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星河の覇皇

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第八十六部第一章 貴族達の嘲笑その十三

「ですから」
「それで、ですね」
「この度も止まらない」
「そう考えてですね」
「手を打っていきますね」
「そうします、そして連合の経済成長の鈍化も望んでいますが」
 このこともというのだ。
「中央政府と各国政府の政治闘争による。ですが」
「それでもですね」
「それは起きない」
「そう最悪の事態を考えてですね」
「動かれますね」
「政治として。楽観論はです」
 政治におけるそれはというのだ。
「よくありません」
「左様ですね」
「それは失敗のもとです」
「楽観したそこから崩れます」
「そうなりますね」
「ですから」
 それ故にというのだ。
「決してです」
「楽観されず」
「そうしてですね」
「ことにあたられ」
「動かれますね」
「はい」
 そうするというのだ。
「ここは、連合はブルーチーズです」
「あの匂いのする」
「はい、そうです」
 カミュはある貴婦人の言葉に応えた。
 そしてそのブルーチーズを手に取ってから一口食べてそうしてそのうえで貴婦人に対してさらに話した。
「ブルーチーズから匂いはそのままで」
「味をですね」
「なくして巨大にしたものが」
 それがというのだ。
「連合ですので」
「だからですね」
「はい、ですから」
 それでというのだ。
「警戒してです」
「最悪の事態を考えておられるのですね」
「チーズの匂いは侮るな」
 カミュは笑ってこうも言った。
「そう言いますね」
「はい、ですから」
「それで、ですね」
「チーズはです」
 それはというのだ。
「匂いを侮らず」
「そしてですね」
「食べるなり調理しますね」
「特にブルーチーズは」
「ですから」
 それでというのだ。
「総統も私もです」
「是非ですね」
「そうです」
 まさにというのだ。
「連合には特にです」
「最悪の事態を考えてです」
「そのうえで、ですね」
「やっていきます。ですが」
 ここでこうもだ、カミュは話した。
「実は私は見ての通りです」
「ブルーチーズはお好きですね」
「左様ですね」
「そういえばよく召し上がられていますね」
「今もですし」
「味が好きで」
 ブルーチーズのそれがというのだ。 
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