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星河の覇皇

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第八十六部第一章 貴族達の嘲笑その七十八

「それはです」
「そうだな」
「そこで完成されるなぞ」
 それこそというのだ。
「有り得ません」
「左様ですね」
「そうだ、大学を出ても二十代だ」
「そこからまだまだありますね」
「エウロパの平均寿命は九十近い」
「その九十近くまで、ですね」
「流石にそこまで働くことは無理でもな」
 それでもというのだ。
「まだな」
「この時代では八十までは」
「働けるからな
 このことは個人差がある、やはり身体に限界がきたりするのだ。
「そこまでな、もっと言えば」
「引退してもですね」
「何かしらの形でな」
「エウロパに貢献してもらえますね」
「だからだ」
「教育はですね」
「一生のものでだ」
「行ってもらいますね」
「そうだ、だからだ」
 それでというのだ。
「教育は一生のものと考えることだ」
「そうして行っていきますね」
「言うまでもなく学校での教育は重要だが」
 それに限らずというのだ。
「エウロパ全体でな」
「エウロパの全市民がですね」
「生涯教育を受けてだ」
 そうしてというのだ。
「そしてだ」
「優れた人材になってもらいますね」
「そうだ」
 まさにというのだ。
「一生な、そして次の世代もな」
「同じですね」
「むしろより優れた人材をな」
 先の世代よりもというのだ。
「育ててだ」
「そのうえで、ですね」
「エウロパに役立ってもらう、カエサルは一人でも偉大だったな」
「政治、軍事において」
「ナポレオンもな、しかしな」
 それでもというのだ。
「それぞれの分野で素晴らしい人材が多くいてだ」
「次の世代また次の世代に続くなら」
「カエサルが続いて出るとなるとな」
「これだけ有り難いものはないですね」
「連合の雑多な、それぞれ好きな分野に進めばいいそして楽しめばいいというな」
「そうした教育は、ですね」
「それなりの人材は出てもだ」
 それでもというのだ。 
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