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夢幻水滸伝

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第三百三十四話 フェニックス攻略その四

「そしてや」
「戦われ」
「そうしてですね」
「街を攻めますね」
「そうされますね」
「そうするわ」
 こう将兵達に告げた。
「ええな」
「はい、わかりました」
「それではです」
「その様にお願いします」
「ほなな、そして」
 それにというのだった。
「攻め方やがまず城壁と城門をや」
「徹底的に攻撃しますね」
「いつも通り」
「そうしますね」
「そうする、敵の大砲もや」
 これには高射砲も含まれる。
「攻撃してな」
「潰しますね」
「そうして丸裸にしますね」
「フェニックスを」
「それに徹するで、市街地は攻撃せん」
 城壁の中にあるそちらはというのだ。
「一切な、また流れ弾がない様にもや」
「配慮しますね」
「城壁や城門は攻撃しても」
「市街地は攻めへん」
「そうします」
「それから軍事施設も攻撃してや」
 城壁や城門を攻撃した後はというのだ。
「軍需工業もそうするけどな」
「それでもですね」
「民需の方は攻撃しませんね」
「そうしますね」
「民需はすぐに働いてもらうしな」
 街を占領したらというのだ。
「わい等の勢力に入ればな」
「そうなりますし」
「また民間施設ですので」
「決して攻撃しませんね」
「そちらは」
「そや、そしてや」
 そのうえでというのだ。
「やってくで」
「わかりました、ではです」
「これより攻撃に入りましょう」
「大砲も航空機も用い」
「術もまた」
「そうして戦うで、ほなわいも出るわ」 
 トウェインはこう言ってサンダーバードを出した、そうしてだった。
 その背に飛び乗ると全軍に総攻撃を命じた、自身は航空隊と合流しそのうえで制空権を握っていることからすぐに空からの攻撃にかかった。 
 フェニックスの守りも堅固だ、だが。
「ええか、わいのミョッルニルとや」
「私の雷撃で、ですね」
「砲撃、空爆とな」
「術の攻撃ですね」
「それを合わせてな」  
 そうしてというのだ。
「城壁も城門もや」
「破壊しますね」
「そうするで、あと敵の対空陣地は」
 トウェインは自分を乗せ空高く飛んでいるサンダーバードに話した。
「あまり動いてへんな」
「将兵の数が少ないので」
 サンダーバードはすぐに答えた。
「だからですね」
「それでやな」
「はい、敵の防御全体が弱くなっていて」
「対空攻撃もやな」
「ホイットマン様は」  
 サンダーバードは敵将である彼のことを話した。 
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