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ハッピークローバー

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第百十六話 半ズボンの有り難さその十六

「もうね」
「ぞっとするわね」
「虫唾が走るわね」
「そんなことがあったって思うとね」
「今やっとね」
 そうした感じでというのだ。
「先生に変な人多いってわかってきたのよね」
「世の中ね」
「それで色々悪事が出るけれど」
 教師達の異常なまでの暴力事件や性犯罪の発生率が問題になってきたのだ。
「それは表に出る様になったからで」
「昔は隠されていて」
「体操服が半ズボンでもそうなのよ」
「まあ制服は短くなったけれどね」 
 スカートがだ、ただこれは折ってそうしている場合が多い。
「しかしね」
「それでもよね」
「ええ、ブルマだと」
 理虹も虫唾が走る思いを感じて言った。
「余計にね」
「そうしたお話多かったわよ」
「怖いわね」
 これはまだ日教組という偏向の極みにありかつ教師の悪事を隠蔽し庇う組織の力が強かったからだと言われている。
「それはまた」
「絶対によ」
 まただ、妹は言った。
「穿かないわよ」
「半ズボンがいいわね」
「半ズボンでいられるだけでね」
 体育の授業の時はというのだ。
「幸せよ」
「そうね、変な目で見られないだけでもね」
「半ズボンだと見ないでしょ」
「誰も変な目でね」
 理虹は答えた。
「何でもないわよ」
「露出ないからね」
「それにブルマって」
 理虹はさらに話した。
「ちょっと動いたらずり上がって」
「下着はみ出るでしょ」
「そうしたデザインよね」
「下着見えるってね」
「それも嫌よね」
「あのね、羞恥プレイでしょ」
 妹は実に嫌そうに語った。
「それって」
「女の子に対する」
「それ穿いて体育の授業受けろとか」
 それはいうと。
「顧問が洒落にならない暴力教師でね」
「その部活に行って殴られてこいっていうのと同じよね」
「それで何かあったらどうするのよ」
「殴られて怪我したら」
「障害受けてね。行けって言った人責任取れるの?」
 妹の声はシビアなものだった。
「殴られて怪我して障害受けて来いっていうことで本当に障害者になったら」
「その暴力教師はどうせクビにならないし」
 当然責任も取らない、教育で話が済んだのでそれで生徒がどうなっても教師達は責任を取ることがなかったのだ。
「言った人もね」
「責任取らないに決まってるけれど」 
 それでもというのだ。
「本来ならね」
「その人の面倒一生みないと駄目ね」
「さもないとよね」
 理虹は言った。
「間違ってるわね」
「その人が行けって言って行って怪我したのよ」
「それならね」
「その人に責任あるでしょ」
「どう見てもね」
「ブルマも同じよ」
「女の子をセクハラの危険に晒して」
 そうしてというのだ。 
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