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星河の覇皇

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第八十六部第一章 貴族達の嘲笑その五十六

「だからだ」
「危険ですね」
「そうした組織は」
「だからですね」
「警戒してですね」
「潰していくのですね」
「よく見ることだ、ネットでそうした連中は工作をしているが」
 カミュは彼等のそうしたことの話をさらにした。
「自分の気に入らない勢力への誹謗中傷もだ」
「行っていますか」
「そうしたこともしていますか」
「正々堂々と対するのではなく」
「そうもしていますか」
「そして印象操作もだ」
 それもというのだ。
「行っている、論理よりもだ」
「工作ですね」
「そして誹謗中傷ですね」
「それを使いますか」
「政治的にも」
「本来の場所でも行うがな」
 その工作、誹謗中傷も含めたそれをというのだ。
「それは」
「自分が敵視する宗教団体への攻撃ですね」
「事実無根な話を流す」
「そうして貶めてきますね」
「そうもしてきますね」
「そうもする、宗教は宗教でもだ」
 それでもというのだ。
「カルト、そして似非だ」
「左様ですね」
「そうした教団は」
「だからこそ危険で」
「放置出来ないですね」
「そうだ、しかし宗教は複雑なものだ」
 カミュは難しい顔でこうも述べた。
「実にな」
「毒にもなれば薬にもなりますね」
「人を救いもしますが死なせもする」
「どちらにもなりますね」
「正しい宗教、信仰は薬でありだ」
 そちらになってというのだ。
「人を救うが」
「カルトならですね」
「毒になりますね」
「そして人を死なせますね」
「おかしくさせる、だが私が先程言った特徴がだ」
 金に汚い、訴訟をよく起こす等のそれがというのだ。このことはこの時代においても変わらないと言われている。
「あるからな」
「注意して見ることですね」
「その宗教団体がカルトかどうか」
「そしてカルトならですね」
「間違っても入らないことですね」
「そして影響が見られるとな」
 その場合はというと。
「離れることだ」
「その場から」
「そして影響を受けている人物から」
「すぐにそうすべきですね」
「そうすることだ、染まると出られることは出られるが」
 先程話した愚か者達の様にだ。
「だが後悔もして抜け出ることが難しい場合もある」
「だからですね」
「出来れば最初からですね」
「警戒して近寄らないことですね」
「それが一番ですね」
「キリストが政治的な権力を求めたか」  
 そもそも、そうした言葉だった。 
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