| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

八条学園騒動記

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第七百三十七話 シュールリアリズムの植物その一

               シュールリアリズムの植物
 彰子はクラスで七海に言った。
「最近うちの植物園凄いらしいね」
「そうなの?」
「何かブラジルのサンパウロ星系の植物を入れたら」
 そうすればというのだ。
「あそこのアマゾンのね」
「ブラジルっていうとね」
 七海は彰子の言葉を聞いて言った。
「元々地球でもね」
「アマゾンあったし」
「今でもね」
 銀河のこの時代でもというのだ。
「普通にどの星でもね」
「アマゾンが広いのよね」
「それでなのね」
「サンパウロ星系のホセっていう星のアマゾンが凄くて」
「そこの植物も」
「何かね」
 七海にさらに話した。
「極彩色で形もね」
「独特なの」
「凄いらしいから」
 だからだというのだ。
「今度ね」
「行って見てみるの」
「それで七海もどう?」
 ここで彼女に言った。
「今日の放課後でもね」
「植物園に行って」
「見てみる?」
 その植物達をというのだ。
「そうする?」
「そうね」
 七海はそれならと頷いて答えた。
「今日の放課後時間あるし」
「それじゃあね」
「行きましょう」
 彰子に笑顔で答えた。
「今日にね」
「そうしましょう」
「しかし」
 ここで七海は彰子にこう言った。
「そんなに凄いの」
「そうみたいよ、普通アマゾンっていったらそこの植物の色でしょ」
「緑だったらそれでね」
「緑が一番多いわね」
「それでね」
 そのうえでというのだ。
「青とか黒とか」
「紫とかね」
「そうした色になるけれど」
 それがというのだ。
「そこは色々な色があって」
「それでなの」
「極彩色で」
「植物の形もなのね」
「物凄くて」
 それでというのだ。
「かなりね」
「見応えあるの」
「そうみたいよ」
「そうなのね、それじゃあ」
「行くわね」
「そうしましょう」
 こう彰子に答えたのだった。
「面白そうだしね」
「それじゃあね」
「ええ、ただね」 
 七海はこうも言った。
「連合って色々凄い場所あるわね」
「星が多いからね」
 彰子はその為だと答えた。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧