムダーマンはもうティムールの首都サマルカンドに近付いているな」
「あと少しですね」
「そこまで来るとな」
 それこそというのだ。
「もうだ」
「それならですね」
「そうだ」 
 最早というのだ。
「あと少しでだ」
「サハラも統一ですね」
「統一すれば」
「もうそこからですね」
「統一した国家の統治に入るからな」
「だからですね」
「それでだ」
 その為にというのだ。
「そうしたことも考える必要があるが」
「その時がですね」
「間近に近付いているな」
「そうなっていますか」
「もうあそこまで来るとな」
 サマルカンド、首都まで近付くと、というのだ。 
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